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公開番号
2025136796
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024035649
出願日
2024-03-08
発明の名称
グリストラップから油分を回収しリサイクルする方法
出願人
ASPiA JAPAN株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C11B
13/04 20060101AFI20250911BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約
【課題】グリストラップで発生する大量の油分を含む汚泥の清掃を容易にし、かつ産業廃棄物として処理されていたグリストラップで発生する油吸着材を有効活用することができるリサイクル方法を提供する。
【解決手段】グリストラップ1が設置された事業所10から、グリストラップ1に配置され、排水中の油分を吸着した、ポリプロピレンナノファイバーを含むポリプロピレン繊維を集積したシート状の油吸着材2を回収して、処理施設30に輸送し、処理施設30において、油吸着材2が吸着した油分を抽出し、再生燃料および/または再生油を製造する、グリストラップから油分を回収しリサイクルする方法。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
グリストラップが設置された事業所から、前記グリストラップに配置され、排水中の油分を吸着した、ポリプロピレンナノファイバーを含むポリプロピレン繊維を集積したシート状の油吸着材を回収して、処理施設に輸送し、
前記処理施設において、前記油吸着材が吸着した油分を抽出し、再生燃料および/または再生油を製造する、グリストラップから油分を回収しリサイクルする方法。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記油吸着材が、100%ポリプロピレン製である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記油吸着材が、自重の50倍以上の油分を吸着する油吸着能を有し、かつ、500ccの軽油を吸着させて5分吊り下げる吊り下げ試験における油保持率が95%以上である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記油吸着材が、繊維径100nm以上500nm以下のポリプロピレンナノファイバーと、繊維径1μm超20μm以下のポリプロピレンマイクロファイバーとを含むポリプロピレン繊維が絡み合った構造であり、目付が、150g/m
2
~300g/m
2
である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
前記グリストラップには、微生物の増殖を抑制する能力を有する浄化剤が投入されている、請求項1または2に記載の方法。
【請求項6】
前記グリストラップに、15~50g/枚の前記油吸着材を3枚以上配置して使用し、5~10日ごとに、前記記油吸着材を回収する、請求項1または2に記載の方法。
【請求項7】
前記油吸着材から油分を採取した後の繊維残渣を、油化処理して再利用する、請求項1または2に記載の方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、グリストラップから油分を回収しリサイクルする方法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
飲食店等の油を多量に使用する事業所は、下水道法や水質汚濁防止法に基づいた排水基準を満たすためにグリストラップを設置し、下水に油が流れ出ない様に対策を打っている。グリストラップ内に蓄積される油を含む汚泥は、一定期間ごとに、専門業者が産業廃棄物として回収し、適切な化学処理を行った後に、焼却や埋め立て等の処理が行われている。
【0003】
また、グリストラップ内に油吸着材を配置し、排水中の油分を除去する方法が知られている(例えば、特許文献1、2など)。この油吸着材についても、汚泥と同様に、産業廃棄物として処理されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-277657号公報
特開2003-164867号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
グリストラップ内に蓄積される汚泥中に含まれる油分を回収して、リサイクルすることが考えられるが、汚泥には油分だけでなく、水分や食品残渣などが含まれており、汚泥中から再利用可能な油分のみを抽出には、多くの工程や高価な設備が必要になり、現実的ではない。
【0006】
また、グリストラップ内に配置される油吸着材から油分を回収して、リサイクルすることも考えらえる。しかし、汚泥と同様に、綿やパルプ等の一般的な油吸着材は、油分だけでなく水分も吸着してしまうため、油吸着材から油分を取り出すには水分との分離が必要となる。また、油吸着材が水分を吸着してしまうことで、吸着される油分の量が少なくなり、十分な量の油を取り出すことが困難であった。
【0007】
さらに、油吸着材から油分を回収するためには、グリストラップが設置された事業所等から油分を吸着した油吸着材を集めて、処理施設に輸送する必要がある。しかし、一般的な油吸着材は、吸着された油分の保持力が低く、輸送時に油吸着材から油分が漏れ出てしまうため、輸送が困難であるとともに、処理施設において油吸着材から回収できる油分がさらに少なくなるという問題があった。
【0008】
そのため、グリストラップ内に設置された油吸着材は、実際にはリサイクルできないものと認識されており、専門業者が産業廃棄物として回収しているのが実情である。
【0009】
かかる状況下、本発明の目的は、グリストラップで発生する大量の油分を含む汚泥の清掃を容易にし、かつ産業廃棄物として処理されていたグリストラップで発生する油吸着材を有効活用することができるリサイクル方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のグリストラップから油分を回収しリサイクルする方法(以下、「本発明の方法」と記載する場合がある。)は、グリストラップが設置された事業所から、前記グリストラップに配置され、排水中の油分を吸着した、ポリプロピレンナノファイバーを含むポリプロピレン繊維を集積したシート状の油吸着材を回収して、処理施設に輸送し、前記処理施設において、前記油吸着材が吸着した油分を抽出し、再生燃料および/または再生油を製造する、グリストラップから油分を回収しリサイクルする方法である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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