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公開番号
2025128953
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024026018
出願日
2024-02-22
発明の名称
高濃度中性液体洗浄剤組成物
出願人
株式会社ADEKA
,
ADEKAクリーンエイド株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C11D
1/22 20060101AFI20250827BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約
【課題】
水で希釈しても適度な粘度を維持しながらも、低温安定性や洗浄性、泡持続性に優れた高濃縮中性液体洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】
高濃度中性液体洗浄剤組成物は、(A)成分として直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及び/又はその塩、(B)成分として脂肪酸アルカノールアミド、(C)成分として水溶性塩、及び(D)成分として(A)以外のアニオン界面活性剤を含有し、(A)成分と(B)成分の総量が、20質量%以上、55質量%以下でとなるよう構成される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)成分として直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及び/又はその塩、
(B)成分として脂肪酸アルカノールアミド、
(C)成分として水溶性塩、及び
(D)成分として(A)以外のアニオン界面活性剤、
を含有し、(A)成分と(B)成分の総量が、20質量%以上、55質量%以下であることを特徴とする高濃度中性液体洗浄剤組成物。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
(D)成分の質量と(A)成分の質量との質量比(D)/(A)の値が0.0020以上、0.70以下であることを特徴とする、請求項1に記載の高濃度中性液体洗浄剤組成物。
【請求項3】
(C)成分として、アンモニウム塩、アルカノールアミン塩から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の高濃度中性液体洗浄剤組成物。
【請求項4】
(C)成分として塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、クエン酸水素二アンモニウム、クエン酸三アンモニウム、塩酸モノエタノールアミン、硫酸モノエタノールアミン、クエン酸モノエタノールアミン、塩酸ジエタノールアミン、硫酸ジエタノールアミン、クエン酸ジエタノールアミン、塩酸トリエタノールアミン、硫酸トリエタノールアミン、クエン酸トリエタノールアミンから選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の高濃度中性液体洗浄剤組成物。
【請求項5】
(D)成分としてα-オレフィンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、アルカンスルホン酸塩から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の高濃度中性液体洗浄剤組成物。
【請求項6】
(F)成分として、カルボン酸型両性界面活性剤から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の高濃度中性液体洗浄剤組成物。
【請求項7】
(F)成分の質量と、(A)成分と(B)成分との総量との質量比(F)/((A)+(B))の値が、0.0030以上、0.50以下であることを特徴とする、請求項1及び2に記載の高濃度中性液体洗浄剤組成物。
【請求項8】
(G)成分として、アルコール系溶剤、グリコール系溶剤、尿素から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の高濃度中性液体洗浄剤組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は高濃度中性液体洗浄剤組成物に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
消費者の環境に対する意識の高まりに伴い、環境にやさしい製品の開発や販売の重要性が増しており、洗浄剤分野でも環境に配慮した製品が求められている。そのような中、包装容器等の廃棄物低減や輸送時のエネルギー削減が期待されることから、洗浄剤組成物の濃縮化を行い、洗浄剤組成物を収容する容器を小型化することが進められている。また、洗浄剤の使いすぎを防止することで環境に対する負荷を軽減することができることから、使用時に水で希釈した際に適度な粘性を有し、スポンジなどの洗浄用具に洗浄剤を取り分けた際に当該洗浄剤が容易に滴り落ちない程度の良好な粘性を示す洗浄剤が種々開発されている。
【0003】
従来の高濃度洗浄剤組成物として、特許文献1には15℃において、分離した外観を示す相である第一の相と第二の相とを有し、水で所定の倍率に希釈すると、前記第一の相と前記第二の相とは相溶性を示して、均一に分散された一相の液体となることを特徴とする濃縮液体洗剤が開示されている。また、特許文献2には直鎖アルキルベンゼンスルホン酸エタノールアミン塩及び脂肪酸アルカノールアミドを合計60~90重量%含有し、水で希釈時に適度な粘度を有するよう減粘剤及び粘度調整剤を調整した高濃度中性液体洗浄剤組成物が記載されている。更に、特許文献3にはアニオン界面活性剤、アミンオキサイド型界面活性剤等の界面活性剤を30~60質量%含有し、水で希釈時に適度な粘度を有する液体洗浄剤が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-108971号公報
特開平7-118695号公報
特開2002-256299号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では濃縮液体洗浄剤が第一の相と第二の相との2相に分離しているため、水で希釈して使用する際に成分が偏り、十分な洗浄性が発揮できない恐れがある。特許文献2の高濃度中性液体洗浄剤組成物は、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩と脂肪酸アルカノールアミドの配合量が60~90質量%という高濃度の界面活性剤を含有されているため、当該組成物による環境面への影響が懸念され、さらには当該組成物の洗浄性や低温安定性、泡持続性が不明である。特許文献3は水で希釈時にも適度な粘度を有し、油脂に対する洗浄性や低温安定性に優れるものの、希釈倍率が高くなると粘度が低下しており、希釈液の低温安定性が不明である。
【0006】
本発明は上記課題を解決すべく見出された発明である。即ち、水で希釈しても適度な粘度を維持しながらも、低温安定性や、洗浄性、泡持続性に優れた高濃縮中性液体洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明者は鋭意検討した結果、(A)成分として直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及び/又はその塩、(B)成分として脂肪酸アルカノールアミド、(C)成分として水溶性塩、及び(D)成分として(A)以外のアニオン界面活性剤を含有し、(A)成分と(B)成分の総量が、20質量%以上、55質量%以下であることを特徴とする組成物が、水で希釈して使用する際に適度な粘度を維持しながらも低温安定性に優れ、かつ、洗浄性、泡持続性にも優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
即ち、本発明は、
(1)(A)成分として直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及び/又はその塩、(B)成分として脂肪酸アルカノールアミド、(C)成分として水溶性塩、及び(D)成分として(A)以外のアニオン界面活性剤を含有し、(A)成分と(B)成分の総量が、20質量%以上、55質量%以下であることを特徴とする高濃度中性液体洗浄剤組成物、
(2)(D)成分の質量と(A)成分の質量との質量比(D)/(A)の値が0.0020以上、0.70以下であることを特徴とする(1)の高濃度中性液体洗浄剤組成物、
(3)(C)成分として、アンモニウム塩、アルカノールアミン塩から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする(1)又は(2)の高濃度中性液体洗浄剤組成物、
(4)塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、クエン酸水素二アンモニウム、クエン酸三アンモニウム、塩酸モノエタノールアミン、硫酸モノエタノールアミン、クエン酸モノエタノールアミン、塩酸ジエタノールアミン、硫酸ジエタノールアミン、クエン酸ジエタノールアミン、塩酸トリエタノールアミン、硫酸トリエタノールアミン、クエン酸トリエタノールアミンから選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の高濃度中性液体洗浄剤組成物、
(5)(D)成分としてα-オレフィンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、アルカンスルホン酸塩から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする(1)又は(2)の高濃度中性液体洗浄剤組成物、
(6)(F)成分としてカルボン酸型両性界面活性剤をから選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする(1)又は(2)の高濃度中性液体洗浄剤組成物、
(7)(F)成分の質量と、(A)成分と(B)成分との総量との質量比(F)/((A)+(B))の値が、0.0030以上、0.50以下であることを特徴とする、(1)又は(2)の高濃度中性液体洗浄剤組成物、
(8)(G)成分として、アルコール系溶剤、グリコール系溶剤、尿素から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする(1)又は(2)の高濃度中性液体洗浄剤組成物、
を要旨とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の高濃度中性液体洗浄剤組成物は、水で希釈して使用時に適度な粘度を維持しながらも低温安定性、洗浄性、泡持続性に優れる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の高濃度中性液体洗浄剤組成物は、(A)成分として直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及び/又はその塩、(B)成分として脂肪酸アルカノールアミド、(C)成分として水溶性塩、及び(D)成分として(A)以外のアニオン界面活性剤を含有し、(A)成分と(B)成分の総量が、20質量%以上、55質量%以下であることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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