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公開番号
2025169326
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-12
出願番号
2025134374,2024027467
出願日
2025-08-12,2019-09-25
発明の名称
合成樹脂組成物、その成形体、合成樹脂組成物の製造方法および合成樹脂の透明性改善方法
出願人
株式会社ADEKA
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
23/00 20060101AFI20251105BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】合成樹脂に優れた透明性を付与することができる新規な核剤を含む合成樹脂組成物、その成形体、合成樹脂組成物の製造方法および合成樹脂の透明性改善方法を提供する。
【解決手段】合成樹脂と、核剤と、を含有し、合成樹脂が、ポリオレフィン系樹脂(含ハロゲン樹脂を除く)を含み、核剤が、下記一般式(1)で表されるトリアジン化合物の1種以上を含み、核剤の含有量が、合成樹脂100質量部に対して、0.001~10質量部である合成樹脂組成物である。
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
合成樹脂と、核剤と、を含有し、
前記合成樹脂が、ポリオレフィン系樹脂(含ハロゲン樹脂を除く)を含み、
前記核剤が、下記一般式(1)で表されるトリアジン化合物(下記化合物(A)、化合物(B)および化合物(C)を除く)の1種以上を含み、
前記核剤の含有量が、前記合成樹脂100質量部に対して、0.001~10質量部であることを特徴とする合成樹脂組成物。
TIFF
2025169326000023.tif
54
164
(一般式(1)中、Ar
1
、Ar
2
およびAr
3
は、それぞれ独立に、無置換のフェニル基または置換基を有するフェニル基を表し、Ar
1
およびAr
2
が同一の基であり、Ar
3
がAr
1
およびAr
2
とは異なった基である。)
TIFF
2025169326000024.tif
180
169
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
合成樹脂と、核剤と、を含有し、
前記合成樹脂が、ポリオレフィン系樹脂(含ハロゲン樹脂を除く)を含み、
前記核剤が、下記一般式(1)で表されるトリアジン化合物(下記化合物(A)、化合物(B)および化合物(C)を除く)の1種以上を含み、
前記核剤の含有量が、前記合成樹脂100質量部に対して、0.001~10質量部であることを特徴とする合成樹脂組成物。
TIFF
2025169326000025.tif
54
164
(一般式(1)中、Ar
1
、Ar
2
およびAr
3
は、それぞれ独立に、無置換のフェニル基または置換基を有するフェニル基を表し、Ar
1
、Ar
2
およびAr
3
がすべて異なった基である。)
TIFF
2025169326000026.tif
180
169
【請求項3】
請求項1または2記載の合成樹脂組成物から得られることを特徴とする成形体。
【請求項4】
合成樹脂に、核剤を配合する工程を含み、
前記合成樹脂が、ポリオレフィン系樹脂(含ハロゲン樹脂を除く)を含み、
前記核剤が、下記一般式(1)で表されるトリアジン化合物(下記化合物(A)、化合物(B)および化合物(C)を除く)の1種以上を含み、
前記核剤の配合量が、前記合成樹脂100質量部に対して、0.001~10質量部であることを特徴とする合成樹脂組成物の製造方法。
TIFF
2025169326000027.tif
54
164
(一般式(1)中、Ar
1
、Ar
2
およびAr
3
は、それぞれ独立に、無置換のフェニル基または置換基を有するフェニル基を表し、Ar
1
およびAr
2
が同一の基であり、Ar
3
がAr
1
およびAr
2
とは異なった基である。)
TIFF
2025169326000028.tif
180
169
【請求項5】
合成樹脂に、核剤を配合する工程を含み、
前記合成樹脂が、ポリオレフィン系樹脂(含ハロゲン樹脂を除く)を含み、
前記核剤が、下記一般式(1)で表されるトリアジン化合物(下記化合物(A)、化合物(B)および化合物(C)を除く)の1種以上を含み、
前記核剤の配合量が、前記合成樹脂100質量部に対して、0.001~10質量部であることを特徴とする合成樹脂組成物の製造方法。
TIFF
2025169326000029.tif
54
164
(一般式(1)中、Ar
1
、Ar
2
およびAr
3
は、それぞれ独立に、無置換のフェニル基または置換基を有するフェニル基を表し、Ar
1
、Ar
2
およびAr
3
がすべて異なった基である。)
TIFF
2025169326000030.tif
180
169
【請求項6】
合成樹脂に、核剤を配合する工程を含み、
前記合成樹脂が、ポリオレフィン系樹脂(含ハロゲン樹脂を除く)を含み、
前記核剤が、下記一般式(1)で表されるトリアジン化合物の1種以上を含むことを特徴とする合成樹脂の透明性改善方法。
TIFF
2025169326000031.tif
54
164
(一般式(1)中、Ar
1
、Ar
2
およびAr
3
は、それぞれ独立に、無置換のフェニル基または置換基を有するフェニル基を表し、Ar
1
およびAr
2
が同一の基であり、Ar
3
がAr
1
およびAr
2
とは異なった基である。)
【請求項7】
合成樹脂に、核剤を配合する工程を含み、
前記合成樹脂が、ポリオレフィン系樹脂(含ハロゲン樹脂を除く)を含み、
前記核剤が、下記一般式(1)で表されるトリアジン化合物の1種以上を含むことを特徴とする合成樹脂の透明性改善方法。
TIFF
2025169326000032.tif
54
164
(一般式(1)中、Ar
1
、Ar
2
およびAr
3
は、それぞれ独立に、無置換のフェニル基または置換基を有するフェニル基を表し、Ar
1
、Ar
2
およびAr
3
がすべて異なった基である。)
【請求項8】
前記核剤の配合量が、前記合成樹脂100質量部に対して、0.001~10質量部である請求項6または7記載の合成樹脂の透明性改善方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、合成樹脂組成物、その成形体、合成樹脂組成物の製造方法および合成樹脂の透明性改善方法に関し、詳しくは、合成樹脂に優れた透明性を付与することができる新規な核剤を含む合成樹脂組成物、その成形体、合成樹脂組成物の製造方法および合成樹脂の透明性改善方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
合成樹脂、特にポリオレフィン系樹脂は、その成形加工性、耐熱性、力学的特性および低比重等に優れている利点があり、フィルム、シートおよび各種成形品(構造部品等)に広く利用されている。しかしながら、ポリオレフィン系樹脂自身は、一般的には優れた物性を有しているものの、ある種の用途によっては、その樹脂本来の優れた性能が引き出せないために、その適用が制限される場合があった。
【0003】
この欠点は、ポリオレフィン系樹脂の結晶性に由来するものである。ポリオレフィン系樹脂の結晶性を改善して樹脂の透明性を向上させるために、種々の核剤を用いることが広く行われている。
【0004】
かかる核剤としては、例えば、安息香酸ナトリウム、4-第三ブチル安息香酸アルミニウム塩、アジピン酸ナトリウムおよび2ナトリウムビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2,3-ジカルボキシレート等のカルボン酸金属塩、ナトリウムビス(4-第三ブチルフェニル)ホスフェート、ナトリウム-2,2’-メチレンビス(4,6-ジ第三ブチルフェニル)ホスフェートおよびリチウム-2,2’-メチレンビス(4,6-ジ第三ブチルフェニル)ホスフェート等のリン酸エステル金属塩、ジベンジリデンソルビトール、ビス(メチルベンジリデン)ソルビトールおよびビス(ジメチルベンジリデン)ソルビトール等の多価アルコール誘導体等の化合物が挙げられる。
【0005】
また、特許文献1では、ポリマーの曇りを減少させる核剤として、トリスアミド化合物が提案されている。また、特許文献2では、塩化ビニル樹脂等の含ハロゲン樹脂の熱安定性を改善するための安定化剤として、トリスアリールオキシトリアジン化合物が提案されている。さらに、特許文献3では、合成樹脂の流動性改良剤として、トリスアリールオキシトリアジン化合物が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特表2006-518402号公報
特開昭54-4950号公報
特開昭61-14261号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1で提案されているような核剤は、合成樹脂の核剤としての性能は充分ではなく、透明性等の光学特性の改善は満足いくものではなかった。また、特許文献2で提案されているトリスアリールオキシトリアジン化合物や、特許文献3で提案されているトリスアリールオキシトリアジン化合物は、合成樹脂の核剤としての検討がなされていないというのが現状である。
【0008】
そこで、本発明の目的は、合成樹脂に優れた透明性を付与することができる新規な核剤を含む合成樹脂組成物、その成形体、合成樹脂組成物の製造方法および合成樹脂の透明性改善方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、所定の構造を有するトリアジン化合物が、合成樹脂の優れた核剤となり、これを用いることで、上記課題を解消することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
すなわち、本発明の核剤は、下記一般式(1)、
TIFF
2025169326000001.tif
54
164
で表されるトリアジン化合物の1種以上を含有することを特徴とするものである。ここで、一般式(1)中、Ar
1
、Ar
2
およびAr
3
は、それぞれ独立に、無置換のフェニル基または置換基を有するフェニル基を表す。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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