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公開番号
2025161921
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-24
出願番号
2025139335,2023131236
出願日
2025-08-25,2015-12-21
発明の名称
水性化粧料用物性安定剤
出願人
株式会社ADEKA
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
8/73 20060101AFI20251017BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】本発明は、使用感に変化を生じさせることなく、水性化粧料の物性を経日的に安定させることのできる天然由来の物性安定剤を提供することを課題とする。
【解決手段】β―1,3-1,6-グルカンを有効成分とする、水性化粧料用物性安定剤により上記課題を解決できる。好ましくは、水性化粧料中に、物性安定剤をβ―1,3-1,6-グルカンとして0.1~1質量%含有させる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記の一般式(1)で表わされるβ-1,3-1,6-グルカンを有効成分とする物性安定剤をβ-1,3-1,6-グルカンとして0.1~0.4質量%含有する、水性化粧料であって、
前記物性が、乳化安定性又は微粒子成分の分散安定性であり、
前記水性化粧料が、水不溶性微粒子含有水性化粧料であるか、又は乳化化粧料である、水性化粧料。
JPEG
2025161921000007.jpg
26
103
(ただし、aは、少なくとも20の数を表わし、bは、少なくとも1の数を表わす。ただし、aに対するbの比は0.6~0.95であり、aとbとの合計の数は、一般式(1)で表わされるβ-1,3-1,6-グルカンの質量平均分子量を1万~50万とする数である)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、使用感に変化を生じさせることなく、水性化粧料の物性を経日的に安定させることのできる物性安定剤に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
水相を連続相とする水性化粧料は、肌へのなじみが良く使用感に優れていることから化粧料として幅広い用途で利用されている。一方で、連続相が水相であるために乳化が不安定化しやすいといった問題がある。特に、乳液やローション剤といった低粘度の化粧料は経日的に乳化が壊れて油相と水相が分離したり、分散剤やエマルションの浮きや沈降が生じたりするといった問題が生じやすい。
【0003】
そのため、水相中に水溶性高分子を含有させ、増粘させることにより安定化する方法が検討されてきた。このうち、キサンタンガムを使用する検討としては(特許文献1)~(特許文献3)が挙げられる。
【0004】
(特許文献1)には、A成分としてキサンタンガム0.5~2.0重量%、B成分として多価アルコールまたは多価アルコールにより抽出された多価アルコール含有植物エキスから選ばれる1種または2種以上を含有し、A成分に対するB成分の含有量が3倍重量以上であることを特徴とする乳化型皮膚外用剤が開示されている。
(特許文献2)には、特定の構造式で表され、かつ見かけの重量平均分子量が1600万以上であるキサンタンガムを含有することを特徴とする化粧料について開示されている。
(特許文献3)には、A成分としてキサンタンガム0.7~1.5重量%、B成分として常温で液状の油性成分の1種または2種以上、C成分として常温で半固形の油性成分の1種または2種以上およびD成分として常温で固形の油性成分の1種または2種以上を含有し、A成分に対する全油性成分B~Dの含有量が7倍重量以上であることを特徴とする水中油型乳化化粧料が開示されている。
また、カラギーナンを使用する検討としては、(特許文献4)が挙げられ、最大粒径が40μm以下、平均粒径が15μm以下であるカラギーナン微粉を有効成分とすることを特徴とする化粧料用添加剤が開示されている。
【0005】
しかし、いずれの文献に記載の方法も乳化等の安定化には一定の効果があるものの使用感が異なったものとなってしまい、特にキサンタンガムを使用するとべたつきが出てきてしまうという問題があった。
一方、カルボキシビニルポリマー等の合成高分子も利用されているが、使用感に変化が生じてしまうことに加え、近年は天然由来成分が求められることも多く、用途が限定される場合があった。
また、上記の増粘剤を含む化粧料が、温度管理が十分でない場所等で高温下で保管されると増粘剤としての効果が失われる。
このように、使用感や質感を変化させることなく、乳化を安定させることができる天然由来成分が強く求められているものの、適切な選択肢がないのが現状である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平11-79932号公報
特開平11-236310号公報
特開2003-104828号公報
特開平7-101823号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
よって本発明の目的は、使用感に変化を生じさせることなく、水性化粧料の物性を経日的に安定させることのできる天然由来の物性安定剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは上記課題を解決すべく種々検討したところ、β―1,3-1,6-グルカンを少量含有させることにより、上記課題を解決できること、特に40℃を超えるような高温条件下でも物性を安定化できることを知見した。化粧品用途で使用される多くの増粘剤が40℃を超えるような高温条件下で急激にその効果を失ってしまうということを考慮すると、これは着目すべき点である。
すなわち、本発明はβ―1,3-1,6-グルカンを有効成分とする、水性化粧料用物性安定剤である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、使用感に変化を生じさせることなく、水性化粧料の物性を経日的に安定させることができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の水性化粧料用物性安定剤は、β―1,3-1,6-グルカンを有効成分とするものである。
β-1,3-1,6-グルカンは、グルコースが、β-1,3-グリコシド結合及びβ-1,6-グリコシド結合により連結されたβグルコースをいい、(1)主鎖がβ-1,3-グリコシド結合であり、β-1,6-グリコシド結合の分岐があるもの、(2)主鎖がβ-1,3-グリコシド結合とβ-1,6-グリコシド結合とからなるもの等が知られている。なお、本発明で使用するβ-1,3-1,6-グルカンとしては、一部にβ-1,4-グリコシド結合等の結合を有するものも使用できるが、β-1,3-グリコシド結合及びβ-1,6-グリコシド結合以外のグルコシド結合の含量は、β-1,3-グリコシド結合及びβ-1,6-グリコシド結合の合計に対して、10モル%以下でなければならない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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