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公開番号
2025074853
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2023185933
出願日
2023-10-30
発明の名称
加飾フィルム
出願人
東ソー株式会社
代理人
主分類
C08L
23/04 20060101AFI20250507BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】 本発明は靭性、耐熱性、寸法安定性等に優れ、スマートフォン等の携帯機器、家電やカーステレオ等の電気機器、ノートパソコン等の電子機器、自動車の内装材や外装材、建築物や建材の内装材や外装材、家具、窓ガラス等の加飾に有用な加飾フィルムを提供する。
【解決手段】 ポリエチレン系熱可塑性樹脂(A)100重量部に対して、平均繊維径1~1,000nmのセルロースナノファイバー(B)1~60重量部を含むポリエチレン系熱可塑性樹脂組成物からなるフィルムを構成物として有する加飾フィルム。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリエチレン系熱可塑性樹脂(A)100重量部に対して、平均繊維径1~1,000nmのセルロースナノファイバー(B)1~60重量部を含むポリエチレン系熱可塑性樹脂組成物からなるフィルムを構成物として有する加飾フィルム。
続きを表示(約 160 文字)
【請求項2】
前記セルロースナノファイバー(B)がセルロースの水酸基がアセチル化又はアシル化されたセルロースナノファイバーである、請求項1に記載の加飾フィルム。
【請求項3】
前記ポリエチレン系熱可塑性樹脂組成物が、さらにバイオマス樹脂(C)1~100重量部を含む、請求項1又は2に記載の加飾フィルム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、加飾フィルムに関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
加飾フィルムは印刷、塗装、真空蒸着、着色などで加飾したフィルム(又はシート)を用いて、フィルムを成形品表面に貼合させる、あるいは意匠層のみを成形品に転写させるフィルムである。加飾フィルムの基本構成としては、例えば、樹脂フィルム(基板フィルム又はシート)/接着層/加飾層/ハードコート層/剥離層からなるものが挙げられる。加飾フィルムの主な目的は、従来、表面デザイン(メタリック調、木目調、エンボス、メッシュ、シボ等)の付与、ハードコート、反射防止等であったが、近年、新たな機能として、撥水性、断熱性、遮熱性、紫外線遮蔽、近赤外線遮蔽、放熱性、抗菌・抗ウイルス性、電磁波シールド性、インクジェット印刷、3Dプリンター加飾等の付与が検討されている。なお、加飾フィルムを成形体と張り合わせる方法としては、主に金型内に加飾フィルムをインサートした後、溶融樹脂を射出成型してフィルムを成形品表面に貼合させるインモールド成形「IM-D、IM-L」とアウトモールド成形「OMD」が挙げられる。
【0003】
一方、従来から、成形品表面に加飾を施す方法として塗装が一般的に利用されるが、溶媒を用いる塗装は、手作業で生産効率が低い、歩留まりが低い、作業現場の汚れ、溶媒の乾燥工程における二酸化炭素排出量やエネルギー消費量が大きい、VOC(揮発性有機化合物)排出基準の順守、労働者の健康被害防止措置が必要、等の問題点が指摘されている。また、粉体塗料や水性塗料による改善も図られているが、粉体塗料は吸引による健康被害が懸念され、また、水性塗料はVOCを排出しないものの、乾燥工程でのエネルギー消費量が大きいことや、排水処理が必要などの問題がある。一方、フィルム加飾は溶媒を用いず、また、高精度、高生産性、省人化、高歩留まり、などの特長があることから、近年、自動車分野を中心に塗装レスの手法として注目が高まっている。
【0004】
ここで、セルロースナノファイバーは植物由来のバイオマス素材であり、軽量且つ高強度、低寸法変化率、チキソトロピー性などの特長を有することから、インクや接着剤、プラスチックなどと複合化した素材や成形品が数多く提案されている(例えば、特許文献1~3参照。)。また、熱可塑性樹脂およびセルロースナノファイバーを含む加飾フィルムが提案されている(例えば特許文献4~6参照。)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第7248988号公報
特許第7303015号公報
特開2021-109911号公報
特開2019-142110号公報
特開2010-6031号公報
特開2005-342977号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1~3に提案されたセルロースナノファイバーを含む組成物は、加飾に関して何ら記載されていない。また、特許文献4に記載された加飾フィルムについては、靭性が十分満足できるものでないといった問題がある。さらに、特許文献5に記載された加飾フィルムについては、樹脂材料の表面にセルロールミクロフィブリルが付着した混合物を金型内で加飾フィルムと一体化するものであり、加飾フィルム内にセルロースナノファイバーを含有するものでなく、セルロールナノファイバーの特長が加飾フィルムに活かされにくい問題がある。また、特許文献6に記載された加飾フィルムについては、セルロース繊維の繊維径が1~100μmであることから、フィルムに含まれるセルロース繊維の本数がセルロースナノファイバーと比較して著しく少なくなり、セルロース繊維の特長が加飾フィルムに活かされにくく、さらにフィルムにフィッシュアイが多数生じる問題がある。
【0007】
そこで、本発明は、靭性、耐熱性、寸法安定性等に優れる加飾フィルムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討した結果、ポリエチレン系熱可塑性樹脂及び特定のセルロースナノファイバーを含むポリエチレン系熱可塑性樹脂組成物からなるフィルムを構成物とする加飾フィルムが靭性、耐熱性及び寸法安定性等に優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち本発明の各態様は、以下に示す[1]~[3]である。
[1]ポリエチレン系熱可塑性樹脂(A)100重量部に対して、平均繊維径1~1,000nmのセルロースナノファイバー(B)1~60重量部を含むポリエチレン系熱可塑性樹脂組成物からなるフィルムが構成物として有する加飾フィルム。
[2]前記セルロースナノファイバー(B)が、セルロースの水酸基がアセチル化又はアシル化されたセルロースナノファイバー(B)である、[1]に記載の加飾フィルム。
[3]前記ポリエチレン系熱可塑性樹脂組成物が、さらにバイオマス樹脂(C)1~100重量部を含む、[1]又は[2]に記載の加飾フィルム。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、VOCを排出せず、高い生産性、高い歩留まりで成形品表面に加飾を施すための、靭性、耐熱性、寸法安定性等に優れる加飾フィルムを提供することができ、その産業的価値は極めて高いものである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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