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公開番号
2025086863
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-09
出願番号
2024163960
出願日
2024-09-20
発明の名称
カルボニル化合物の捕捉剤
出願人
東ソー株式会社
代理人
主分類
B01J
20/26 20060101AFI20250602BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】カルボニル化合物を効率よく捕捉可能であり、耐水性と耐熱性を有する捕捉剤を提供する。
【解決手段】下記一般式(1)
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(式中、Rはアルキル基等、Qは-CH
2
-等、Mは、アルミニウム原子、珪素原子、又はチタン原子を表す。)で表される構造単位を有するアミノオキシアルキル基含有ポリシロキサンを化学結合により担持させた担体を含むカルボニル化合物の捕捉剤を用いる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(1)
JPEG
2025086863000006.jpg
59
165
[式(1)中、Rは、各々独立して、炭素数1~4のアルキル基、炭素数1~4のアルコキシ基、又は水酸基を表し、前記アルキル基は任意の位置に第一級アミノ基又はウレイド基が置換していてもよい。
Qは、各々独立して、-CH
2
-、-CH
2
CH
2
-、及び-CH
2
-Ra-CH
2
-からなる群より選ばれる1種又は2種以上の基を表し、Raは、炭素数1~18のアルキレン基を表し、前記アルキレン基中の隣接していない2個以上の-CH
2
-は各々独立して-O-、-(C=O)O-、-O(C=O)-、-O(C=O)-O-、-C(=O)-NH-、-NH-(C=O)-、-CH=CH-、又は-C≡C-に置き換えられていてもよく、前記アルキレン基の水素原子は炭素数1~3のアルキル基で置換されていてもよい。
Mは、アルミニウム原子、珪素原子、又はチタン原子を表す。
mは、1又は2の整数を表す。
Mが、アルミニウム原子の場合、mは1であり、Mが、珪素原子又はチタン原子の場合、mは2である。mが1のとき、Mには一つのRが結合している。mが2のとき、Mには二つのRが結合している。
nは、0~1000の実数を表す。]
で表される構造単位を有するアミノオキシアルキル基含有ポリシロキサンを化学結合により担持させた担体を含む、カルボニル化合物の捕捉剤。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
上記一般式(1)において、Rが、各々独立して、メチル基、3-アミノプロピル基、3-ウレイドプロピル基、メトキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ基、イソプロピルオキシ基、又は水酸基である、請求項1に記載の捕捉剤。
【請求項3】
上記一般式(1)において、nが0である、請求項1に記載の捕捉剤。
【請求項4】
上記一般式(1)で表されるアミノオキシアルキル基含有ポリシロキサンが、下記一般式(1a)
JPEG
2025086863000007.jpg
59
165
[式(1a)中、R、Q、及びnは、前記一般式(1)におけるR、Q、及びnと同義である。]
で表されるアミノオキシアルキル基含有ポリシロキサンである、請求項1に記載の捕捉剤。
【請求項5】
担体が、シリカゲル、アルミナ、ゼオライト、マグネシア、チタニア、ジルコニア、酸化亜鉛、水酸化亜鉛、ケイ酸亜鉛、セリア、珪藻土、活性炭、及びヒドロキシアパタイトからなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項1に記載の捕捉剤。
【請求項6】
担体が、シリカゲルである請求項1に記載の捕捉剤。
【請求項7】
請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の捕捉剤をカルボニル化合物と接触させるカルボニル化合物の除去方法。
【請求項8】
カルボニル化合物が、アルデヒド類及びケトン類からなる群より選ばれる少なくとも1種である、請求項7に記載のカルボニル化合物の除去方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、カルボニル化合物の捕捉剤に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
住宅内や車室内等の人の居住空間には、悪臭の原因となる様々なガス状汚染化合物が存在しており、これらガス状汚染化合物を除去し、快適な環境を得ることに関心が持たれるようになってきた。例えば、アルデヒド類、ケトン類等のカルボニル化合物は、タバコの煙、体臭、ペット臭、カビ臭、塗料臭、印刷臭等の各種の臭気に含まれている。カルボニル化合物は臭気により人に不快感を与えるだけでなく、化合物の種類によっては発癌性も疑われており、人体への影響が懸念されている。そのため、カルボニル化合物を効率よく除去する方法が求められており、ヒドラジン誘導体、アミン、アミノ酸、尿素誘導体、シリカゲル等からなる捕捉剤が提案されている(例えば、特許文献1~3参照)。
【0003】
上記の特許文献1~3に記載の方法は、捕捉効率が必ずしも十分ではなく、また、耐水性が十分ではないために、捕捉剤が水洗によって溶出し性能が低下する等の問題があった。また耐熱性が十分ではないために、乾燥や樹脂への混錬といった加熱を含む操作によって性能が低下する等の課題がある。
【0004】
また、シリカゲルの表面をシランカップリング剤の単量体で修飾した捕捉剤が提案されている(例えば、特許文献4参照)。しかしながら、シランカップリング剤の単量体はアルコキシシリル部位が水に対して不安定で分解しやすかったり、あるいはアルコキシシリル部位が安定であるためにシリカゲルへの固定化反応が効率的に進まなかったり、シランカップリング剤の単量体が水に溶けにくいためにシリカゲルに均一添加できなかったりするという課題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平4-358536号公報
特開平11-4879号公報
特開2018-108360公報
国際公開第2022/202984号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、かかる従来技術の背景に鑑みてなされたものであり、水洗や加熱をした場合でも、従来技術より優れたカルボニル化合物の捕捉効果を示す捕捉剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記の課題を解決するため鋭意検討を重ねた結果、特定のポリシロキサンを担持させた担体、又はそれを含む組成物が、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち本開示は、以下の実施態様を含むものである。
【0009】
[1]下記一般式(1)
【0010】
JPEG
2025086863000001.jpg
59
165
(【0011】以降は省略されています)
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