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公開番号
2025087052
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2023201424
出願日
2023-11-29
発明の名称
パーフルオロピルビン酸フルオリドダイマーの製造方法
出願人
東ソー株式会社
,
東ソー・ファインケム株式会社
代理人
弁理士法人特許事務所サイクス
主分類
C07D
317/34 20060101AFI20250603BHJP(有機化学)
要約
【課題】生産効率及び省エネルギー性に優れたパーフルオロピルビン酸フルオリドダイマーの製造方法を提供すること。
【解決手段】式(1)で表されるパーフルオロピルビン酸フルオリドダイマーの製造方法。式(2)で表されるパーフルオロオキシランとアルデヒド類を反応させる反応工程を含み、上記反応工程の前のアルデヒド類の含水量は140質量ppm~5000質量ppmの範囲である。式(1)中、2つのR
1
は同一であり、フッ素原子又は炭素数1~6のパーフルオロアルキル基を表す。式(2)中、R
1
は上記と同義である。
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
式(1):
JPEG
2025087052000007.jpg
33
170
[式(1)中、2つのR
1
は同一であり、フッ素原子又は炭素数1~6のパーフルオロアルキル基を表す。]
で表されるパーフルオロピルビン酸フルオリドダイマーの製造方法であって、
式(2):
JPEG
2025087052000008.jpg
21
170
[式(2)中、R
1
は前記と同義である。]
で表されるパーフルオロオキシランとアルデヒド類を反応させる反応工程を含み、
前記反応工程の前のアルデヒド類の含水量が140質量ppm~5000質量ppmの範囲である、パーフルオロピルビン酸フルオリドダイマーの製造方法。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記アルデヒド類の含水量が200質量ppm~3000質量ppmの範囲である、請求項1に記載のパーフルオロピルビン酸フルオリドダイマーの製造方法。
【請求項3】
前記反応工程において、前記式(2)で表されるパーフルオロオキシランとアルデヒド類を0℃~100℃で反応させる、請求項1又は請求項2に記載のパーフルオロピルビン酸フルオリドダイマーの製造方法。
【請求項4】
前記反応工程の後に100℃~200℃で熟成させる熟成工程を有する、請求項1又は請求項2に記載のパーフルオロピルビン酸フルオリドダイマーの製造方法。
【請求項5】
前記アルデヒド類が芳香族アルデヒドである、請求項1又は請求項2に記載のパーフルオロピルビン酸フルオリドダイマーの製造方法。
【請求項6】
前記芳香族アルデヒドが4-メトキシベンズアルデヒドである、請求項5に記載のパーフルオロピルビン酸フルオリドダイマーの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パーフルオロピルビン酸フルオリドダイマーの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
トリフルオロメチルピルビン酸フルオリドダイマーから誘導されるパーフルオロ(2-メチレン-4-メチル-1,3-ジオキソラン)を重合することにより、ポリ[パーフルオロ(2-メチレン-4-メチル-1,3-ジオキソラン)]を得ることができる。ポリ[パーフルオロ(2-メチレン-4-メチル-1,3-ジオキソラン)]は、ガス分離膜用樹脂等として有望なポリマーである。
【0003】
特許文献1には、パーフルオロピルビン酸フルオリドダイマーの製造方法として、ベンゾフェノンとヘキサフルオロプロピレンオキシドを185℃で4時間反応させる方法が知られている。
【0004】
特許文献2には、パーフルオロピルビン酸フルオリドダイマーの製造方法として、ケトン類及び/又はアルデヒド類にヘキサフルオロプロピレンオキシドを連続的又は断続的に供給し、0℃~200℃で反応させる方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
英国特許第1051647号明細書
特許第7232120号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、本発明者らが特許文献2に記載の方法でパーフルオロピルビン酸フルオリドダイマーを調製したところ、記載の時間よりも反応に長時間を要する場合があると判明した。かかる状況下、生産効率向上及び省エネルギーの観点から、短時間で反応を完結させる方法の開発が望まれる。
【0007】
以上に鑑み本発明は、生産効率及び省エネルギー性に優れたパーフルオロピルビン酸フルオリドダイマーの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、アルデヒド類中に含まれる水分が反応時間に影響を与えることを見出した。詳しくは、本発明者らは、反応工程に供されるアルデヒド類の含水量を所定の範囲とすることによって反応時間を短縮することが可能となり、生産効率及び省エネルギー性に優れたパーフルオロピルビン酸フルオリドダイマーの製造方法を提供できることを見出した。
【0009】
すなわち、本発明の一態様は、以下の通りである。
[1]式(1):
JPEG
2025087052000001.jpg
33
170
[式(1)中、2つのR
1
は同一であり、フッ素原子又は炭素数1~6(1以上6以下を意味する。)のパーフルオロアルキル基を表す。]
で表されるパーフルオロピルビン酸フルオリドダイマーの製造方法であって、
式(2):
JPEG
2025087052000002.jpg
21
170
[式(2)中、R
1
は上記と同義である。]
で表されるパーフルオロオキシランとアルデヒド類を反応させる反応工程を含み、
上記反応工程の前のアルデヒド類の含水量が140質量ppm~5000質量ppm(140質量ppm以上5000質量ppm以下を意味する。)の範囲である、パーフルオロピルビン酸フルオリドダイマーの製造方法(以下、単に「製造方法」とも記載する)。
[2]上記アルデヒド類の含水量が200質量ppm~3000質量ppm(200質量ppm以上3000質量ppm以下を意味する。)の範囲である、[1]に記載のパーフルオロピルビン酸フルオリドダイマーの製造方法。
[3]上記反応工程において、上記式(2)で表されるパーフルオロオキシランとアルデヒド類を0℃~100℃(0℃以上100℃以下を意味する。)で反応させる、[1]又は[2]に記載のパーフルオロピルビン酸フルオリドダイマーの製造方法。
[4]上記反応工程の後に100℃~200℃(100℃以上200℃以下を意味する。)で熟成させる熟成工程を有する、[1]~[3]のいずれかに記載のパーフルオロピルビン酸フルオリドダイマーの製造方法。
[5]上記アルデヒド類が芳香族アルデヒドである、[1]~[4]いずれかに記載のパーフルオロピルビン酸フルオリドダイマーの製造方法。
[6]上記芳香族アルデヒドが4-メトキシベンズアルデヒドである、[1]~[5]いずれかに記載のパーフルオロピルビン酸フルオリドダイマーの製造方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一態様によれば、パーフルオロオキシランとアルデヒド類の反応において、反応開始前の含水量が所定範囲内のアルデヒド類を使用することで反応時間を短縮することができ、生産効率及び省エネルギー性に優れたパーフルオロピルビン酸フルオリドダイマーの製造方法を提供できる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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