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公開番号2025077530
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189793
出願日2023-11-07
発明の名称テレフタル酸化合物およびその利用
出願人四国化成工業株式会社
代理人
主分類C07C 63/26 20060101AFI20250512BHJP(有機化学)
要約【課題】本発明は、新規なテレフタル酸化合物及びその用途を提供することを目的とする。具体的には、新規なテレフタル酸化合物、該テレフタル酸化合物を含むエポキシ樹脂用架橋剤、該エポキシ樹脂用架橋剤を含有する樹脂組成物およびその硬化物を提供することを目的とする。
【解決手段】化学式(I-1)~(I-3)で示されるテレフタル酸化合物。
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【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
化学式(I-1)~(I-3)で示されるテレフタル酸化合物。
TIFF
2025077530000006.tif
28
136
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
請求項1に記載のテレフタル酸化合物を含むエポキシ樹脂用硬化剤。
【請求項3】
請求項2に記載のエポキシ樹脂用硬化剤と、エポキシ樹脂とを含有するエポキシ樹脂組成物。
【請求項4】
硬化促進剤を含有する請求項3に記載のエポキシ樹脂組成物。
【請求項5】
請求項3~4のいずれかに記載の樹脂組成物を硬化して得られる硬化物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、新規なテレフタル酸化合物、該テレフタル酸化合物を含むエポキシ樹脂用硬化剤、該エポキシ樹脂用硬化剤を含有する樹脂組成物及びその硬化物に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
エポキシ樹脂組成物は、種々のエポキシ樹脂(硬化前のエポキシ化合物を指す)と硬化剤を組み合わせることにより、優れた電気特性、機械特性、熱特性を有する硬化物を容易に得ることができるため、多くの分野で採用されている。また、通常、エポキシ樹脂組成物は、分子内にエポキシ基を有するエポキシ樹脂と硬化剤および必要に応じて硬化を促進する目的で硬化促進剤が用いられている。
【0003】
従来から知られているエポキシ樹脂用硬化剤としては、二塩基酸、酸無水物、フェノール化合物等の酸性化合物や、アミン、尿素、イミダゾール類等の塩基性化合物が、硬化物の求められる特性に応じて使い分けされている。
【0004】
例えば、特許文献1には、二塩基酸を硬化剤として含む一液性エポキシ樹脂組成物が提案されており、二塩基酸として、イソフタル酸、フタル酸等が開示されている。
しかしながら、これらの二塩基酸を含むエポキシ樹脂組成物は、硬化が早いため、保存安定性の点でいまだ改善の余地があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭63-81119号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、新規なテレフタル酸化合物及びその用途を提供することを目的とする。具体的には、新規なテレフタル酸化合物、該テレフタル酸化合物を含むエポキシ樹脂用硬化剤、該エポキシ樹脂用硬化剤を含有する樹脂組成物およびその硬化物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、前記の課題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、分子内にヨウ素原子を2~3つ有するテレフタル酸化合物が新規な化合物であり、該化合物を含むエポキシ樹脂組成物は保存安定性が良好であるとともに、硬化性が良好であること(ゲルタイムが比較的長いこと)を見出し、本発明を完成するに至ったものである。
即ち、第1の発明は、化学式(I-1)~(I-3)で示されるテレフタル酸化合物である。
【0008】
TIFF
2025077530000001.tif
28
136
【0009】
第2の発明は、第1の発明のテレフタル酸化合物を含むエポキシ樹脂用硬化剤である。
第3の発明は、第2の発明のエポキシ樹脂用硬化剤と、エポキシ樹脂とを含有するエポキシ樹脂組成物である。
第4の発明は、硬化促進剤を含有する第3の発明のエポキシ樹脂組成物である。
第5の発明は、第3~4のいずれかの発明の樹脂組成物を硬化して得られる硬化物である。
【発明の効果】
【0010】
本発明のテレフタル酸化合物は、分子内にカルボキシル基を2つ有するので、エポキシ樹脂の硬化剤としての利用が期待される。
そして、本発明のテレフタル酸化合物は、分子内にヨウ素原子を2~3つ有することにより、エポキシ樹脂組成物の硬化剤として使用した場合には、従来の硬化剤を使用した場合に比べて、良好な保存安定性、硬化性を示し、且つ、優れた耐熱性および電気特性を有する硬化物を与えることが期待される。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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