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公開番号2025055844
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023165235
出願日2023-09-27
発明の名称新規ピリジニウム化合物
出願人花王株式会社
代理人個人,個人
主分類C07D 213/68 20060101AFI20250401BHJP(有機化学)
要約【課題】漂白活性化剤として利用でき、且つ水溶液の形態で安定な化合物を提供する。
【解決手段】下記一般式(1)で表される新規ピリジニウム化合物。
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〔式中、R1は、炭素数2以上24以下の炭化水素基であり、Yは、下記で表される基
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025055844000034.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">27</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image>
であり、ピリジン環の2位、4位及び6位のいずれか1個の炭素原子に結合しており、R2は、ヘテロ原子を含んでいてもよい炭化水素基であり、A-は、陰イオンである。〕
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記一般式(1)で表される新規ピリジニウム化合物。
JPEG
2025055844000026.jpg
35
170
〔式中、R

は、炭素数2以上24以下の炭化水素基であり、Yは、
JPEG
2025055844000027.jpg
27
170
で表される基であり、Yは、ピリジン環の2位、4位及び6位のいずれか1個の炭素原子に結合しており、R

は、ヘテロ原子を含んでいてもよい炭化水素基であり、A

は、陰イオンである。〕
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記一般式(1)において、-R

は、-CH

-(CH


n11
-X

-(CH


n12
-CH

であり、X

は単結合又はヘテロ原子であり、n11とn12は、それぞれ、0以上22以下の整数であり、n11とn12の合計は1以上22以下である、請求項1に記載された化合物。
【請求項3】
前記一般式(1)において、-R

は、-X

-C(Z)

であり、X

は環構造を有する炭化水素基又は(C(Z)


n21
であり、Zは水素原子又はヘテロ原子であり、n21は0以上23以下の整数である、請求項1又は2に記載された化合物。
【請求項4】
下記一般式(1’)で表される化合物とスルホニル化剤とを反応させ、下記一般式(1)で表されるピリジニウム化合物を得る工程1を有する、ピリジニウム化合物の製造方法。
JPEG
2025055844000028.jpg
36
170
〔式中、R

は、炭素数2以上24以下の炭化水素基であり、Y’は、-O

で表される基であり、Y’は、ピリジン環の2位、4位及び6位のいずれか1個の炭素原子に結合している。〕
JPEG
2025055844000029.jpg
35
170
〔式中、R

は、炭素数2以上24以下の炭化水素基であり、Yは、
JPEG
2025055844000030.jpg
27
170
で表される基であり、Yは、ピリジン環の2位、4位及び6位のいずれか1個の炭素原子に結合しており、R

は、ヘテロ原子を含んでいてもよい炭化水素基であり、A

は、陰イオンである。〕
【請求項5】
工程1の前に、ヒドロキシピリジンと求電子剤とを反応させ、前記一般式(1’)で表される化合物を得る工程を有する、請求項4に記載の製造方法。
【請求項6】
下記一般式(1)で表されるピリジニウム化合物〔以下、(A)成分という〕、及び水を含有し、酸性である、組成物。
JPEG
2025055844000031.jpg
35
170
〔式中、R

は、炭素数2以上24以下の炭化水素基であり、Yは、
JPEG
2025055844000032.jpg
27
170
で表される基であり、Yは、ピリジン環の2位、4位及び6位のいずれか1個の炭素原子に結合しており、R

は、ヘテロ原子を含んでいてもよい炭化水素基であり、A

は、陰イオンである。〕
【請求項7】
さらに、(B)過酸化水素〔以下、(B)成分という〕を含有する、請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
25℃におけるpHが7未満である、請求項6又は7に記載の組成物。
【請求項9】
酸化剤用である、請求項6~8の何れかに記載の組成物。
【請求項10】
漂白剤用である、請求項6~9の何れかに記載の組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、新規ピリジニウム化合物、ピリジニウム化合物の製造方法、及び組成物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ピリジニウム化合物は、ピリジンから誘導される陽イオンを含む化合物であり、必要に応じて化学修飾を施した化合物として、漂白、農薬、医薬、殺菌、合成用試薬、触媒などの種々の用途で用いられている。
【0003】
特許文献1には、1位にアリール基等が結合したピリジニウム環にナフタレン環が結合して形成される特定のピリジニウム誘導体を含有してなる医薬が開示されている。
特許文献2には、特定のピリジニウム化合物から製造して特定の新規ピリジニウム化合物が開示されている。
また、特許文献3には、特定のスルホニルピリジニウム化合物とゼラチンとを反応させるゼラチンの硬化方法が開示されている。
【0004】
一方、過酸化水素などの酸化剤は、いわゆる酸素系漂白剤として用いられているが、漂白力を補強するために漂白活性化剤が併用されることがある。漂白活性化剤としては、過酸化水素と反応して有機過酸(活性種)を生成するような化合物が知られている。
【0005】
また、酸化剤組成物は、他の物質に対して酸化作用を有する化合物(酸化剤)を含む組成物である。この酸化作用は、有色物質に対しては、脱色、漂白、変色などの現象として認識され得るものである。酸化剤組成物は、風呂・トイレ・台所等の硬質物品の漂白、カビ取り、衣類等の繊維製品の漂白、汚れ・匂い原因物質の分解、除菌、パルプの漂白、繊維の精練などの様々な用途に用いられている。
【0006】
生活環境において発生する様々な汚れに対し、外観上の美観維持、衛生などの目的から、洗浄、漂白、除菌などの対処が行なわれている。なかでも、トイレ、浴室、風呂釜、配水管などの洗浄し難い場所の汚れは、界面活性剤などを主成分とした洗浄剤のみでは除去困難であり、しばしば漂白剤が使用されている。一例を挙げると、浴室の浴槽、タイル目地、ドア枠、窓枠、コントローラや、台所の三角コーナーなどの黒ずみ汚れはCladosporium属細菌等のカビが生産する色素が原因であり、クレンザーや界面活性剤だけでは除去し難いので、次亜塩素酸ナトリウム水溶液の漂白作用により除去する方法が一般に行われている。
【0007】
しかしながら、次亜塩素酸ナトリウムを使用したカビ取り剤は、漂白及び洗浄性能は優れているが目や皮膚に対する刺激が強く、特有の塩素系の臭いを有し狭い浴室などで使用する場合には注意が必要であり、また、誤って酸性の洗浄剤と混合すると有毒ガスを発生するという問題がある。
【0008】
このため、このような課題の発生しない酸化剤組成物の応用例として、酸素系漂白剤を使用した剤の提案がされている。例えば、特許文献4には、過酸化水素、アルカリ剤及び漂白活性化剤を併用した硬表面用漂白剤組成物が開示されている。
【0009】
また、特許文献5には、水に溶解して過酸化水素を発生する過酸化物、キレート剤、銅化合物及びバインダー化合物とからなる高い殺菌・除菌効果を発揮する組成物が開示されている。
【0010】
また、特許文献6には、過酸化水素と有機系増粘剤と有機キレート剤と水とを含有する高粘度の組成物1と、無機アルカリと有機系増粘剤と漂白活性剤と水とを含有する高粘度の組成物2とを使用時に混合して使用される漂白剤組成物が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

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