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公開番号2025064590
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023174475
出願日2023-10-06
発明の名称化合物及び香料組成物
出願人小川香料株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C07D 303/04 20060101AFI20250410BHJP(有機化学)
要約【課題】自然で天然感のある香気香味を付与することができる化合物、当該化合物を有効成分とする香料組成物、及び前記化合物を用いて香料組成物を製造する方法を提供する。
【解決手段】一般式(1)で表される化合物、一般式(1)で表される化合物を含有する香料組成物、前記化合物又は前記香料組成物を含有している、経口組成物若しくは香粧品、前記化合物を原料として用いて香料組成物を製造する、香料組成物の製造方法、及び、香料組成物に、前記化合物を含有させる、香料組成物の天然感増強方法。
[化1]
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特許請求の範囲【請求項1】
下記一般式(1)で表される化合物。
TIFF
2025064590000028.tif
23
170
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
下記式(1-1)又は(1-2)で表される化合物である、請求項1に記載の化合物。
TIFF
2025064590000029.tif
23
170
【請求項3】
下記一般式(1)で表される化合物を含有する、香料組成物。
TIFF
2025064590000030.tif
23
170
【請求項4】
前記一般式(1)で表される化合物が、下記式(1-1)で表される化合物及び下記式(1-2)で表される化合物からなる群より選択される1種以上である、請求項3に記載の香料組成物。
TIFF
2025064590000031.tif
23
170
【請求項5】
請求項1に記載の化合物、請求項2に記載の化合物、請求項3に記載の香料組成物、又は請求項4に記載の香料組成物を含有している、経口組成物。
【請求項6】
請求項1に記載の化合物、請求項2に記載の化合物、請求項3に記載の香料組成物、又は請求項4に記載の香料組成物を含有している、香粧品。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の化合物を原料として用いて、香料組成物を製造する、香料組成物の製造方法。
【請求項8】
香料組成物に、請求項1又は2に記載の化合物を含有させる、香料組成物の天然感増強方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、食品香料、香粧品香料等の原材料として使用可能な化合物、及び当該化合物を含有する香料組成物、及びこれらを使用した経口組成物及び香粧品に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、消費者の嗜好性が多様化してきていることに伴い、各種各様の商品の開発が望まれている。特に、飲食品・香粧品業界はこの傾向が強く、消費者の嗜好に合うバラエティーに富んだ飲食品、香粧品の開発が強く要求されている。これらの要求に対して、飲食品、香粧品のひとつの原料素材である香料においても、従来にない新しい要望が高まっている。例えば、消費者の天然志向にマッチした、自然で天然感のある香気香味を付与できる香料物質が要求されている。
【0003】
天然感やフレッシュ感を付与する香料物質としては、例えば、特許文献1には、3-アルキルチオ-2-アルカノンが、シトラス様、ミート様、果物様、茶様、コーヒー様、野菜様等の香気香味特性しており、調合香料中に含有させることにより、自然で天然感のある各種各様の香気香味を強調できることが開示されている。また、特許文献2には、3-メルカプト-2-アルカノンが、3-アルキルチオ-2-アルカノンと同様の香気香味特性しており、調合香料中に含有させることにより、自然で天然感のある各種各様の香気香味を強調できることが開示されている。また、特許文献3には、2-メチル-3-ブテン-2-チオールを香料組成物や各種消費財にごく微量配合することで、従来にない天然感やフレッシュ感などが再現され、香気及び香味特性を改善できることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-100569号公報
国際公開第2008/047771号
特開2018-184539号公報
【非特許文献】
【0005】
Posner et al., Tetrahedron Letters, 1975, vol.16, p.1373-1376.
Vig et al., Journal of the Indian Chemical Society, 1975, vol.52(9), p.859-861.
Vig et al., Journal of the Indian Chemical Society, 1976, vol.53(1), p.81-82.
Tanaka et al., Agricultural and Biological Chemistry, 1988, vol.52(8), p.2043-2048.
Utaka et al., Chemistry Letters, 1986, vol.7, p.1103-1104.
Paventi et a., Biomolecules, 2020, vol.10(8), p.1108-1123.
Villieras et al., Bulletin de la Societe Chimique de France, 1986, vol.3, p.470-478.
Carman et al., Australian Journal of Chemistry, 1994, vol.47, p.195-202.
Carman et al., Australian Journal of Chemistry, 1994, vol.47, p.2087-2097.
Hoang et al., Chemical & Pharmaceutical Bulletin, 2016, vol.64(5), p.507-511.
Tursun et al., Industrial Crops and Products, 2021, vol.172, p.114014-114025.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、天然感のある香気香味を付与することができる化合物、及び当該化合物を有効成分とする香料組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、γ-セリネンを出発物質として誘導体化して得られた新規な二環性セスキテルペン化合物について、その香気香味特性を調べたところ、リナロール様のフレッシュフローラルな香りを有しており、香料組成物に配合することにより、当該香料組成物に天然感を付与できることを見出し、本発明を完成した。
【0008】
すなわち、本発明は以下のとおりである。
[1] 下記一般式(1)で表される化合物。
【0009】
TIFF
2025064590000001.tif
23
170
【0010】
[2] 下記式(1-1)又は(1-2)で表される化合物である、前記[1]の化合物。
(【0011】以降は省略されています)

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