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公開番号2025092956
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-23
出願番号2023208392
出願日2023-12-11
発明の名称基準電圧設定回路、駆動回路及び駆動装置
出願人東ソー株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H02P 8/38 20060101AFI20250616BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】 ステッピングモータの停止状態から駆動状態への切り替えをスムーズに行うとともに、ステッピングモータの駆動状態から停止状態の切り替えにおいてステッピングモータの脱調を抑制する。
【解決手段】 ステッピングモータの駆動制御で用いられる基準電圧値Vrefを設定する基準電圧設定回路1であって、非反転理想ダイオード回路10と、積分回路20と、非反転増幅回路30とを有する。非反転理想ダイオード回路10には入力電圧値Vinが入力される。積分回路20は、非反転理想ダイオード回路10の出力端子に接続されている。非反転増幅回路30は、積分回路20の出力端子に接続されており、基準電圧値Vrefを出力する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
ステッピングモータの駆動制御で用いられる基準電圧値を設定する基準電圧設定回路であって、
入力電圧値が入力される非反転理想ダイオード回路と、
前記非反転理想ダイオード回路の出力端子に接続された積分回路と、
前記積分回路の出力端子に接続され、前記基準電圧値を出力する非反転増幅回路と、
を有することを特徴とする基準電圧設定回路。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記非反転理想ダイオード回路は、
前記入力電圧値が入力される非反転入力端子を備えたオペアンプと、
アノードが前記オペアンプの出力端子に接続され、カソードが前記オペアンプの反転入力端子に接続された第1ダイオードと、
前記オペアンプ及び前記第1ダイオードの接続点にカソードが接続された第2ダイオードと、
前記第1ダイオードのカソード及び前記積分回路の抵抗素子の接続点に接続された抵抗素子と、を有することを特徴とする請求項1に記載の基準電圧設定回路。
【請求項3】
前記非反転理想ダイオード回路に含まれる前記抵抗素子の抵抗値は、前記積分回路に含まれる前記抵抗素子の抵抗値よりも高いことを特徴とする請求項2に記載の基準電圧設定回路。
【請求項4】
請求項1に記載の基準電圧設定回路と、
前記基準電圧設定回路で設定された前記基準電圧値に基づいて、前記ステッピングモータの駆動電流を制御する制御回路と、
を有することを特徴とするステッピングモータの駆動回路。
【請求項5】
請求項4に記載の駆動回路と、
前記駆動回路によって駆動されるステッピングモータと、
前記ステッピングモータによって駆動される駆動部と、
を有することを特徴とする駆動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ステッピングモータの駆動制御で用いられる基準電圧値を設定する基準電圧設定回路と、この基準電圧設定回路を備えたステッピングモータの駆動回路と、この駆動回路及びステッピングモータを備えた駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1では、ステッピングモータに減衰振動(オーバーシュート及びダウンシュートの繰り返し)が発生している整定時間内において、ステッピングモータの駆動に必要な回転作動電流値から、ステッピングモータを所定位置にホールドするための停止位置保持電流値に励磁電流値を引き下げることにより、減衰振動を短時間で収束させるようにしている。
【0003】
特許文献1には、ステッピングモータの負荷が大きい場合には、基準電圧VREF-Hから基準電圧VREF-Lへの切り替えを段階的にダウンさせてもよいことが記載されている(段落[0036])。ここで、基準電圧VREF-Hは回転作動電流値を出力するための電圧であり、基準電圧VREF-Lは停止位置保持電流値を出力するための電圧である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-291293号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1には、基準電圧を段階的にダウンさせるための具体的な回路構成について何ら開示されていない。
【0006】
一方、特許文献1では、基準電圧VREF-Lから基準電圧VREF-Hに切り替えるときの時間と、基準電圧VREF-Hから基準電圧VREF-Lに切り替えるときの時間とを等しくしている。ここで、ステッピングモータの駆動制御においては、ステッピングモータの停止状態(基準電圧VREF-Lに対応した状態)から駆動状態(基準電圧VREF-Hに対応した状態)への切り替えはスムーズに行われることが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、ステッピングモータの駆動制御で用いられる基準電圧値を設定する基準電圧設定回路であって、非反転理想ダイオード回路と、積分回路と、非反転増幅回路とを有する。非反転理想ダイオード回路には入力電圧値が入力される。積分回路は、非反転理想ダイオード回路の出力端子に接続されている。非反転増幅回路は、積分回路の出力端子に接続されており、基準電圧値を出力する。
【0008】
非反転理想ダイオード回路は、オペアンプと、第1ダイオードと、第2ダイオードと、抵抗素子とで構成することができる。オペアンプは、入力電圧値が入力される非反転入力端子を備える。第1ダイオードのアノードはオペアンプの出力端子に接続され、第1ダイオードのカソードはオペアンプの反転入力端子に接続されている。第2ダイオードは、オペアンプ及び第1ダイオードの接続点にカソードが接続されている。抵抗素子は、第1ダイオードのカソード及び積分回路の抵抗素子の接続点に接続されている。
【0009】
非反転理想ダイオード回路に含まれる抵抗素子の抵抗値は、積分回路に含まれる抵抗素子の抵抗値よりも高くすることができる。
【0010】
本発明である基準電圧設定回路と、制御回路とによってステッピングモータの駆動回路を構成することができる。ここで、制御回路は、基準電圧設定回路で設定された基準電圧値に基づいて、ステッピングモータの駆動電流を制御する。
(【0011】以降は省略されています)

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