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公開番号
2025090504
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2024162208
出願日
2024-09-19
発明の名称
捕捉剤
出願人
東ソー株式会社
代理人
主分類
B01J
20/22 20060101AFI20250610BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】 硫黄系ガスとアルデヒド類を効率よく捕捉可能な捕捉剤を提供する。
【解決手段】 アミノオキシアルキル基を化学結合により担持させた担体を含む捕捉剤であって、当該担体が、亜鉛、銅、鉄、マンガン、コバルト、及びニッケルからなる群より選ばれる少なくとも1種の金属を含む無機担体である捕捉剤を臭気物質と接触させる。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
亜鉛、銅、鉄、マンガン、コバルト、及びニッケルからなる群より選ばれる少なくとも1種の金属を含む無機担体に、アミノオキシアルキル基を化学結合により担持させた臭気物質の捕捉剤。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
アミノオキシアルキル基を化学結合により担持させた担体が、下記一般式(2)で示されるいずれかの構造を有する担体である、請求項1に記載の捕捉剤。
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2025090504000005.jpg
38
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(式中、Rは、炭素数1~4のアルキル基を表す。Xは、炭素数1~4のアルコキシ基を表す。mは、0~2の整数を表す。m’は、0又は1を表す。nは、1~12の整数を表す。mが2のとき、複数のRは同一又は相異なっていてもよい。mが0のとき、複数のXは同一又は相異なっていてもよい。
【請求項3】
Rが、メチル基であり、Xが、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、及びイソプロポキシ基からなる群より選ばれる少なくとも1種である、請求項2に記載の捕捉剤。
【請求項4】
nが3である、請求項2に記載の捕捉剤。
【請求項5】
アミノオキシアルキル基を化学結合により担持させた担体が、表面に水酸基を有する無機担体に、下記一般式(1)で表される化合物を反応させて担持させた担体である、請求項1に記載の捕捉剤。
JPEG
2025090504000006.jpg
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165
(式中、Rは、炭素数1~4のアルキル基を表す。Xは、炭素数1~4のアルコキシ基を表す。mは、0~2の整数を表し、nは、1~12の整数を表す。mが0又は1のとき、複数のXは同一又は相異なっていてもよい。mが2のとき、複数のRは同一又は相異なっていてもよい。)
【請求項6】
Rが、メチル基であり、Xが、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、及びイソプロポキシ基からなる群より選ばれる少なくとも1種である、請求項5に記載の捕捉剤。
【請求項7】
nが3である、請求項5に記載の捕捉剤。
【請求項8】
無機担体が、酸化亜鉛又は水酸化亜鉛である請求項1に記載の捕捉剤。
【請求項9】
請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の捕捉剤をアルデヒド類と接触させるアルデヒド類の除去方法。
【請求項10】
請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の捕捉剤を硫化水素又はメルカプタン類と接触させる硫化水素又はメルカプタン類の除去方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、硫黄系ガス、アルデヒド等の捕捉剤に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
不快な臭気物質を取り除いて快適な空気質を提供するために様々な消臭剤が市販されている。臭気物質の例として、硫化水素等の硫黄系ガスや、アセトアルデヒド等のアルデヒド類等が知られており、これらの臭気は人に強い不快感を与えることが知られている。硫化水素やメルカプタンといった硫黄系ガスの捕捉剤として亜鉛化合物が使用されることが知られており、例えば、特許文献1には、酸化亜鉛を主要成分とする消臭剤が開示されている。しかしながら、亜鉛化合物は硫黄系ガスに対する捕捉効果はあっても、アルデヒド類に対する捕捉効果は小さいという課題があった。
【0003】
一方、硫黄系ガスとアルデヒド類を同時に捕捉できる消臭剤として、活性炭が知られている。しかしながら、活性炭は一度捕捉した臭気分子を再放出してしまうことがある。また、活性炭そのものが着色しているため、用途が限られるという課題もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-52800号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の捕捉剤は、それ単体では硫黄系ガスとアルデヒドとを一括で捕捉できなかったり、あるいは捕捉できても再放出が起きるという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、後述する特定の捕捉剤が、上記の課題を解決することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち本開示は、以下の実施態様を含む。
【0008】
[1]亜鉛、銅、鉄、マンガン、コバルト、及びニッケルからなる群より選ばれる少なくとも1種の金属を含む無機担体に、アミノオキシアルキル基を化学結合により担持させた臭気物質の捕捉剤。
【0009】
[2]アミノオキシアルキル基を化学結合により担持させた担体が、下記一般式(1)で示されるいずれかの構造を有する担体である、上記[1]に記載の捕捉剤。
【0010】
JPEG
2025090504000001.jpg
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(【0011】以降は省略されています)
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