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公開番号2025088775
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2024208414
出願日2024-11-29
発明の名称希土類錯体含有ポリマー組成物及びその製造方法
出願人東ソー株式会社
代理人
主分類C08L 33/04 20060101AFI20250604BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】耐光性及び近紫外線に対する波長変換機能の両方に優れたポリマー組成物及びその製造方法の少なくともいずれかを提供することを目的とする。
【解決手段】一般式(1)で表される希土類錯体と、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、フッ素含有アクリル樹脂及びポリスチレンの群から選ばれる1以上のポリマーとを含有し、なおかつ、平均粒子径が5μm以上150μm以下である、希土類錯体含有ポリマー組成物。
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[Lnは3価の希土類イオンを表す。]
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
一般式(1)で表される希土類錯体と、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、フッ素含有アクリル樹脂及びポリスチレンの群から選ばれる1以上のポリマーとを含有し、なおかつ、平均粒子径が5μm以上150μm以下である、希土類錯体含有ポリマー組成物。
JPEG
2025088775000013.jpg
45
158
[式中、R

は、炭素数1~6のハロアルキル基を表す。R

、R

、R

及びR

は、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~10のアルキル基、炭素数3~10のシクロアルキル基、炭素数1~6のアルキルオキシ基で置換されていてもよい炭素数2~4のアルケニル基、炭素数1~6のハロアルキル基、炭素数3~6のハロシクロアルキル基、炭素数6~14のアリール基、又はハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数7~14のアラルキル基を表す。
また、R

、R

、R

及びR

のうち、隣接する二つの置換基は結合するベンゼン環と一体となって5員、6員又は7員環を形成していてもよい。]
[式中、X

は、各々独立に、炭素数1~10のアルキル基、炭素数3~10のシクロアルキル基、又は下記一般式(2)で表されるアリール基を表す。
JPEG
2025088775000014.jpg
30
114
(式中、X

は、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~6のアルキル基、炭素数3~10のシクロアルキル基、炭素数1~6のアルキルオキシ基、炭素数6~14のアリール基、炭素数4~12のヘテロアリール基、炭素数5~14のアリールオキシ基、炭素数1~6のハロアルキル基、炭素数3~6のハロシクロアルキル基又は炭素数1~6のハロアルキルオキシ基を表し、当該アリール基は、ハロゲン原子、炭素数1~6のアルキルオキシ基、炭素数1~6のハロアルキル基、炭素数1~6のハロアルキルオキシ基、水酸基、シアノ基及びニトロ基の群から選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよい。)
Lnは3価の希土類イオンを表す。]
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
Lnがユウロピウムイオン(III)である、請求項1に記載の希土類錯体含有ポリマー組成物。
【請求項3】


、R

、R

及びR

がいずれも水素原子である、請求項1又は2に記載の希土類錯体含有ポリマー組成物。
【請求項4】
モノマーと希土類錯体(1)とを混合し該モノマーを重合しポリマー微粒子を得る重合工程、及び該ポリマー微粒子を粉砕する粉砕工程を有する、請求項1又は2に記載の希土類錯体含有ポリマー組成物の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、希土類錯体含有ポリマー組成物、及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
農業用ハウス内で植物を栽培する施設栽培では、露地栽培に比べ、作物の収穫量、品質ともに飛躍的に向上するための施策が行われている。例えば、作物の収穫量および品質のさらなる向上、収穫時期の調整、栽培期間の短縮等を目的に、農業用ハウスに用いられるフィルムに、光合成の効率の低い紫外線や緑色~黄色系の光を光合成の効率の高い青色系や橙色~赤色系の光に変換する機能を付与する検討が行われている。
【0003】
農業用フィルムに上記機能を付与する手段として、特許文献1では、特定の波長の光を異なる波長の光に変換する機能(以下、「波長変換機能」ともいう。)を有する材料(以下、「波長変換材料」ともいう。)を含有するポリマー組成物が積層した農業用フィルムが開示されている。
【0004】
近年、優れた波長変換材料として、特許文献2ではβ-ジケトナト配位子とホスフィンオキシド配位子をもつ希土類錯体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平7-170865号公報
特開2003-81986号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
波長変換材料を含有する農業用フィルムの実用化にあたっては、高い耐光性及び近紫外線に対する高い波長変換機能の両方を有する必要がある。しかしながら、高い耐光性及び近紫外線に対する高い波長変換機能の両立は達成されておらず、農業用フィルムへの適用は困難である。
【0007】
本開示は、耐光性及び近紫外線に対する波長変換機能の両方に優れた希土類錯体含有ポリマー組成物及びその製造方法の少なくともいずれかを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、特定の構造を有する希土類錯体を用いて、特定の平均粒子径を有する希土類錯体含有ポリマーとすることで、耐光性と近紫外線に対する波長変換機能の両方に優れるポリマー組成物となることを見出した。
【0009】
すなわち、本発明は特許請求の範囲に記載の通りであり、また、本開示の要旨は以下の通りである。
[1]一般式(1)で表される希土類錯体と、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、フッ素含有アクリル樹脂及びポリスチレンの群から選ばれる1以上のポリマーとを含有し、なおかつ、平均粒子径が5μm以上150μm以下である、希土類錯体含有ポリマー組成物。
【0010】
JPEG
2025088775000001.jpg
45
158
(【0011】以降は省略されています)

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