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公開番号
2025082256
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-28
出願番号
2024153135
出願日
2024-09-05
発明の名称
導電性高分子組成物及びその用途
出願人
東ソー株式会社
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
C08L
65/00 20060101AFI20250521BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】微小構造金属が沈降し難く、更に表面抵抗率の低い導電性高分子膜を製造可能な導電性高分子組成物等を提供する。
【解決手段】π共役系導電性高分子(A)を0.01~10質量%含み、分散性金属(B)を0.01~1.0質量%含み、更にセルロースナノファイバ(C)を前記分散性金属(B)1質量部に対して、0.01~4質量部含むことを特徴とする、導電性高分子組成物を用いる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
π共役系導電性高分子(A)を0.01~10質量%含み、分散性金属(B)を0.01~1.0質量%含み、更にセルロースナノファイバ(C)を前記分散性金属(B)1質量部に対して、0.01~4質量部含むことを特徴とする、導電性高分子組成物。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記π共役系導電性高分子(A)が、下記一般式(1)で表される構造単位を2つ以上含むポリチオフェンである、請求項1に記載の導電性高分子組成物。
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2025082256000012.jpg
24
141
[前記一般式(1)において、Rは、スルホン酸基、及びホスホン酸基からなる群より選ばれる少なくとも一つの置換基を有する総炭素数が1~10の有機基を表す。]
【請求項3】
前記π共役系導電性高分子(A)が、下記一般式(3)で表される構造単位及び下記一般式(4)で表される構造単位からなる群より選ばれる少なくとも1種の構造単位を2つ以上含むポリチオフェンである、請求項1に記載の導電性高分子組成物。
JPEG
2025082256000013.jpg
39
150
[前記一般式(3)及び(4)において、R
1
は、水素原子、メチル基、エチル基、炭素数3~6の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基、又はフッ素原子を表し、mは独立して1~10の整数を表し、nは独立して0又は1を表す。]
【請求項4】
前記分散性金属(B)が、銀ナノ粒子、銀ナノプレート、銀ナノワイヤー、銅ナノ粒子、銅ナノプレート、及び銅ナノワイヤーからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の導電性高分子組成物。
【請求項5】
前記分散性金属(B)が、銀ナノワイヤーである、請求項1に記載の導電性高分子組成物。
【請求項6】
前記π共役系導電性高分子(A)の含有量が、前記導電性高分子組成物全体を100質量%として、0.05~5質量%である、請求項1に記載の導電性高分子組成物。
【請求項7】
前記分散性金属(B)の含有量が、前記π共役系導電性高分子(A)1質量部に対して、0.01~100質量部である、請求項1に記載の導電性高分子組成物。
【請求項8】
アミン化合物(D)を更に含む、請求項1に記載の導電性高分子組成物。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか1項に記載の導電性高分子組成物を、支持体に塗布し、次いで、乾燥させることを特徴とする、導電性高分子膜の製造方法。
【請求項10】
π共役系導電性高分子(A)と、分散性金属(B)と、セルロースナノファイバ(C)とを含む、導電性高分子膜。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、導電性高分子組成物及びその用途に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリアセチレン、ポリチオフェン、ポリアニリン、又はポリピロール等に代表されるπ共役系高分子に、電子受容性化合物をドーパントとしてドープした導電性高分子材料が開発されている。前記導電性高分子材料については、例えば、帯電防止剤、コンデンサの固体電解質、太陽電池材料、導電性塗料、電波遮蔽材、エレクトロクロミック素子、電極材料、熱電変換材料、透明導電膜、化学センサー、及びアクチュエータ等への応用が検討されている。これらの中でも、化学的安定性の面からポリチオフェン系導電性高分子材料が実用上有用である(例えば、特許文献1、2参照)。
【0003】
ポリチオフェン系導電性高分子材料としては、例えば、ドーパントとなるポリスチレンスルホン酸(PSS)の水溶液中で3,4-エチレンジオキシチオフェン(EDOT)を重合させることで得られるPEDOT:PSS水分散体溶液が挙げられる。また、水溶性の付与とドーピング作用とを兼ね備えた置換基(スルホ基、スルホネート基等)を、直接又はスペーサを介してポリマー主鎖中に有する、いわゆる自己ドープ型導電性高分子についても例示できる。これらのポリチオフェン系導電性高分子材料の用途として、例えば、微小構造金属を含む態様による透明電極への展開が検討されている(例えば、特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-152667号公報
特開2008-235645号公報
特開2009-205924号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来公知の、ポリチオフェン系導電性高分子材料と微小構造金属との混合物からなる導電性高分子組成物は、微小構造金属が時間の経過とともに徐々に沈降してしまう点において、改善の余地があった。
【0006】
本発明の一態様は、微小構造金属が沈降し難く、更に表面抵抗率の低い導電性高分子膜を製造可能な導電性高分子組成物等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、以下に示す導電性高分子組成物を見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明の一態様は以下に示す通りの導電性高分子組成物に関するものである。
【0009】
[1]
π共役系導電性高分子(A)を0.01~10質量%含み、分散性金属(B)を0.01~1.0質量%含み、更にセルロースナノファイバ(C)を前記分散性金属(B)1質量部に対して、0.01~4質量部含むことを特徴とする、導電性高分子組成物。
【0010】
[2]
前記π共役系導電性高分子(A)が、下記一般式(1)で表される構造単位を2つ以上含むポリチオフェンである、[1]に記載の導電性高分子組成物。
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24
141
[前記一般式(1)において、Rは、スルホン酸基、及びホスホン酸基からなる群より選ばれる少なくとも一つの置換基を有する総炭素数が1~10の有機基を表す。]
(【0011】以降は省略されています)
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