TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025090930
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-18
出願番号
2023205833
出願日
2023-12-06
発明の名称
ビフェニレン化合物、有機半導体層、及び有機薄膜トランジスタ
出願人
東ソー株式会社
代理人
主分類
H10K
10/46 20230101AFI20250611BHJP()
要約
【課題】 高いキャリア移動度、高耐熱性、及び適度な溶解性を持つ塗布型の有機半導体材料である新規なビフェニレン化合物、これを用いた有機半導体層、有機薄膜トランジスタを提供する。
【解決手段】 下記一般式(1-I)または(1-II)で示されるビフェニレン化合物。
【化1】
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025090930000049.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">45</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">107</com:WidthMeasure> </com:Image> (ここで、A
1
~A
4
は、それぞれ独立して、酸素、硫黄、セレンを示し、R
1
及びR
3
は、それぞれ独立して、炭素数4~20のアリール基を示し、R
2
及びR
4
は、それぞれ独立して、炭素数1~5のアルキル基を示し、m及びnは0~4の整数を示す。)
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(1-I)または(1-II)で示されるビフェニレン化合物。
JPEG
2025090930000048.jpg
45
107
(ここで、A
1
~A
4
は、それぞれ独立して、酸素、硫黄、セレンを示し、R
1
及びR
3
は、それぞれ独立して、炭素数4~20のアリール基を示し、R
2
及びR
4
は、それぞれ独立して、炭素数1~5のアルキル基を示し、m及びnは0~4の整数を示す。)
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
A
1
~A
4
が硫黄であることを特徴とする請求項1に記載のビフェニレン化合物。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のビフェニレン化合物を含有することを特徴とする有機半導体層形成用溶液。
【請求項4】
請求項3に記載の有機半導体層形成用溶液を用いてなることを特徴とする有機半導体層。
【請求項5】
請求項4に記載の有機半導体層を含んでなることを特徴とする有機薄膜トランジスタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、有機半導体材料等の電子材料への展開が可能な新規なビフェニレン化合物、これを用いた有機半導体層、及び有機薄膜トランジスタに関するものであり、特に溶解性及び耐熱性に優れることから様々なデバイス作製プロセスに適用可能な新規なビフェニレン化合物、これを用いた有機半導体層、及び有機薄膜トランジスタに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
有機薄膜トランジスタに代表される有機半導体デバイスは、省エネルギー、低コスト及びフレキシブルといった無機半導体デバイスにはない特徴を有することから近年注目されている。この有機半導体デバイスは、有機半導体層、基板、絶縁層、電極等の数種類の材料から構成され、中でも電荷のキャリア移動を担う有機半導体層は該デバイスの中心的な役割を有している。そして、有機半導体デバイス性能は、この有機半導体層を構成する有機半導体材料のキャリア移動度により左右されることから、高キャリア移動度を与える有機半導体材料の出現が所望されている。
【0003】
有機半導体層を作製する方法としては、高温真空下、有機材料を気化させて実施する真空蒸着法、有機材料を適度な溶媒に溶解させその溶液を塗布する塗布法等の方法が一般的に知られている。このうち、塗布法においては、高温高真空条件を用いることなく印刷技術を用いても実施することができるため、デバイス作製の大幅な製造コストの削減を図ることが期待でき、経済的に好ましいプロセスである。
【0004】
このような塗布法に使用される有機半導体材料は、高いキャリア移動度、及びデバイス作製のプロセス上の観点から、130℃以上の耐熱性及び室温での溶解度が0.1重量%以上を持つことが好ましい。さらに、デバイスの観点からは電極との接触抵抗を小さくするためHOMOレベル-5.4eV以上であり、電極の仕事関数に近いことが好ましい。
【0005】
ここで、一般的に、縮合環系の棒状の分子長軸を有する低分子半導体は、高分子半導体と比べて結晶性が高いため高キャリア移動度を発現しやすいことが知られている。しかし、縮合環数が5以下では低融点及びHOMOレベルが低い課題が、縮合環数が6以上では低溶解性である課題があり、高キャリア移動度、高耐熱性、適度な溶解性及び高いHOMOレベルを兼ね合わせた低分子系の有機半導体材料は殆ど知られていないのが現状である。
【0006】
現在、低分子系材料としては、2,7-ジアルキル置換ベンゾチエノベンゾチオフェン(縮合4環)(例えば、特許文献1参照及び非特許文献1参照)、6,6’-ジアルキルジナフトチエノチオフェン(縮合6環)(例えば、特許文献2参照)、ターフェニレン化合物(例えば、特許文献3参照)等が提案されている。
【0007】
しかし、特許文献1及び非特許文献1に記載されたジアルキル置換ベンゾチエノベンゾチオフェンの場合、HOMOレベルが-5.5eVであり、HOMOレベルの向上が求められるものであった。また、130℃以上に加熱するとトランジスタ動作が失われるという問題があった。
【0008】
特許文献2に記載の6,6’-ジアルキルジナフトチエノチオフェンは、60℃での溶解度が0.08g/L以下(0.01重量%以下、トルエン)と低い課題があった。
【0009】
さらに特許文献3に記載のターフェニレン化合物は、ベンゼン環とシクロブテン環からなる直線性の高い縮合環骨格を有するため、溶解度が低下する課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
WO2008/047896号公報
WO2010/098372号公報
WO2006/109569号公報
【非特許文献】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
東ソー株式会社
捕捉剤
1か月前
東ソー株式会社
摺動部材
1か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物
1か月前
東ソー株式会社
歯科ブランク
1か月前
東ソー株式会社
多層フィルム
1か月前
東ソー株式会社
歯科ブランク
1か月前
東ソー株式会社
焼結体の製造方法
1か月前
東ソー株式会社
焼結体の製造方法
1か月前
東ソー株式会社
ゴム用接着性改質剤
23日前
東ソー株式会社
炭素-窒素結合形成方法
7日前
東ソー株式会社
封止用オイルの除去方法
16日前
東ソー株式会社
リサイクル粉末の製造方法
1か月前
東ソー株式会社
カルボニル化合物の捕捉剤
1か月前
東ソー株式会社
クロロプレンラテックス組成物
1か月前
東ソー株式会社
二酸化炭素分離用アミン組成物
1か月前
東ソー株式会社
クロロプレンラテックス組成物
1か月前
東ソー株式会社
基材の洗浄効率を評価する方法
28日前
東ソー株式会社
導電性高分子組成物及びその用途
1か月前
東ソー株式会社
消臭性組成物及び脱臭フィルター
1か月前
東ソー株式会社
導電性高分子組成物及びその用途
1か月前
東ソー株式会社
ジルコニア焼結体及びその製造方法
1か月前
東ソー株式会社
洗浄剤組成物及びリサイクルシステム
2か月前
東ソー株式会社
クロムシリサイド膜及びその製造方法
16日前
東ソー株式会社
基準電圧設定回路、駆動回路及び駆動装置
24日前
東ソー株式会社
免疫グロブリン結合性タンパク質の保存溶液
14日前
東ソー株式会社
懸濁状態のイオン交換樹脂によるサプレッサー
1か月前
東ソー株式会社
バイオマス由来のクロロスルホン化ポリエチレン
今日
東ソー株式会社
希土類錯体含有ポリマー組成物及びその製造方法
1か月前
東ソー株式会社
窒化マグネシウムケイ素膜、圧電体及び圧電素子
7日前
東ソー株式会社
重合体、その架橋物及びこれらを含む電子デバイス
15日前
東ソー株式会社
ハロゲン含有ポリマーからなる粉体及びその製造方法
15日前
東ソー株式会社
パーフルオロピルビン酸フルオリドダイマーの製造方法
1か月前
東ソー株式会社
ポリシロキサン、その製造方法、及びそれを含む消臭剤
1か月前
東ソー株式会社
スピネル型マンガン酸リチウム組成物及びその製造方法
16日前
東ソー株式会社
歯科ブランク
1か月前
東ソー株式会社
遺伝子組換え大腸菌を用いたFc結合性タンパク質の製造方法
1か月前
続きを見る
他の特許を見る