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公開番号
2025136802
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024035661
出願日
2024-03-08
発明の名称
樹脂チューブ
出願人
株式会社カネカ
代理人
弁理士法人有古特許事務所
主分類
C08L
67/04 20060101AFI20250911BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂成分を含有し、かつ低温での耐衝撃性が改善された樹脂チューブの提供。
【解決手段】ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂成分が、重量平均分子量が40万以上70万未満であり、且つ3-ヒドロキシブチレート単位の含有割合が50モル%以上76モル%以下である3-ヒドロキシブチレート単位と他のヒドロキシアルカノエート単位との共重合体(A)、及び重量平均分子量が70万以上である3-ヒドロキシブチレート単位と他のヒドロキシアルカノエート単位との共重合体(B)を含有し、ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂成分の全量のうち共重合体(A)の含有量が21重量%以上40重量%以下、共重合体(B)の含有量が1重量%以上20重量%以下である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂成分を含有する樹脂チューブであって、
前記ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂成分が、
重量平均分子量が40万以上70万未満であり、且つ3-ヒドロキシブチレート単位の含有割合が50モル%以上76モル%以下である3-ヒドロキシブチレート単位と他のヒドロキシアルカノエート単位との共重合体(A)、及び
重量平均分子量が70万以上である3-ヒドロキシブチレート単位と他のヒドロキシアルカノエート単位との共重合体(B)を含有し、
前記ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂成分の全量のうち共重合体(A)の含有量が21重量%以上40重量%以下、共重合体(B)の含有量が1重量%以上20重量%以下である、樹脂チューブ。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
共重合体(B)は、3-ヒドロキシブチレート単位の含有割合が50モル%以上92モル%以下である、請求項1に記載の樹脂チューブ。
【請求項3】
前記ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂成分が、ポリ(3-ヒドロキシブチレート)(C1)、及び/又は、重量平均分子量が10万以上70万未満であり、且つ3-ヒドロキシブチレート単位の含有割合が94モル%以上99モル%以下である3-ヒドロキシブチレート単位と他のヒドロキシアルカノエート単位との共重合体(C2)をさらに含み、
ポリ(3-ヒドロキシブチレート)(C1)と共重合体(C2)の合計含有量が、前記ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂成分の全量のうち40重量%以上である、請求項1又は2に記載の樹脂チューブ。
【請求項4】
ポリ(3-ヒドロキシブチレート)(C1)の含有量が、前記ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂成分の全量のうち10重量%以上である、請求項3に記載の樹脂チューブ。
【請求項5】
可塑剤(D)の含有量が、前記ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂成分の全量100重量部に対して0重量部以上3重量部以下である、請求項1又は2に記載の樹脂チューブ。
【請求項6】
肉厚が0.01mm以上10mm以下である、請求項1又は2に記載の樹脂チューブ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂を含有する樹脂チューブに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、欧州を中心に生ゴミの分別回収やコンポスト処理が進められており、生ゴミと共にコンポスト処理できるプラスチック製品が望まれている。さらに、マイクロプラスチックによる海洋汚染がクローズアップされ、海水中で分解するプラスチックの開発が期待されている。
【0003】
ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂は、多くの微生物種の細胞内にエネルギー貯蔵物質として生産、蓄積される熱可塑性ポリエステルであり、土中だけでなく、海水中でも生分解が進行しうる材料であるため、上記の問題を解決する素材として注目されている。
【0004】
そのようなポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂を、ストロー等の樹脂チューブを構成する樹脂材料として利用することが検討されている。
【0005】
特許文献1及び2では、構成モノマーの種類及び/又は構成モノマーの含有割合が互いに異なる少なくとも2種類のポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂を含有する樹脂チューブが開示されている。
【0006】
また、特許文献3では、重量平均分子量が30万~50万であり、かつ、分子量分布において重量平均分子量が25万以下の成分が占める割合が15~40重量%であるポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂を用いることにより、高強度で、高速成形が可能な樹脂チューブを提供できることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
国際公開第2022/009717号
特開2024-8387号公報
国際公開第2023/100673号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
樹脂チューブには、製造時や運搬時、使用時に割れにくいこと、即ち耐衝撃性が求められる。特に、樹脂チューブを冷蔵庫に保管する場合には、低温でも良好な耐衝撃性を有することが求められる。
【0009】
しかし、特許文献1~3で開示されているポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂の組成によると、低温での耐衝撃性が良好な樹脂チューブを得ることは容易ではない。また、特許文献1では耐衝撃性に優れた樹脂チューブを提供できると記載されているが、低温での耐衝撃性については記載されていない。
【0010】
本発明は、上記現状に鑑み、ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂成分を含有し、かつ低温での耐衝撃性が改善された樹脂チューブを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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