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公開番号
2025172596
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-26
出願番号
2024078193
出願日
2024-05-13
発明の名称
イチュリン含有組成物
出願人
株式会社カネカ
代理人
弁理士法人平木国際特許事務所
主分類
A01N
43/36 20060101AFI20251118BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】抗菌活性が増強されたイチュリン含有組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】イチュリン含有組成物であって、イチュリン総重量の20%以上が、炭素数17以上の脂肪酸鎖を含むイチュリンである、前記組成物を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
イチュリン含有組成物であって、イチュリン総重量の20%以上が、炭素数17以上の脂肪酸鎖を含むイチュリンである、前記組成物。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
イチュリン総重量の30%以上が、炭素数17以上の脂肪酸鎖を含むイチュリンである、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
イチュリン総重量の50%以上が、炭素数17以上の脂肪酸鎖を含むイチュリンである、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記炭素数が17である、請求項1~3のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項5】
炭素数18の脂肪酸鎖を含むイチュリンを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項6】
イチュリン含有組成物であって、イチュリン総重量の1%以上が、炭素数18の脂肪酸鎖を含むイチュリンである、前記組成物。
【請求項7】
バチルス属細菌の抽出物である、請求項1~3及び6のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項8】
バチルス属細菌の、培養液若しくはその上清、培養液由来の沈殿物若しくはその懸濁液、破砕液若しくはその上清、又は破砕液由来の沈殿物若しくはその懸濁液である、請求項1~3及び6のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項9】
対象植物に請求項1~3及び6のいずれか一項に記載の組成物を接触させる接触工程を含む植物病害防除方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、炭素数17以上の脂肪酸鎖を含むイチュリンを含むイチュリン含有組成物、及びバチルス属細菌の抽出物であるイチュリン含有組成物等に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
バイオ農薬(生物農薬)とは、生物由来の培養物や発酵生産物、抽出物、又は生物そのものを植物病原体防除の有効成分として含む農薬である。近年では、従来の化学合成農薬を代替し、環境や生態系への影響や人体の健康への影響を低減することができる安全な農薬として、バイオ農薬に対する期待が高まっている。
【0003】
現在バイオ農薬としての利用が進められているバチルス属細菌は、数十種類以上の抗菌物質を産生することができ、その含有成分は細菌や真菌等の様々な植物病原体に対する防除において有効であることが知られている。
【0004】
特にバチルス属細菌によって産生される環状リポペプチドは、ペプチド部分と脂肪酸部分から構成される両親媒性の抗菌物質であり、植物病原体である細菌や真菌の膜構造を破壊する活性を有する(非特許文献1)。バチルス属細菌では様々な種類の環状リポペプチドが産生されることが知られているが、それらはペプチド部分におけるアミノ酸配列や脂肪酸鎖の種類によって主にイチュリンファミリー、サーファクチンファミリー、及びフェンジシンファミリーに分類することができる。
【0005】
例えばイチュリンファミリーの環状リポペプチド(本明細書ではしばしば「イチュリンファミリーリポペプチド」と略記する)は、7つのアミノ酸とβ-アミノ脂肪酸が環状に連結された構造を有し、植物病原体の膜構造を破壊する活性や、防御応答を植物に誘導する活性に基づく、強力な抗菌活性を示す(非特許文献2)。
【0006】
イチュリンファミリーリポペプチドは、7アミノ酸部分のアミノ酸配列に基づいてさらにイチュリン、ミコスチリン、バシロマイシン、モハベンシン等に分類される。これらの各メンバーは、β-アミノ脂肪酸部分の炭素数や分岐構造が異なるリポペプチドの混合物として産生され得る。例えばイチュリンでは、炭素数が異なるβ-アミノ脂肪酸部分や、分岐構造が異なる異性体が知られている。
【0007】
環状リポペプチドの植物病害防除への応用を進めるために、バチルス属細菌によって産生される環状リポペプチドの抗菌活性をさらに増強するための方法が求められている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0008】
Ongena M.and Jacques P.,Trends in Microbiology,2007,16(3):115-125.
Dunlap C.A.,Bowman M.J.,and Rooney A.P.,Frontiers in Microbiology,2019,Vol.10,Article 1794.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、抗菌活性が増強されたイチュリン含有組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
バチルス属細菌においてイチュリンファミリーリポペプチドは、イチュリンファミリーリポペプチド合成酵素Aを含む4つの酵素ユニットで構成されるイチュリンファミリーリポペプチド合成酵素複合体によって合成される。イチュリンファミリーリポペプチド合成酵素Aは、イチュリン合成反応の初期段階において異なる反応を触媒する複数のドメインで構成されるモジュール型酵素として知られている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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