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公開番号2025150981
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024052173
出願日2024-03-27
発明の名称カテーテル
出願人株式会社カネカ
代理人弁理士法人アスフィ国際特許事務所
主分類A61M 25/00 20060101AFI20251002BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】狭窄部に一層食い込みやすいカテーテルを提供する。
【解決手段】長手軸方向に延在する内腔を有する筒状部材を有するカテーテルであって、前記筒状部材の径方向の外側に凸部を有するカテーテル。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
長手軸方向に延在する内腔を有する筒状部材を有するカテーテルであって、
前記筒状部材の径方向の外側に凸部を有するカテーテル。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記筒状部材の径方向の外側に編組チューブまたはコイルを有し、
前記凸部は、前記編組チューブまたは前記コイルの径方向の外側に配されている請求項1に記載のカテーテル。
【請求項3】
前記編組チューブまたは前記コイルの径方向の外側に外層を有し、
前記凸部は、前記外層の径方向の外側に配されている請求項2に記載のカテーテル。
【請求項4】
前記凸部は、前記筒状部材の前記長手軸方向の近位側から遠位側に向かって延在している請求項1に記載のカテーテル。
【請求項5】
前記凸部の延在方向は、前記長手軸方向に対して平行である請求項4に記載のカテーテル。
【請求項6】
前記凸部は、前記長手軸方向に延在する内腔を有する請求項5に記載のカテーテル。
【請求項7】
前記凸部の延在方向は、前記長手軸方向に対して非平行である請求項4に記載のカテーテル。
【請求項8】
前記筒状部材の前記長手軸方向の垂直断面における前記凸部の外縁の形状は、円形、楕円形、長円形、卵形、多角形、またはこれらの組み合わせである請求項1に記載のカテーテル。
【請求項9】
前記凸部は、前記筒状部材の周方向に等間隔に配されている請求項1に記載のカテーテル。
【請求項10】
前記凸部は、前記筒状部材の周方向に非等間隔に配されている請求項1に記載のカテーテル。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カテーテルに関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
医療現場では、種々のカテーテルが用いられている。血管内や体腔内にカテーテルを挿入し、カテーテルの先端部を目的位置まで到達させることにより、例えば、薬剤や造影剤を投与、注入するなどの処置や診断を行うことができる。こうしたカテーテルとして、特許文献1には、親カテーテルの基端側開口部から挿入されて該親カテーテルの先端側開口部から突出させて用いられる子カテーテルにおいて、基端側から先端側に向かって延びるプロキシマルシャフトの先端部分に対してディスタールシャフトが設けられたラピッドエクスチェンジタイプとされていると共に、該プロキシマルシャフトに沿って線状部材が配されており、該線状部材を基端側から操作することで先端側において該ディスタールシャフトの外周面から該線状部材が突出して前記親カテーテルの内周面に押し付けられる当接部が設けられている子カテーテルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6268673号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
マイクロカテーテルやガイドエクステンションカテーテルなどの筒状のカテーテルは狭窄部に食い込みにくいため、筒状のカテーテル内にガイドワイヤや併用デバイスを押し込んだ際に反作用で筒状のカテーテルがキックバックしてしまい、ガイドワイヤや併用デバイスを遠位まで押し込めないことがあった。
【0005】
本発明は上記の様な事情に着目してなされたものであって、その目的は、狭窄部に食い込みやすいカテーテルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下の通りである。
[1] 長手軸方向に延在する内腔を有する筒状部材を有するカテーテルであって、前記筒状部材の径方向の外側に凸部を有するカテーテル。
[2] 前記筒状部材の径方向の外側に編組チューブまたはコイルを有し、前記凸部は、前記編組チューブまたは前記コイルの径方向の外側に配されている[1]に記載のカテーテル。
[3] 前記編組チューブまたは前記コイルの径方向の外側に外層を有し、前記凸部は、前記外層の径方向の外側に配されている[2]に記載のカテーテル。
[4] 前記凸部は、前記筒状部材の前記長手軸方向の近位側から遠位側に向かって延在している[1]~[3]のいずれかに記載のカテーテル。
[5] 前記凸部の延在方向は、前記長手軸方向に対して平行である[4]に記載のカテーテル。
[6] 前記凸部は、前記長手軸方向に延在する内腔を有する[5]に記載のカテーテル。
[7] 前記凸部の延在方向は、前記長手軸方向に対して非平行である[4]に記載のカテーテル。
[8] 前記筒状部材の前記長手軸方向の垂直断面における前記凸部の外縁の形状は、円形、楕円形、長円形、卵形、多角形、またはこれらの組み合わせである[1]~[7]のいずれかに記載のカテーテル。
[9] 前記凸部は、前記筒状部材の周方向に等間隔に配されている[1]~[8]のいずれかに記載のカテーテル。
[10] 前記凸部は、前記筒状部材の周方向に非等間隔に配されている[1]~[8]のいずれかに記載のカテーテル。
[11] 前記凸部は、金属および/または樹脂を含む[1]~[10]のいずれかに記載のカテーテル。
[12] 前記筒状部材に固定され、該筒状部材より近位側に延在している線状部材を更に有する[1]~[11]のいずれかに記載のカテーテル。
[13] 前記筒状部材の前記長手軸方向に延在する内腔を有し、遠位端に開口を有する第2のカテーテル内に挿入され、前記第2のカテーテルの前記開口から突出可能な延長カテーテルである[12]に記載のカテーテル。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るカテーテルは、カテーテルを構成する筒状部材の径方向の外側に凸部が配されているため、凸部が狭窄部に食い込みやすくなり、ガイドワイヤや併用デバイスを遠位まで押し込みやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、カテーテルの実施の形態を示す側面図である。
図2は、図1のII-II断面図である。
図3は、図1のII-II断面図の他の例を示す断面図である。
図4は、カテーテルの他の実施の形態を示す側面図である。
図5は、図4に示したカテーテルを第2のカテーテル内に挿入し、第2のカテーテルの遠位端の開口から一部を突出させている状態を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に係るカテーテルは、長手軸方向に延在する内腔を有する筒状部材を有するカテーテルであって、前記筒状部材の径方向の外側に凸部を有するカテーテルである。
【0010】
以下、実施の形態に基づき本発明をより具体的に説明するが、本発明は下記実施の形態によって制限を受けるものではなく、前記および後記の趣旨に適合し得る範囲で変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。なお、各図面において、便宜上、ハッチングや部材符号等を省略する場合もあるが、かかる場合、明細書や他の図面を参照するものとする。また、図面における種々の部材の寸法は、本発明の特徴の理解に資することを優先しているため、実際の寸法とは異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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