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公開番号
2025121275
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-19
出願番号
2024016622
出願日
2024-02-06
発明の名称
物品およびその製造方法
出願人
株式会社カネカ
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
C08F
290/06 20060101AFI20250812BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】基材と硬化物との接着強度を向上させた物品を提供する。
【解決手段】本発明の一態様に係る物品は、基材および硬化性組成物を備えている。硬化性組成物と基材が接している接着面の少なくとも一部は、プラズマ処理されている。硬化性組成物は、成分A:1分子あたりに平均して1.2個以上の(メタ)アクリロイル基を有するイソブチレン系重合体および成分B:ラジカル重合開始剤を含んでいる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
基材および硬化性組成物を備えている物品であって、
上記硬化性組成物は、上記基材の接着面において当該基材と接しており、
上記接着面の少なくとも一部は、プラズマ処理されており、
上記硬化性組成物は、下記成分Aおよび成分Bを含んでいる、物品:
成分A:1分子あたりに平均して1.2個以上の(メタ)アクリロイル基を有するイソブチレン系重合体;
成分B:ラジカル重合開始剤。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
基材および硬化物を備えている物品であって、
上記硬化物は、上記基材の接着面において当該基材と接しており、
上記接着面の少なくとも一部は、プラズマ処理されており、
上記硬化物は、下記成分Aおよび成分Bを含んでいる硬化性組成物を硬化させてなるものである、物品:
成分A:1分子あたりに平均して1.2個以上の(メタ)アクリロイル基を有するイソブチレン系重合体;
成分B:ラジカル重合開始剤。
【請求項3】
上記接着面の少なくとも一部は、金属である、請求項1または2に記載の物品。
【請求項4】
上記接着面の少なくとも一部は、アルミニウム、アルミニウム系合金、鉄、鉄系合金またはこれらの組合せである、請求項1または2に記載の物品。
【請求項5】
上記硬化性組成物は、下記成分Cおよび/または成分Dをさらに含んでいる、請求項1または2に記載の物品:
成分C:可塑剤;
成分D:ビニル系モノマー。
【請求項6】
上記成分Dは、ポリブテンオイルおよび/またはパラフィンオイルである、請求項5に記載の物品。
【請求項7】
下記工程を有する、物品の製造方法であって:
工程2a:基材の接着面に硬化性組成物を塗布する工程;
上記接着面の少なくとも一部は、プラズマ処理されており、
上記硬化性組成物は、下記成分Aおよび成分Bを含んでいる、製造方法:
成分A:1分子あたりに平均して1.2個以上の(メタ)アクリロイル基を有するイソブチレン系重合体;
成分B:ラジカル重合開始剤。
【請求項8】
下記工程を有する、物品の製造方法であって:
工程2b:基材の接着面に塗布されている硬化性組成物を硬化させる工程;
上記接着面の少なくとも一部は、プラズマ処理されており、
上記硬化性組成物は、下記成分Aおよび成分Bを含んでいる、製造方法:
成分A:1分子あたりに平均して1.2個以上の(メタ)アクリロイル基を有するイソブチレン系重合体;
成分B:ラジカル重合開始剤。
【請求項9】
下記工程をさらに有する、請求項7または8に記載の製造方法であって:
工程1:上記基材をプラズマ処理する工程;
上記プラズマ処理は、下記条件のうち1つ以上を満たすものである、製造方法。
・照射距離:1~100mm
・照射の移動速度:1~1000mm/sec
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、硬化性組成物または硬化物と基材とを備えている物品に関する。本発明はまた、この物品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、(メタ)アクリロイル基を有するイソブチレン系重合体を含む硬化性組成物が、シール材や接着剤などの用途に応用されている。このような硬化性組成物を開示している文献の例として、特許文献1、2がある。また、(メタ)アクリロイル基を有するイソブチレン系重合体の製造方法を開示している文献の例として、特許文献3が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-216782号公報
国際公開第2013/047314号
国際公開第2017/047335号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上述のような従来技術には、基材と硬化物との接着強度をさらに向上させる余地があった。
【0005】
本発明の一態様は、基材と硬化物との接着強度を向上させた物品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る物品は、基材および硬化性組成物を備えている物品であって、
上記硬化性組成物は、上記基材の接着面において当該基材と接しており、
上記接着面の少なくとも一部は、プラズマ処理されており、
上記硬化性組成物は、下記成分Aおよび成分Bを含んでいる:
成分A:1分子あたりに平均して1.2個以上の(メタ)アクリロイル基を有するイソブチレン系重合体;
成分B:ラジカル重合開始剤。
【0007】
本発明の他の態様に係る物品は、基材および硬化物を備えている物品であって、
上記硬化物は、上記基材の接着面において当該基材と接しており、
上記接着面の少なくとも一部は、プラズマ処理されており、
上記硬化物は、下記成分Aおよび成分Bを含んでいる硬化性組成物を硬化させてなるものである:
成分A:1分子あたりに平均して1.2個以上の(メタ)アクリロイル基を有するイソブチレン系重合体;
成分B:ラジカル重合開始剤。
【0008】
本発明の一態様に係る物品の製造方法は、下記工程を有する、物品の製造方法であって:
工程2a:基材の接着面に硬化性組成物を塗布する工程;
上記接着面の少なくとも一部は、プラズマ処理されており、
上記硬化性組成物は、下記成分Aおよび成分Bを含んでいる:
成分A:1分子あたりに平均して1.2個以上の(メタ)アクリロイル基を有するイソブチレン系重合体;
成分B:ラジカル重合開始剤。
【0009】
本発明の他の態様に係る物品の製造方法は、下記工程を有する、物品の製造方法であって:
工程2b:基材の接着面に塗布されている硬化性組成物を硬化させる工程;
上記接着面の少なくとも一部は、プラズマ処理されており、
上記硬化性組成物は、下記成分Aおよび成分Bを含んでいる:
成分A:1分子あたりに平均して1.2個以上の(メタ)アクリロイル基を有するイソブチレン系重合体;
成分B:ラジカル重合開始剤。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一態様によれば、基材と硬化物との接着強度を向上させた物品が提供される。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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