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公開番号
2025145903
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024046401
出願日
2024-03-22
発明の名称
磁性ビーズの製造方法
出願人
デンカ株式会社
代理人
個人
主分類
C08F
2/44 20060101AFI20250926BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】磁性ビーズ中の磁性粒子の含有率を向上させることが可能な磁性ビーズの製造方法を提供する。
【解決手段】モノマーと、磁性粒子と、水溶性重合禁止剤と、を含む懸濁液中において、前記モノマーを重合させる工程(A)を含む、磁性ビーズの製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
モノマーと、磁性粒子と、水溶性重合禁止剤と、を含む懸濁液中において、前記モノマーを重合させる工程(A)を含む、磁性ビーズの製造方法。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記水溶性重合禁止剤は亜硝酸塩を含む、請求項1に記載の磁性ビーズの製造方法。
【請求項3】
前記亜硝酸塩は、亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カリウム、亜硝酸リチウム、亜硝酸セシウム、亜硝酸マグネシウム、亜硝酸カルシウム、亜硝酸バリウム、亜硝酸ストロンチウム、亜硝酸銀、亜硝酸アンモニウム、および、亜硝酸ジシクロヘキシルアンモニウムからなる群から選択される少なくとも一種を含む、請求項2に記載の磁性ビーズの製造方法。
【請求項4】
前記懸濁液中の前記水溶性重合禁止剤の含有量は、前記懸濁液の全体を100質量%としたとき、0.001質量%以上1.0質量%以下である、請求項1または2に記載の磁性ビーズの製造方法。
【請求項5】
前記モノマーは、ビニル基、ビニリデン基、および、(メタ)アクリロイル基からなる群から選択される少なくとも一種を有するモノマー(a)を含む、請求項1または2に記載の磁性ビーズの製造方法。
【請求項6】
前記モノマー(a)は、スチレン系モノマー、および、アルキル(メタ)アクリレートからなる群から選択される少なくとも一種を含む、請求項5に記載の磁性ビーズの製造方法。
【請求項7】
前記磁性粒子は、マグネタイトおよびマグへマイトからなる群から選択される少なくとも一種を含む、請求項1または2に記載の磁性ビーズの製造方法。
【請求項8】
前記磁性粒子は、脂肪酸およびシランカップリング剤からなら群から選択される少なくとも一種により修飾された磁性粒子を含む、請求項1または2に記載の磁性ビーズの製造方法。
【請求項9】
前記磁性粒子の粒子径は1nm以上5000nm以下である、請求項1または2に記載の磁性ビーズの製造方法。
【請求項10】
前記工程(A)の前に、前記モノマーと、前記磁性粒子と、を含むモノマー混合物を調製する工程(B)と、
前記モノマー混合物を、前記水溶性重合禁止剤を含む水性媒体中に分散させ、前記懸濁液を調製する工程(C)と、をさらに含む、請求項1または2に記載の磁性ビーズの製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は磁性ビーズの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリマーと磁性粒子とを含む磁性ビーズに関する技術として、例えば、特許文献1に記載の技術が知られている。
【0003】
特許文献1には、不飽和カルボン酸1~20重量%を含むラジカル重合性ビニル単量体100重量部と磁性体5~200重量部を混合し、水中に分散した後、油溶性開始剤で重合して得られる粒子を、有機性塩基およびまたは水溶性溶剤で処理することを特徴とする磁性ポリマー粒子の製造方法が記載されている。
特許文献1の磁性ポリマー粒子の製造方法によれば、粒子の表面に有用なカルボキシル基が多く存在し、表面荷電量が大きい粒子が得られると記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-87711号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、磁性ビーズ中の磁性粒子の含有率を向上させることが可能な磁性ビーズの製造方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、以下に示す磁性ビーズの製造方法が提供される。
【0007】
[1]
モノマーと、磁性粒子と、水溶性重合禁止剤と、を含む懸濁液中において、前記モノマーを重合させる工程(A)を含む、磁性ビーズの製造方法。
[2]
前記水溶性重合禁止剤は亜硝酸塩を含む、前記[1]に記載の磁性ビーズの製造方法。
[3]
前記亜硝酸塩は、亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カリウム、亜硝酸リチウム、亜硝酸セシウム、亜硝酸マグネシウム、亜硝酸カルシウム、亜硝酸バリウム、亜硝酸ストロンチウム、亜硝酸銀、亜硝酸アンモニウム、および、亜硝酸ジシクロヘキシルアンモニウムからなる群から選択される少なくとも一種を含む、前記[2]に記載の磁性ビーズの製造方法。
[4]
前記懸濁液中の前記水溶性重合禁止剤の含有量は、前記懸濁液の全体を100質量%としたとき、0.001質量%以上1.0質量%以下である、前記[1]~[3]のいずれかに記載の磁性ビーズの製造方法。
[5]
前記モノマーは、ビニル基、ビニリデン基、および、(メタ)アクリロイル基からなる群から選択される少なくとも一種を有するモノマー(a)を含む、前記[1]~[4]のいずれかに記載の磁性ビーズの製造方法。
[6]
前記モノマー(a)は、スチレン系モノマー、および、アルキル(メタ)アクリレートからなる群から選択される少なくとも一種を含む、前記[5]に記載の磁性ビーズの製造方法。
[7]
前記磁性粒子は、マグネタイトおよびマグへマイトからなる群から選択される少なくとも一種を含む、前記[1]~[6]のいずれかに記載の磁性ビーズの製造方法。
[8]
前記磁性粒子は、脂肪酸およびシランカップリング剤からなら群から選択される少なくとも一種により修飾された磁性粒子を含む、前記[1]~[7]のいずれかに記載の磁性ビーズの製造方法。
[9]
前記磁性粒子の粒子径は1nm以上5000nm以下である、前記[1]~[8]のいずれかに記載の磁性ビーズの製造方法。
[10]
前記工程(A)の前に、前記モノマーと、前記磁性粒子と、を含むモノマー混合物を調製する工程(B)と、
前記モノマー混合物を、前記水溶性重合禁止剤を含む水性媒体中に分散させ、前記懸濁液を調製する工程(C)と、をさらに含む、前記[1]~[9]のいずれかに記載の磁性ビーズの製造方法。
[11]
前記磁性ビーズ中の前記磁性粒子の含有量は、前記磁性ビーズの全体を100質量%としたとき、1質量%以上40質量%以下である、前記[1]~[10]のいずれかに記載の磁性ビーズの製造方法。
[12]
前記磁性ビーズの粒子径は、0.1μm以上300μm以下である、前記[1]~[11]のいずれかに記載の磁性ビーズの製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、磁性ビーズ中の磁性粒子の含有率を向上させることが可能な磁性ビーズの製造方法を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について説明する。数値範囲の「A~B」は特に断りがなければ、A以上B以下を表す。本実施形態における「(メタ)アクリロイル基」との表記はメタクリロイル基およびアクリロイル基の両方を包含する概念を表す。「(メタ)アクリレート」等の類似の表記についても同様である。
【0010】
[磁性ビーズの製造方法]
本実施形態の磁性ビーズの製造方法は、モノマーと、磁性粒子と、水溶性重合禁止剤と、を含む懸濁液中において、モノマーを重合させる工程(A)を含む。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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