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公開番号2025152347
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024054197
出願日2024-03-28
発明の名称粉体急結材料及びコンクリート材料
出願人デンカ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C04B 22/08 20060101AFI20251002BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】コンクリート組成物に配合することで高い長期強度を示すことが可能で、施工時の作業性を向上させることができる粉体急結材料を提供する。
【解決手段】コンクリート組成物に配合される粉体急結材料であって、化学成分として、CaOを30~60質量%、Al2O3を8~30質量%、SO3を20~50質量%含む、アルカリ量R2O(Rはアルカリ金属)が1質量%以下であり、前記コンクリート組成物中の水セメント比(W/C)が35%以下である粉体急結材料である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
コンクリート組成物に配合される粉体急結材料であって、化学成分として、CaOを30~60質量%、Al



を8~30質量%、SO

を20~50質量%含み、アルカリ量R

O(Rはアルカリ金属)が1質量%以下であり、前記コンクリート組成物中の水セメント比(W/C)が35%以下である粉体急結材料。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記コンクリート組成物に液体急結材料とともに配合される請求項1に記載の粉体急結材料。
【請求項3】
体積基準の累積50%径(D50)が1~10μmであり、累積90%径をD90及び、累積10%径をD10とした際の(D90-D10)/D50が、0.7~1.2である請求項1に記載の粉体急結材料。
【請求項4】
前記液体急結材料が、硫酸アルミニウムを急結成分として含む請求項2に記載の粉体急結材料。
【請求項5】
前記コンクリート組成物中のセメント100質量部に対する割合を8質量部以下とし、前記液体急結材料中の急結成分を6質量部以下とする請求項2に記載の粉体急結材料。
【請求項6】
コンクリート組成物中に、請求項1~5のいずれか1項に記載の粉体急結材料と、液体急結材料とが配合されてなるコンクリート材料。
【請求項7】
前記液体急結材料が、硫酸アルミニウムを急結成分として含む請求項6に記載のコンクリート材料。
【請求項8】
前記コンクリート組成物中のセメント100質量部に対して、前記粉体急結材料を8質量部以下、前記液体急結材料中の前記急結成分を6質量部以下配合してなる請求項7に記載のコンクリート材料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粉体急結材料及びコンクリート材料に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、トンネル掘削等で露出した地山の崩落を防止するために、急結剤をコンクリートに配合した急結性吹付けコンクリートを用いた吹付け工法が採用されている。
【0003】
この吹付け工法は、通常、掘削工事現場に設置した、セメント、骨材、及び水の計量混合プラントで吹付けコンクリートを調製し、アジテータ車で運搬し、コンクリートポンプで圧送し、途中に設けた合流管で、他方から圧送した急結剤と混合し、急結性吹付けコンクリートとして地山面に所定の厚みになるまで吹付ける工法である。
【0004】
吹付け工法に使用される急結剤は大きく分類すると、カルシウムアルミネートやアルカリ金属アルミン酸等を主成分とする粉体急結剤と、アルカリ金属アルミン酸塩や硫酸アルミニウム等を主成分とする液体急結剤の2種類が挙げられる。
【0005】
粉体急結剤の添加方法は、通常、空気輸送による粉体混合のために、添加量としては通常5~12%の範囲で実施している。しかしながら、粉体急結剤を圧縮空気で圧送して吹付けセメントコンクリートと混合したときに粉体急結剤の一部が作業空間に粉じんとして飛散する場合があった。そのため、低添加で充分な急結力を有し、粉塵量やリバウンドのより少ない作業性の良好な工法が求められている。
【0006】
粉塵発生量が少ない工法として、粉体急結剤を水や液体急結剤でスラリー化してセメントコンクリートに添加混合する方法が提案されている。(特許文献1、特許文献2参照)。
【0007】
また、特許文献3では、アルカリ土類金属炭酸塩、カルシウムアルミネート、アルカリ金属硫酸塩、及び硫酸カルシウムを含有してなる粉体混和材と、液体急結剤とを混合したスラリー状の急結剤を含有する吹付け材料、それを用いる吹付け工法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2007-031166号公報
特開平10-317671号公報
国際公開08/056716号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載の方法は、吹付けコンクリートの強度低下を低減するという点では、水/セメント比が増加するので不利であった。また、特許文献3には、急結性が高いことは記載されているが、長期強度をより高めることに関しての検討はなされていない。
【0010】
以上から、本発明は、コンクリート組成物に配合することで高い長期強度を示すことが可能で、施工時の作業性を向上させることができる粉体急結材料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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