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公開番号
2025177581
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2024084550
出願日
2024-05-24
発明の名称
シート、硬化物、硬化接着物
出願人
東レ株式会社
代理人
主分類
C08L
79/08 20060101AFI20251128BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】高い熱伝導性でありながら、せん断伸度に優れたシートを提供すること。
【解決手段】(A)シロキサン骨格を有するポリマーと(B)窒化アルミニウムフィラーを含むシートであって、(A)シロキサン骨格を有するポリマーが特定のシロキサン骨格を有し、(B)窒化アルミニウムフィラーの平均粒子径が25~80μm、比表面積が0.15~1.0m
2
/g、かさ密度が1.0~1.90g/cm
3
であることを特徴とするシート。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)シロキサン骨格を有するポリマーと(B)窒化アルミニウムフィラーを含むシートであって、(A)シロキサン骨格を有するポリマーが一般式(1)に示すシロキサン骨格を有し、(B)窒化アルミニウムフィラーの平均粒子径が25~80μm、比表面積が0.15~1.0m
2
/g、かさ密度が1.0~1.90g/cm
3
であることを特徴とするシート。
TIFF
2025177581000014.tif
32
170
一般式(1)中、R
1
~R
4
はそれぞれ同じでも異なってもよく、炭素数1~30のアルキル基、フェニル基、またはフェノキシ基を示す。ただし、フェニル基およびフェノキシ基は炭素数1~30のアルキル基で置換されていてもよい。m個のR
1
およびR
3
はそれぞれ同じでも異なってもよい。R
5
およびR
6
はそれぞれ同じでも異なってもよく、炭素数1~30のアルキレン基またはアリーレン基を示す。ただし、アリーレン基は炭素数1~30のアルキル基で置換されていてもよい。mは1~100から選択される整数である。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記(A)シロキサン骨格を有するポリマーがシロキサン骨格を有するポリイミドであることを特徴とする、請求項1に記載のシート。
【請求項3】
前記シートは、エポキシ樹脂を含有することを特徴とする、請求項1に記載のシート。
【請求項4】
前記(A)シロキサン骨格を有するポリマーは、分子量が40,000以上100,000以下であることを特徴とする、請求項1に記載のシート。
【請求項5】
前記シートの25℃での引張弾性率が、0.1MPa以上1.5MPa以下であることを特徴とする、請求項1に記載のシート。
【請求項6】
請求項1~5のいずれかに記載のシートを硬化した硬化物。
【請求項7】
25℃での引張弾性率が1.0MPa以上100MPa以下であることを特徴とする、請求項6に記載の硬化物。
【請求項8】
金属、請求項6に記載の硬化物、およびセラミックをこの順に有する積層体を含むことを特徴とする、硬化接着物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品や電子材料において好適に使用できるシートに関する。より詳しくは、放熱材料などに用いられる高熱伝導で高せん断伸度であるシートに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、電子機器の高性能化、高機能化および軽量小型化に伴い、電子回路基板に多くの電子部品が高密度に実装されている。実装されている電子部品が発熱体として作用するものが多く、これらの電子部品から発生する熱が、電子機器の安全性と性能および信頼性に悪影響を及ぼす原因となり大きな問題となっている。そこで、電子部品から発生した熱を部品や回路基板から筐体やヒートシンクにロスなく伝える高熱伝導性シートの需要が大きくなっている。
【0003】
高熱伝導性シートに用いられる材料としては、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂に、放熱性の高い無機フィラーを添加して熱伝導率を高くしたシートが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、ポリイミド樹脂を含む接着剤においても、放熱性の高い無機フィラーの添加により熱伝導性、耐熱性、接着性を改善した接着剤組成物が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-59825号公報
特開2010-84072号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の樹脂組成物を用いたシートは、熱伝導率向上のため、窒化アルミニウムフィラーなどの無機フィラーを多く含有すると樹脂中での無機フィラーの分散性が悪くなり、熱伝導率は高くなるが、引張弾性率が高くなり、せん断伸度が小さくなり、半導体などの冷熱サイクル試験で剥離する課題があった。
【0006】
そこで本発明は、特定の表面状態である窒化アルミニウムフィラーを使用することで高い熱伝導性でありながら、幅広い温度域で高いせん断伸度を示すシートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる課題を解決するために、本発明の本旨とするところは、(A)シロキサン骨格を有するポリマーと(B)窒化アルミニウムフィラーを含むシートであって、(A)シロキサン骨格を有するポリマーが一般式(1)に示すシロキサン骨格を有し、(B)窒化アルミニウムフィラーの平均粒子径が25~80μm、比表面積が0.15~1.0m
2
/g、かさ密度が1.0~1.90g/cm
3
であることを特徴とするシートである。
【0008】
TIFF
2025177581000002.tif
36
168
【0009】
一般式(1)中、R
1
~R
4
はそれぞれ同じでも異なってもよく、炭素数1~30のアルキル基、フェニル基またはフェノキシ基を示す。ただし、フェニル基およびフェノキシ基は炭素数1~30のアルキル基で置換されていてもよい。m個のR
1
およびR
3
はそれぞれ同じでも異なってもよい。R
5
およびR
6
はそれぞれ同じでも異なってもよく、炭素数1~30のアルキレン基またはアリーレン基を示す。ただし、アリーレン基は炭素数1~30のアルキル基で置換されていてもよい。mは1~100から選択される整数である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、特定の表面状態の窒化アルミニウムフィラーの使用により、高い熱伝導性でありながら、せん断方向への伸びが大きく基材との剥離が少ないシートを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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