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公開番号2025160081
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-22
出願番号2024135381
出願日2024-08-14
発明の名称化粧料
出願人東レ株式会社
代理人個人,個人
主分類A61K 8/88 20060101AFI20251015BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】近年の国際的な環境問題や規制の動向に鑑み、海洋生分解性を有するポリアミド微粒子の開発や、その微粒子を用いた製品の量産化が重要な研究テーマとなっている。そこで本発明の課題は、海洋生分解性を有し、量産化が可能なポリアミド粒子を含有する化粧料を提供することにある。
【解決手段】ポリアミド4からなるポリアミド微粒子と、エステル系化合物または植物油からなる油成分と、顔料と、フィラーとを含有することを特徴とする化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
ポリアミド４からなるポリアミド微粒子と、エステル系化合物または植物油からなる油成分と、顔料と、フィラーとを含有することを特徴とする化粧料。
続きを表示（約 210 文字）【請求項２】
前記油成分が前記エステル系化合物およびシリコーン系化合物を含む、請求項１に記載の化粧料。
【請求項３】
さらに水を含有する、請求項１または２に記載の化粧料。
【請求項４】
さらに植物から得られる植物エキス成分を含有し、前記油成分が植物油を含む、請求項１に記載の化粧料。
【請求項５】
さらに紫外線吸収剤を含有する、請求項１または４に記載の化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ポリアミド粒子を含有する化粧料に関する。
続きを表示（約 960 文字）【背景技術】
【０００２】
ポリアミド微粒子は、優れた靭性や耐熱性を有するため、航空機、自動車、化粧品用途等に使用されている。化粧品用途において、ポリアミド微粒子は、柔らかな肌触りの官能性や滑り性に優れることから、パウダーファンデーションなどの化粧料に使用されている。
【０００３】
例えば真球状のポリアミド１２微粒子は多く使用されているが、マイクロプラスチックの使用を制限する動きが高まっている。このような状況の下、微生物の働きによって自然界に存在する物質へと分解される海洋生分解性プラスチックが注目を浴びている。ポリアミド微粒子においても、海洋生分解性を有することが求められ、このようなポリアミド微粒子を得るために、急速に開発が進んでいる。
【０００４】
例えば、特許文献１では、海洋生分解性を有する、平滑な表面かつ真球度９５のポリアミド４微粒子が開示されている。
【０００５】
また、特許文献２では、海洋生分解性を有する、真球度９６以上のポリアミド微粒子が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
国際公開第２０２０／０９５７０２号
国際公開第２０２２／１１３９９３号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
近年の国際的な環境問題や規制の動向に鑑み、海洋生分解性を有するポリアミド微粒子の開発や、その微粒子を用いた製品の量産化が重要な研究テーマとなっている。
【０００８】
そこで本発明の課題は、海洋生分解性を有し、量産化が可能なポリアミド粒子を含有する化粧料を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
上記課題を解決するために、本発明に係る化粧料は、ポリアミド４からなるポリアミド微粒子と、エステル系化合物または植物油からなる油成分と、顔料と、フィラーとを含有することを特徴とするものからなる。
【００１０】
本発明に係る化粧料において、前記油成分は前記エステル系化合物およびシリコーン系化合物を含むことができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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