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公開番号2025141209
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024041047
出願日2024-03-15
発明の名称生体信号測定システム
出願人日清紡マイクロデバイス株式会社,学校法人東京電機大学
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類A61B 5/308 20210101AFI20250919BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】生体信号の減衰の抑制と出力オフセット電圧の低減とを両立できる生体信号測定システムを提供する。
【解決手段】容量増幅回路3は、人体と電極21,22の結合容量C1,CGCを増幅する回路である。アンプ31は、反転入力と出力が接続され、非反転入力が電極21に接続される。抵抗R1,R2は、アンプ31の非反転入力と出力との間に直列接続される。出力端T1は、抵抗R1,R2の接続点に接続され、抵抗R1を介して電極21に接続される。出力端T2は、電極22に接続される。負荷抵抗RLは、出力端T1と出力端T2との間に接続される。コンデンサC3が、アンプ31の出力と抵抗R1及び出力端T1との間に、抵抗R1と直列に接続される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
人体と容量結合する第1の電極及び第2の電極と、
前記第1の電極及び前記第2の電極から入力される前記人体の生体信号を処理する生体信号処理回路と、
前記第1の電極及び前記第2の電極と前記生体信号処理回路との間に設けられた容量増幅回路と、を備えた生体信号測定システムであって、
前記容量増幅回路は、
反転入力と出力が接続され、非反転入力が前記第1の電極に接続されたアンプと、
前記アンプの前記非反転入力と前記出力との間に直列接続された第1の抵抗及び第2の抵抗と、
前記第1の抵抗及び前記第2の抵抗の接続点に接続され、前記第1の抵抗を介して前記第1の電極に接続された第1の出力端と、
前記第2の電極に接続された第2の出力端と、
前記第1の出力端と前記第2の出力端との間に接続された負荷と、
前記アンプの出力と前記第1の抵抗及び前記第1の出力端との間に、前記第2の抵抗と直列に接続されたコンデンサと、を有する、
生体信号測定システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、生体信号測定システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電極が設けられたシーツの上に人が寝て、電極から生体信号を入力して測定する生体信号測定システムが提案されている(特許文献1、2)。
【0003】
上述した生体信号測定システムにおいては、人体と電極が衣服やシーツなどの絶縁体を介して容量結合されている。交流である生体信号は、この容量を介して電極に伝わる。しかしながら、人体と電極との間の結合容量は小さく、結合インピーダンスが高い。このため、結合インピーダンス>>電極の後段に接続された生体信号処理回路の入力インピーダンスの条件下では、ノイズレベル以下に減衰された生体信号が生体信号処理回路に入力される場合があり、精度よく生体信号を測定することができない、という課題があった。
【0004】
そこで、上記結合容量を疑似的に大きくし、結合インピーダンスを下げる図4に示す容量増幅回路300が考えられている。上述した容量増幅回路300は、アンプ31と、抵抗R

,R

と、負荷抵抗R

と、を備えている。
【0005】
図4に示す容量増幅回路300は、抵抗R

の抵抗値R

のα倍(α>1)に抵抗R

の抵抗値αR

を設定することにより、結合容量を1/(α+1)倍にして結合インピーダンスを下げることができる。しかしながら、図4に示す容量増幅回路300においては、アンプ31のバイアス電流を(α+1)倍にして負荷抵抗R

に供給される。これにより、出力オフセット電圧が高くなる、という問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2007-82938号公報
特表2005-511174号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、生体信号の減衰の抑制と出力オフセット電圧の低減とを両立できる生体信号測定システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した目的を達成するために、本発明に係る生体信号測定システムは、下記を特徴としている。
人体と容量結合する第1の電極及び第2の電極と、
前記第1の電極及び前記第2の電極から入力される前記人体の生体信号を処理する生体信号処理回路と、
前記第1の電極及び前記第2の電極と前記生体信号処理回路との間に設けられた容量増幅回路と、を備えた生体信号測定システムであって、
前記容量増幅回路は、
反転入力と出力が接続され、非反転入力が前記第1の電極に接続されたアンプと、
前記アンプの前記非反転入力と前記出力との間に直列接続された第1の抵抗及び第2の抵抗と、
前記第1の抵抗及び前記第2の抵抗の接続点に接続され、前記第1の抵抗を介して前記第1の電極に接続された第1の出力端と、
前記第2の電極に接続された第2の出力端と、
前記第1の出力端と前記第2の出力端との間に接続された負荷と、
前記アンプの出力と前記第1の抵抗及び前記第1の出力端との間に、前記第2の抵抗と直列に接続されたコンデンサと、を有する、
生体信号測定システムであること。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る生体信号測定システムによれば、生体信号の減衰の抑制と出力オフセット電圧の低減とを両立できる、との効果を奏する。
【0010】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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