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公開番号2025164611
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-30
出願番号2024068713
出願日2024-04-19
発明の名称支持構造
出願人株式会社富田製作所
代理人個人
主分類B23K 37/0535 20250101AFI20251023BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】複数の湾曲板材の搬送に適し、かつ、それらの湾曲板材を組み立て溶接するとき、湾曲板材を適切に所定位置に位置付け、より真円度の高い鋼管を作製することを可能にする構成を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る支持構造10は、鋼管12の内側に配置されるセンター部材16と、湾曲板材のそれぞれに設けられる第1のステイ部材18と、センター部材16から前記湾曲板材の突き合わせ部に延びるようにセンター部材に取り外し可能に取り付けられる複数の第1のアーム部材22であって、各第1のアーム部材は先端にストロングバック部材26を備える、第1のアーム部材とを備える。ストロングバック部材26は、第1の湾曲板材の第1のステイ部材18と、第2の湾曲板材の第1のステイ部材18とを接続するように取り外し可能に取り付けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の湾曲板材を溶接して鋼管を作製するときに用いられる支持構造であって、
前記鋼管の内側に配置されるセンター部材と、
前記湾曲板材のそれぞれに設けられる第1のステイ部材であって、突き合わせ溶接される第1の湾曲板材と第2の湾曲板材とのそれぞれに設けられる、第1のステイ部材と、
前記センター部材から前記湾曲板材の突き合わせ部に延びるように前記センター部材に取り外し可能に取り付けられる複数の第1のアーム部材であって、各第1のアーム部材は先端部にストロングバック部材を備える、第1のアーム部材と
を備え、
前記ストロングバック部材は、前記第1の湾曲板材の前記第1のステイ部材と、前記第2の湾曲板材の前記第1のステイ部材とを接続するように取り外し可能に取り付けられる、
支持構造。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記センター部材は、前記鋼管の中心軸線に沿って延びるように配置される、
請求項1に記載の支持構造。
【請求項3】
前記第1のアーム部材は、前記センター部材及び前記第1のステイ部材のそれぞれにテーパー形状を有する接続部材を用いて、取り外し可能に取り付けられる、
請求項1又は2に記載の支持構造。
【請求項4】
前記センター部材は、
前記鋼管の中心軸線に沿って延びるように配置される中心支持部と、
前記中心支持部に取り付けられ、かつ、複数の前記第1のアーム部材が設けられる中継部材と
を備えている、
請求項1に記載の支持構造。
【請求項5】
前記中継部材は、複数の前記第1のアーム部材が設けられる第1の中継部材と、複数の前記第1のアーム部材が設けられる第2の中継部材とを含み、
前記第1の中継部材は、前記第2の中継部材から前記中心軸線の方向にずれて前記中心支持部に取り付けられる、
請求項4に記載の支持構造。
【請求項6】
前記湾曲板材の周方向において前記湾曲板材の端部から離れた凹湾曲部に設けられる第2のステイ部材と、
前記センター部材から前記第2のステイ部材に向けて延びる第2のアーム部材と
を更に含み、
前記第2のアーム部材は、前記センター部材に取り外し可能に取り付けられ、かつ、前記第2のステイ部材に取り外し可能に取り付けられる、
請求項1又は2に記載の支持構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、複数の湾曲板材を溶接にて接続して鋼管を作製する際に適用できる支持構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、UOE法などにより、鋼板をU型成形又はO型成形後、長手方向に延びるシーム部を溶接し、大径鋼管を製造することが行われていて、種々研究開発が行われてきている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特公昭63-33942号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、橋梁、洋上風力発電設備などは更に大型化の傾向があり、更に大径の、例えば直径10m以上の大径鋼管に対する要求がある。大径鋼管の直径がある程度以上大きくなると、工場での鋼管の作製及びその搬送を考え、鋼管を周方向に複数に分割して用意し、それらの湾曲板材を建築現場にて組み立て溶接することが求められる。
【0005】
しかし、湾曲板材の自重撓みにより、例えば溶接作業時に鋼管がつぶれて真円度が低下し、それらを溶接することに課題を有する。また、鋼管の作製及びその輸送などの一連の工程は、鋼管作製業者、運送業者、施工業者など複数の企業・団体等からなるコンソーシアムにより行われ、それらの各工程を経ることにより鋼管の精度が下がること、例えば真円度への影響が高まることが懸念される。
【0006】
そこで、本開示は、複数の湾曲板材の搬送に適し、かつ、それらの湾曲板材を組み立て溶接するとき、湾曲板材を適切に所定位置に位置付け、より精度の高い鋼管を作製することを可能にする構成を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る一態様は、
複数の湾曲板材を溶接して鋼管を作製するときに用いられる支持構造であって、
前記鋼管の内側に配置されるセンター部材と、
前記湾曲板材のそれぞれに設けられる第1のステイ部材であって、突き合わせ溶接される第1の湾曲板材と第2の湾曲板材とのそれぞれに設けられる、第1のステイ部材と、
前記センター部材から前記湾曲板材の突き合わせ部に延びるように前記センター部材に取り外し可能に取り付けられる複数の第1のアーム部材であって、各第1のアーム部材は先端部にストロングバック部材を備える、第1のアーム部材と
を備え、
前記ストロングバック部材は、前記第1の湾曲板材の前記第1のステイ部材と、前記第2の湾曲板材の前記第1のステイ部材とを接続するように取り外し可能に取り付けられる、
支持構造
を提供する。
【0008】
上記支持構造は、上記構成を備え、つまり、上記センター部材と、上記第1のステイ部材と、上記第1のアーム部材とを備える。そして、その第1のアーム部材の先端部の前記ストロングバック部材は、前記第1の湾曲板材の前記第1のステイ部材と、前記第2の湾曲板材の前記第1のステイ部材とを接続するように取り外し可能に取り付けられる。したがって、複数の湾曲板材への支持構造の取り付け及び取り外しを再現性高く行うことができ、この支持構造は複数の湾曲板材の搬送に適する。また、上記構成の上記支持構造によれば、センター部材に取り外し可能に取り付けられる第1のアーム部材を用いて、第1の湾曲板材の第1のステイ部材と、第2の湾曲板材の第1のステイ部材とを接続することができる。したがって、上記支持構造を用いることで、複数の湾曲板材を組み立て溶接するとき、湾曲板材を適切に所定位置に位置付けかつその所定位置に保持することができ、よって、より精度の高い鋼管を作製することが可能になる。
【0009】
好ましくは、前記センター部材は、前記鋼管の中心軸線に沿って延びるように配置される。これにより、より真円度の高い鋼管を作製することが可能になる。
【0010】
好ましくは、前記第1のアーム部材は、前記センター部材及び前記第1のステイ部材のそれぞれにテーパー形状を有する接続部材を用いて、取り外し可能に取り付けられる。この構成により、第1のアーム部材をセンター部材及び第1のステイ部材に取り付けることで、センター部材、第1のアーム部材及び第1のステイ部材の相互の位置をより精度よく位置決めすることができ、またその再現性をより確実にすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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