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公開番号2025068602
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-28
出願番号2024175553
出願日2024-10-07
発明の名称リーマ
出願人エフ・ピー・ツール株式会社
代理人
主分類B23D 77/00 20060101AFI20250421BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】リーマへの切りくず絡みや切れ刃の欠損・折損を抑制し、加工穴精度も向上させる。
【解決手段】軸方向先端部に食付き切れ刃7aと外周切れ刃8aとそれらに連続するすくい面9とを有するリーマであって、周方向に複数の外周切れ刃8aを有し、それら複数の外周切れ刃8aの間に刃溝5とマージン8b及び外周逃げ面8cを有しており、マージン8bは、刃溝の基端側の終点部6を超えて形成されており、刃溝5が形成されている部分にはネック3が設けられておらず、外周逃げ面8cは、少なくとも刃溝の基端側の終点部6まで延在している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
軸方向先端部に食付き切れ刃と外周切れ刃とそれらに連続するすくい面とを有するリーマであって、周方向に複数の前記外周切れ刃を有し、それら複数の前記外周切れ刃の間に刃溝とマージン及び外周逃げ面を有しており、
前記マージンは、前記刃溝の基端側の終点部を超えて形成されており、
前記刃溝が形成されている部分にはネックが設けられておらず、
前記外周逃げ面は、少なくとも前記刃溝の基端側の終点部まで延在している、リーマ。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記食付き切れ刃は、先端側に膨出した曲線状をなしている、請求項1に記載のリーマ。
【請求項3】
前記マージン及び前記外周逃げ面と、先端側の端面とをつなぐ面であって、回転方向先端部に前記食付き切れ刃を形成する食付き逃げ面をさらに有し、
前記食付き逃げ面は、回転方向後方に行くに連れて、リーマ軸線からの距離が徐々に小さくなる形状である、請求項1又は2に記載のリーマ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リーマに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
リーマは、切りくずが穴の中で生成されるため、その切りくずの排出状況によっては、切りくずが穴内壁を傷つけたり、リーマに絡みついたり、刃溝に詰まって切れ刃が欠損・折損したり、といった不具合が起こる。上記の不具合を解消するために、ブレーカ付き工具が従来技術として知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-323541号公報
特表2013-523462号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、従来技術として知られているブレーカが無くても、リーマへの切りくず絡みや切れ刃の欠損・折損を抑制し、加工穴精度も向上させたリーマを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、軸方向先端部に食付き切れ刃と外周切れ刃とそれらに連続するすくい面とを有するリーマであって、周方向に複数の前記外周切れ刃を有し、それら複数の前記外周切れ刃の間に刃溝とマージン及び外周逃げ面を有しており、前記マージンは、前記刃溝の基端側の終点部を超えて形成されており、前記刃溝が形成されている部分にはネックが設けられておらず、前記外周逃げ面は、少なくとも前記刃溝の基端側の終点部まで延在している。
【0006】
さらに、前記食付き切れ刃は、先端側に膨出した曲線状をなしていてもよい。
【0007】
さらに、前記マージン及び前記外周逃げ面と、先端側の端面とをつなぐ面であって、回転方向先端部に前記食付き切れ刃を形成する食付き逃げ面をさらに有し、前記食付き逃げ面は、回転方向後方に行くに連れて、リーマ軸線からの距離が徐々に小さくなる形状であってもよい。
【発明の効果】
【0008】
マージン(部分円筒面)が、刃溝の基端側の終点部を超えて形成されており、前記刃溝が形成されている部分には、ネック(刃部とシャンク部の間のくびれた部分)が設けられていないことで、切りくずがリーマ本体へ巻き付くのを抑制することが出来る。また、外周逃げ面が、少なくとも前記刃溝の基端側の終点部まで延在していることで、刃部へのクーラントの入りが良くなり、かつ切りくずの逃げ場を確保することが出来る。
【0009】
さらに、食付き切れ刃を先端側に膨出した曲線状にすることで、切りくずを徐々に薄くすることが出来るため、切りくず排出性をより向上させることが出来る。また、食付き切れ刃を曲線状にすることで、食付き時の応力が分散され、欠損や折損を抑制出来る。直線状の食付きの場合、エッジ部分が加工初期に急激に摩耗するため、加工初期の穴精度が安定しないことがあるが、曲線状の食付きにすることで、疑似摩耗の状態となり加工初期から穴精度が安定する。また、加工穴の入口出口のバリを抑制する効果も得られる。
【0010】
さらに、食付き逃げ面が、回転方向後方に行くに連れて、リーマ軸線からの距離が徐々に小さくなる形状であることで、下穴に食付く時、食付き逃げ面全面が下穴の内壁に当たることなく、切削抵抗の増大を防ぎ、欠損や折損などのトラブルを抑制することが出来る。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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