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公開番号
2025031336
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023137493
出願日
2023-08-25
発明の名称
工作機械
出願人
オークマ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B23Q
1/00 20060101AFI20250228BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】パレット交換装置に配線配管が引き回されるものであっても、出荷等に伴う取り外し及び取付作業の手間を軽減して時間を短縮する。
【解決手段】横形マシニングセンタのパレット交換装置の中心軸19の上端に配線配管保持部22が設けられ、中心軸19は、上側軸35と下側軸36とに分割されて、上側軸35に固定される上マニホールド37と、下側軸36に固定される下マニホールド38とが分離可能に結合されている。油圧配管24は、上マニホールド37の上流路42に接続される上油圧管55と、下マニホールド38の下流路44に接続される下油圧管56とに分離されて、上油圧管55と下油圧管56とが上下マニホールド37,38とを介して接続されている一方、上マニホールド37を下マニホールド38から分離することで、配線配管保持部22と共に上油圧管55が下油圧管56から取り外し可能となっている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
加工室及び段取室を形成するカバー内に、回転且つ昇降可能に設けられ、両端が相反方向へ突出してそれぞれパレットを支持可能な旋回アームと、その旋回アームの回転中心上へ一体に立設され、前記カバーを貫通して上端が上方へ突出する中空の中心軸と、を含むパレット交換装置が設けられて、
前記中心軸の上端に、電源供給用の配線と、流体供給用の配管とを保持する配線配管保持部が設けられて、前記配線及び前記配管が、前記中心軸内で下方に引き回されて所定箇所に接続される工作機械であって、
前記中心軸が、前記配線配管保持部が設けられる上側軸と、前記上側軸の下側に繋がる下側軸とに分割されていると共に、前記上側軸の下端に固定され、上流路を有する上マニホールドと、前記下側軸の上端に固定され、下流路を有する下マニホールドとが分離可能に結合されて、当該結合状態で前記上流路と前記下流路とが連通しており、
前記配管が、前記上マニホールドの上方の上配管と、前記下マニホールドの下方の下配管とに分離されて、前記上配管が前記上流路に接続され、前記下配管が前記下流路に接続されることで、前記上配管と前記下配管とが前記上マニホールドと前記下マニホールドとを介して接続される一方、
前記上マニホールドを前記下マニホールドから分離することで、前記配線配管保持部と共に前記上配管が前記下配管から取り外し可能となることを特徴とする工作機械。
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【請求項2】
前記上マニホールドと前記下マニホールドとには、結合状態で互いに連通する透孔がそれぞれ形成されており、
前記配線は、各前記透孔を挿通して前記中心軸内に引き回されていることを特徴とする請求項1に記載の工作機械。
【請求項3】
前記配線は、上端が前記カバーの外部で電源側配線と着脱可能に接続される一方、下端が段取室側配線と着脱可能に接続されて、前記上マニホールドを前記下マニホールドから分離して前記配線の上下端をそれぞれ前記電源側配線及び前記段取室側配線から取り外すことで、前記配線配管保持部と共に取り外し可能となることを特徴とする請求項2に記載の工作機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、パレット交換装置を有する工作機械に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)
【背景技術】
【0002】
横形マシニングセンタ等の工作機械には、パレット交換装置を備えたものが知られている。このパレット交換装置は、工作機械内の加工室と段取室との間でパレットの交換を行うもので、特許文献1には、流体圧によって上下移動するシリンダに、両端にパレットを把持するアームを備えると共に、シリンダを収容する中心軸に、加工室と段取室との間を仕切る仕切カバーを設けたパレット交換装置が開示されている。このパレット交換装置では、シリンダによってアームを上昇させ、モータ及びギヤ機構によってアームを180°旋回させることで、両端のパレットが交換可能となっている。
また、中心軸の上端には、中心軸円盤が同軸で固定され、その中心軸円盤上に、チェーン型のホース保護管が設けられて、ホース保護管内に流体供給用のフレキシブルホースが貫通収容されている。フレキシブルホースの上端は、工作機械のカバー上で外部配管接続口に接続される一方、フレキシブルホースの下端は、中心軸内を引き回されて内部配管接続口に接続されている。外部配管接続口には、外部の流体供給源が接続され、内部配管接続口には、シリンダを含む各アクチュエータへの配管が接続される。なお、ホース保護管に電源供給用のケーブルが収容される場合もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-111732号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の工作機械は、中心軸の上方にホース保護管や外部配管接続口を設けることで全体高さが大きくなり、道交法の出荷寸法をオーバーするため、出荷の際には分解する必要が生じる。この場合、一旦フレキシブルホースやケーブルを全て取り外してから、中心軸円盤や外部配管接続口を取り外して出荷し、据付時には中心軸円盤や外部配管接続口を取り付けて、フレキシブルホース及びケーブルを改めて取り付けて接続することになり、作業に手間や時間がかかってしまう。
【0005】
そこで、本開示は、パレット交換装置に配線配管が引き回されるものであっても、出荷等に伴う取り外し及び取付作業の手間を軽減して時間を短縮することができる工作機械を提供することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本開示は、加工室及び段取室を形成するカバー内に、回転且つ昇降可能に設けられ、両端が相反方向へ突出してそれぞれパレットを支持可能な旋回アームと、その旋回アームの回転中心上へ一体に立設され、前記カバーを貫通して上端が上方へ突出する中空の中心軸と、を含むパレット交換装置が設けられて、
前記中心軸の上端に、電源供給用の配線と、流体供給用の配管とを保持する配線配管保持部が設けられて、前記配線及び前記配管が、前記中心軸内で下方に引き回されて所定箇所に接続される工作機械であって、
前記中心軸が、前記配線配管保持部が設けられる上側軸と、前記上側軸の下側に繋がる下側軸とに分割されていると共に、前記上側軸の下端に固定され、上流路を有する上マニホールドと、前記下側軸の上端に固定され、下流路を有する下マニホールドとが分離可能に結合されて、当該結合状態で前記上流路と前記下流路とが連通しており、
前記配管が、前記上マニホールドの上方の上配管と、前記下マニホールドの下方の下配管とに分離されて、前記上配管が前記上流路に接続され、前記下配管が前記下流路に接続されることで、前記上配管と前記下配管とが前記上マニホールドと前記下マニホールドとを介して接続される一方、
前記上マニホールドを前記下マニホールドから分離することで、前記配線配管保持部と共に前記上配管が前記下配管から取り外し可能となることを特徴とする。
本開示の別の態様は、上記構成において、前記上マニホールドと前記下マニホールドとには、結合状態で互いに連通する透孔がそれぞれ形成されており、
前記配線は、各前記透孔を挿通して前記中心軸内に引き回されていることを特徴とする。
本開示の別の態様は、上記構成において、前記配線は、上端が前記カバーの外部で電源側配線と着脱可能に接続される一方、下端が段取室側配線と着脱可能に接続されて、前記上マニホールドを前記下マニホールドから分離して前記配線の上下端をそれぞれ前記電源側配線及び前記段取室側配線から取り外すことで、前記配線配管保持部と共に取り外し可能となることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、上マニホールドを下マニホールドに対して着脱することで、配管の分離及び結合が容易に行える。よって、パレット交換装置に配線配管が引き回されるものであっても、出荷等に伴う取り外し及び取付作業の手間を軽減して時間を短縮することができる。
また、配管は、中心軸内を引き回されるので、中心軸の外側に配管の運動スペースを確保する必要がなくなり、コンパクト化にも繋がる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
横形マシニングセンタの平面図である。
図1のA-A線断面図である。
図1のB-B線断面図である。
図1のC-C線断面図である。
図2の配線配管保持部部分の拡大図である。
図5のD-D線断面図である。
図6のE-E線での上下マニホールド部分の拡大断面図である。
図6のF-F線での上下マニホールド部分の拡大断面図である。
配線配管保持部を取り外した状態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、工作機械の一例である横形マシニングセンタの平面図、図2はA-A線断面図、図3はB-B線断面図である。横形マシニングセンタ1は、ベッド2上に、前(図2の左側)向きの主軸4を有するコラム3を備えている。主軸4の前方には、加工室5とその前側の段取室6とがそれぞれ設けられている。加工室5と段取室6とは、カバー7により囲まれている。カバー7は、左右の側面カバー8,8と上面カバー9とを備えている。段取室6の前面には、開閉扉10,10が設けられている。図1,2ではコラム3と側面カバー8,8との間を塞ぐカバーは省略している。
加工室5と段取室6との間には、加工室5側のパレットPと、段取室6側のパレットPとを交換するパレット交換装置15が設けられている。
【0010】
パレット交換装置15は、回転機構部16と、昇降機構部17と、旋回アーム18と、中心軸19と、仕切カバー20とを含んでなる。
回転機構部16は、ベッド2に設けられ、図示しないモータ及び減速ギヤを有している。昇降機構部17は、ベッド2に設けられて回転機構部16によって回転し、図示しないシリンダを有する。旋回アーム18は、昇降機構部17と一体に設けられて、相反方向へ突出する両端にパレットPがそれぞれ支持可能となっている。中心軸19は、中空状で、昇降機構部17上にその回転中心と同心で立設されて、昇降機構部17の昇降及び回転と一体に昇降及び回転する。仕切カバー20は、図3に示すように、加工室5と段取室6との間を仕切り、中心軸19と一体に昇降及び回転する。
パレット交換装置15は、昇降機構部17によって旋回アーム18が上昇し、両端部で支持するパレットP,Pを持ち上げた後、回転機構部16によって昇降機構部17と共に旋回アーム18が180°回転することで、各パレットP,Pが反対側へ旋回移動する。そして、昇降機構部17と共に旋回アーム18が下降することで、パレットP,Pの交換が行われる。
(【0011】以降は省略されています)
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