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公開番号
2025007626
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023109155
出願日
2023-07-03
発明の名称
蓄電セル
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01M
10/04 20060101AFI20250109BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電解液の保持量のムラを軽減すること。
【解決手段】蓄電セルは、ケース、電解液および電極体を含む。ケースは、電解液および電極体を収納している。電極体は、第1電極、第2電極、セパレータおよび介在膜を含む。第1電極および第2電極は、交互に積層されている。セパレータは、第1電極を第2電極から分離している。介在膜は、第1電極とセパレータとの間に介在している。第1電極および第2電極の積層方向と直交する平面において、介在膜は、第1領域および第2領域を含む。第1領域は、平面における介在膜の中心を含む。第2領域は、第1領域の周囲を取り囲んでいる。介在膜は式(1)「T2<T1」の関係を満たす。T1は、第1領域における介在膜の厚さを示す。T2は、第2領域における介在膜の厚さを示す。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
ケース、電解液および電極体を含み、
前記ケースは、前記電解液および前記電極体を収納しており、
前記電極体は、第1電極、第2電極、セパレータおよび介在膜を含み、
前記第1電極および前記第2電極は、交互に積層されており、
前記セパレータは、前記第1電極を前記第2電極から分離しており、
前記介在膜は、前記第1電極と前記セパレータとの間に介在しており、
前記第1電極および前記第2電極の積層方向と直交する平面において、
前記介在膜は、第1領域および第2領域を含み、
前記第1領域は、前記平面における前記介在膜の中心を含み、
前記第2領域は、前記第1領域の周囲を取り囲んでおり、
前記介在膜は、式(1):
T2<T1 (1)
の関係を満たし、
前記式(1)中、
T1は、前記第1領域における前記介在膜の厚さを示し、かつ
T2は、前記第2領域における前記介在膜の厚さを示す、
蓄電セル。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
高さ方向、幅方向および厚さ方向を有し、
前記高さ方向、前記幅方向および前記厚さ方向は、互いに直交し、
前記厚さ方向は、前記積層方向と平行であり、
前記積層方向と直交する前記平面において、
前記第1領域は、前記幅方向に延びており、
前記第2領域は、第3領域および第4領域を含み、
前記高さ方向において、前記第1領域は、前記第3領域と前記第4領域との間に配置されており、
前記介在膜は、式(2):
T3<T4 (2)
の関係をさらに満たし、
前記式(2)中、
T3は、前記第3領域における前記介在膜の厚さを示し、かつ
T4は、前記第4領域における前記介在膜の厚さを示す、
請求項1に記載の蓄電セル。
【請求項3】
前記介在膜は、式(3)および(4):
10μm≦T1≦20μm (3)
T3≦3μm (4)
の関係をさらに満たす、
請求項2に記載の蓄電セル。
【請求項4】
前記介在膜は、前記第1電極および前記セパレータの少なくとも一方の表面に形成されており、
前記介在膜は、多孔質であり、かつ
前記介在膜は、無機粒子およびバインダを含む、
請求項2に記載の蓄電セル。
【請求項5】
前記セパレータは、つづら折り部を含み、
前記つづら折り部においては、前記セパレータがつづら折り状に折り畳まれており、
前記高さ方向の両端において、前記セパレータが折り返されており、かつ
前記セパレータは、前記第1電極または前記第2電極を交互に挟むように、折り返されている、
請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の蓄電セル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電セルに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2019-079661号公報は、積層電極体を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-079661号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
蓄電セルは、ケース、電解液および電極体を含み得る。ケースは、電解液および電極体を収納する。電極体は「積層型」および「巻回型」に大別され得る。巻回型は、帯状の電極群が渦巻き状に巻回されることにより形成され得る。積層型は、電極群が一方向に積み上げられることにより形成され得る。
【0005】
電極体は、セパレータを含む。セパレータは、電極間に配置される。セパレータは多孔質である。セパレータに電解液が浸透することにより、電極間の隙間に電解液が保持され得る。
【0006】
電極体から電解液が漏出することもある。積層型においては、積層方向と直交する方向の全周で、電極間の隙間が開口している。例えば、積層方向が鉛直方向と直交する時、重力の作用により、電解液が鉛直下方に移動し得る。鉛直下方において、開口した隙間から電解液が漏出し得る。電解液の漏出により、積層方向と直交する平面内において、電解液の保持量にムラが生じると考えられる。
【0007】
本開示の目的は、電解液の保持量のムラを軽減することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
1.本開示の一局面における蓄電セルは、次の構成を含む。蓄電セルは、ケース、電解液および電極体を含む。ケースは、電解液および電極体を収納している。電極体は、第1電極、第2電極、セパレータおよび介在膜を含む。第1電極および第2電極は、交互に積層されている。セパレータは、第1電極を第2電極から分離している。介在膜は、第1電極とセパレータとの間に介在している。第1電極および第2電極の積層方向と直交する平面において、介在膜は、第1領域および第2領域を含む。第1領域は、同平面における介在膜の中心を含む。第2領域は、第1領域の周囲を取り囲んでいる。介在膜は下記式(1)の関係を満たす。
T2<T1 (1)
T1は、第1領域における介在膜の厚さを示す。T2は、第2領域における介在膜の厚さを示す。
【0009】
本開示の一局面においては、電極体が、電極およびセパレータに加えて、介在膜を含む。介在膜は、特定の厚さ分布を有する。すなわち介在膜の第1領域(中央)は、周囲に比して厚い。第1領域の周辺の電解液は、第1領域により移動を阻害され得る。電解液の移動が阻害されることにより、電解液の保持量のムラが軽減することが期待される。
【0010】
2.上記「1」に記載の蓄電セルは、例えば、次の構成を含んでいてもよい。蓄電セルは、高さ方向、幅方向および厚さ方向を有する。高さ方向、幅方向および厚さ方向は、互いに直交する。厚さ方向は、積層方向と平行である。積層方向と直交する平面において、第1領域は、幅方向に延びている。第2領域は、第3領域および第4領域を含む。高さ方向において、第1領域は、第3領域と第4領域との間に配置されている。
介在膜は下記式(2)の関係をさらに満たす。
T3<T4 (2)
T3は、第3領域における介在膜の厚さを示す。T4は、第4領域における介在膜の厚さを示す。
(【0011】以降は省略されています)
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