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公開番号
2025063523
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-16
出願番号
2023172802
出願日
2023-10-04
発明の名称
車両
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
B60L
55/00 20190101AFI20250409BHJP(車両一般)
要約
【課題】電力伝送が停止された状態で車両を待機させる場合に、車両の状況に応じて車両を適切な待機状態にする。
【解決手段】車両が、制御装置および蓄電装置を備える。車両は、電気設備と通信しながら車両および電気設備の間の電力伝送を行うように構成される。制御装置は、電力伝送中に電気設備に待機を要求し(S571,S581)、この待機の要求が電気設備に受け入れられた場合に車両を待機状態にし(S573,S583)、車両が待機状態であるときに再開条件が成立すると、電力伝送を再開する(S575,S585)。待機は、電力伝送は停止されるが電気設備との通信は維持された状態で車両が待機する第1待機と、電力伝送だけでなく電気設備との通信も停止された状態で車両が待機する第2待機とを含む。制御装置は、蓄電装置の蓄電量を用いて、第1待機と第2待機とのいずれを電気設備に要求するかを決定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
制御装置および蓄電装置を備える車両であって、
前記車両は、電気設備と通信しながら前記車両および前記電気設備の間の電力伝送を行うように構成され、
前記制御装置は、
前記電力伝送中に前記電気設備に待機を要求し、この待機の要求が前記電気設備に受け入れられた場合に前記車両を待機状態にし、
前記車両が前記待機状態であるときに再開条件が成立すると、前記電力伝送を再開するように構成され、
前記待機は、前記電力伝送は停止されるが前記電気設備との通信は維持された状態で前記車両が待機する第1待機と、前記電力伝送だけでなく前記電気設備との通信も停止された状態で前記車両が待機する第2待機とを含み、
前記制御装置は、前記蓄電装置の蓄電量を用いて、前記第1待機と前記第2待機とのいずれを前記電気設備に要求するかを決定する、車両。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、前記電力伝送に関する前記再開条件を示すスケジュール情報を取得するように構成され、
前記再開条件は、前記車両が前記待機状態になってから所定の待機時間が経過したときに成立し、
前記制御装置は、前記蓄電装置の蓄電量と、前記スケジュール情報が示す前記待機時間とを用いて、前記第1待機と前記第2待機とのいずれを前記電気設備に要求するかを決定する、請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記制御装置は、待機条件が成立する場合に、
前記蓄電装置の蓄電量が第1基準値よりも少なければ、前記第2待機を前記電気設備に要求し、
前記待機時間が第2基準値よりも長ければ、前記第2待機を前記電気設備に要求し、
前記蓄電装置の蓄電量が前記第1基準値よりも多く、かつ、前記待機時間が前記第2基準値よりも短ければ、前記蓄電装置の蓄電量に基づいて第3基準値を設定し、前記待機時間が前記第3基準値よりも短いか否かに基づいて、前記第1待機と前記第2待機とのいずれを前記電気設備に要求するかを決定するように構成される、請求項2に記載の車両。
【請求項4】
前記第1待機では、前記電力伝送の経路に設けられた接触器が閉状態に維持され、
前記第2待機では、前記電力伝送の経路に設けられた前記接触器が開状態に維持される、請求項1に記載の車両。
【請求項5】
前記制御装置は、前記車両の主導で前記電力伝送が行われる第1制御モードと、前記電気設備の主導で前記電力伝送が行われる第2制御モードとで動作可能に構成され、
前記制御装置は、前記第1制御モードで動作しているときには前記第1待機および前記第2待機を要求するが、前記第2制御モードで動作しているときには前記第2待機を要求しない、請求項1~4のいずれか1項に記載の車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電力伝送を行う車両に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2013-176274号公報(特許文献1)には、充電中に充電施設(電気設備)と車両との間での通信を維持するための技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-176274号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、車両に搭載された蓄電装置の大容量化が進んでいる。蓄電装置の大容量化に伴って蓄電装置の充電時間が長期化すると考えられる。また、車両に搭載された蓄電装置は、充電以外の電力伝送(車両外部への放電など)にも使用され得る。ただし、電力伝送を長時間継続することをユーザが望むとは限らない。また、何らかの事情によって、ある期間において電力伝送できなくなる可能性もある。このため、長時間の電力伝送においては、途中で電力伝送をいったん停止し、電力伝送が停止された状態で車両を待機させ、適切なタイミングで電力伝送を再開することが考えられる。しかし、こうした電力伝送方法において、車両および電気設備の間の通信を維持した状態で車両が待機すると、待機中の消費電力が大きくなる。一方、通信を停止した状態で車両が待機した場合には、通信が再開してから電力伝送の再開処理が行われることになるため、電力伝送の再開が遅くなる。このため、車両をどのような態様で待機させるかについては改善の余地が残されている。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、電力伝送が停止された状態で車両を待機させる場合に、車両の状況に応じて車両を適切な待機状態にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一形態に係る車両は、制御装置および蓄電装置を備える。車両は、電気設備と通信しながら車両および電気設備の間の電力伝送を行うように構成される。制御装置は、電力伝送中に電気設備に待機を要求し、この待機の要求が電気設備に受け入れられた場合に車両を待機状態にし、車両が待機状態であるときに再開条件が成立すると、電力伝送を再開するように構成される。待機は、電力伝送は停止されるが電気設備との通信は維持された状態で車両が待機する第1待機と、電力伝送だけでなく電気設備との通信も停止された状態で車両が待機する第2待機とを含む。制御装置は、蓄電装置の蓄電量を用いて、第1待機と第2待機とのいずれを電気設備に要求するかを決定する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、電力伝送が停止された状態で車両を待機させる場合に、車両の状況に応じて車両を適切な待機状態にすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施の形態に係る電力伝送システムを示す図である。
本開示の実施の形態に係る充電制御を示すフローチャートである。
図2に示した待機制御の詳細を示すフローチャートである。
図3に示した処理の変形例を示すフローチャートである。
図1に示した構成の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図中、同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
【0010】
図1は、本開示の実施の形態に係る電力伝送システムを示す図である。図1に示す電力伝送システムは、車両100と、EVSE300と、EMS500とを含む。「EVSE」は、車両用給電設備(Electric Vehicle Supply Equipment)を意味する。「EMS」は、エネルギー管理システム(Energy Management System)を意味する。EVSE300は、電力系統PGから電力の供給を受ける。電力系統PGは、送配電設備によって構築される電力網である。電力系統PGには複数の発電所(図示せず)が接続されている。電力系統PGは、例えば図示しない変電設備を介して交流電力を供給する。
(【0011】以降は省略されています)
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