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公開番号
2025032474
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-12
出願番号
2023137751
出願日
2023-08-28
発明の名称
車両用表示装置
出願人
日本精機株式会社
代理人
主分類
B60Q
1/50 20060101AFI20250305BHJP(車両一般)
要約
【課題】光路上の遮光体による表示像の欠落を消失又は低減させることで車両の外に所望の表示を行う。
【解決手段】車両Cの外部に投影画像Ipを表示するための照射光をそれぞれ照射する第1及び第2ロードプロジェクタ31,32と、それらを制御する制御部とを備え、当該制御部は、第1ロードプロジェクタ31の第1照射光L1の光路上に位置する遮光体Xを検知し、検知結果に応じて遮光体が第1照射光L1を遮ることにより生じる投影画像Ipの非表示領域Rhを予測し、第2ロードプロジェクタ32からの第2照射光L2で表示する補完画像によって、非表示領域Rhが生じないか又は縮小して生じるように、第1及び第2ロードプロジェクタ31,32連携して制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に設けられる車両用表示装置であって、
前記車両の外部に所定画像を表示するための照射光をそれぞれ照射する複数の投影部と、
前記複数の投影部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記複数の投影部のうち一の投影部からの前記照射光の光路上に位置する遮光体を検知する遮光体検知処理と、
前記遮光体検知処理での前記遮光体の検知に応じて、当該遮光体が前記一の投影部の前記照射光を遮ることにより前記所定画像中に生じる非表示領域を予測する領域予測処理と、
前記複数の投影部のうち他の投影部からの前記照射光の照射で表示する補完画像によって、前記所定画像中において前記非表示領域が生じないか又は前記非表示領域が縮小して生じるように、前記複数の投影部を連携して制御する連携投影処理と、
を実行することを特徴とする車両用表示装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記制御部は、さらに、
前記遮光体検知処理での前記遮光体の検知に応じて、前記複数の投影部からの前記照射光が前記遮光体に照射されないように当該照射光の照射範囲を調整する照射範囲調整処理を実行する
ことを特徴とする請求項1記載の車両用表示装置。
【請求項3】
前記複数の投影部は、
前記一の投影部としての第1投影部と、前記他の投影部としての第2投影部とを含み、
前記制御部は、
前記遮光体検知処理において、前記第1投影部からの第1照射光の光路上に位置する前記遮光体を検知し、
前記領域予測処理では、当該遮光体が前記第1投影部の前記第1照射光を遮ることにより生じる前記非表示領域を予測し、
前記連携投影処理において、前記第2投影部からの第2照射光が前記補完画像の領域以外には照射されないように当該第2照射光の照射範囲を調整しつつ、当該第2照射光による当該補完画像の生成によって前記非表示領域が生じないか又は縮小して生じるように、前記第1投影部及び前記第2投影部を連携して制御する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用表示装置。
【請求項4】
前記制御部は、さらに、
前記第1照射光の光量と、前記第2照射光の光量とが、略同一となるように調整する第1光量調整処理を実行する
ことを特徴とする請求項3記載の車両用表示装置。
【請求項5】
前記複数の投影部は、
前記一の投影部としての第1投影部と、前記他の投影部としての第2投影部とを含み、
前記制御部は、
前記遮光体検知処理において、前記第1投影部からの第1照射光の光路上に位置する前記遮光体を検知し、
前記領域予測処理では、当該遮光体が前記第1投影部の前記第1照射光を遮ることにより生じる前記非表示領域を予測し、
前記連携投影処理において、前記第2投影部からの第2照射光が、前記補完画像の領域を含み前記第1投影部からの前記第1照射光と略同じ範囲に照射されるように当該第2照射光の照射範囲を調整しつつ、当該第2照射光による当該補完画像の生成によって前記非表示領域が生じないか又は縮小して生じるように、前記第1投影部及び前記第2投影部を連携して制御する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用表示装置。
【請求項6】
前記制御部は、さらに、
前記第1照射光のうち、前記遮光体によって前記第2照射光が遮られる範囲に照射される第1部分の光量と、前記第2照射光のうち、前記遮光体によって前記第1照射光が遮られる範囲に照射される第2部分の光量とを、互いに略同一である第1光量とし、
前記第1照射光のうち前記第1部分以外の第3部分の光量と、前記第2照射光のうち前記第2部分以外の第4部分の光量とを、互いに略同一であってかつ前記第1光量の略1/2である第2光量とする、第2光量調整処理を実行する
ことを特徴とする請求項5記載の車両用表示装置。
【請求項7】
前記複数の投影部は、
前記一の投影部としての第1投影部と、前記他の投影部としての複数の第2投影部とを含み、
前記制御部は、
前記遮光体検知処理において、前記第1投影部からの第1照射光の光路上に位置する前記遮光体を検知し、
前記領域予測処理では、当該遮光体が前記第1投影部の前記第1照射光を遮ることにより生じる前記非表示領域を予測し、
前記連携投影処理において、前記第1照射光の照射を行うことなく、前記複数の第2投影部からの複数の第2照射光が互いに略同じ範囲に照射されるように前記第2照射光の照射範囲を調整しつつ、それら複数の第2照射光による複数の前記補完画像の生成によって前記非表示領域が生じないか又は縮小して生じるように、前記第1投影部及び前記第2投影部を連携して制御する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載されて所望の表示を行う車両用表示装置に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1に記載の表示装置が知られている。この表示装置は、車両に搭載されたプロジェクタから路面などにホログラム再生像などを投影することで、自車両の周辺を走行する車両に所定の情報を報知するよう表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許6344545号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来技術の表示装置に用いられる表示装置では、光路上に物体があると、当該物体を挟んで表示装置とは反対側の領域で表示像に欠落が発生し表示像が不完全なものになってしまうという問題があった。特に、警告表示などを示す表示像が欠落した場合には、重大な問題が生じてしまう可能性があった。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、光路上の物体による表示像の欠落を消失又は低減させることで車両の外に所望の表示を行うことができる車両用表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、車両Cに設けられる車両用表示装置1であって、前記車両Cの外部に所定画像Ipを表示するための照射光L1,L2をそれぞれ照射する複数の投影部3(31,32,33)と、前記複数の投影部3(31,32,33)を制御する制御部50と、を備え、前記制御部50は、前記複数の投影部3(31,32,33)のうち一の投影部31からの照射光L1の光路上に位置する遮光体Xを検知する遮光体検知処理(S1~S3)と、前記遮光体検知処理での前記遮光体の検知に応じて、当該遮光体が前記一の投影部31の前記照射光L1を遮ることにより前記所定画像Ip中に生じる非表示領域Rhを予測する領域予測処理S5と、前記複数の投影部のうち他の投影部32,33からの前記照射光L2の照射で表示する補完画像Icによって、前記所定画像Ip中において前記非表示領域Rhが生じないか又は前記非表示領域Rhが縮小して生じるように、前記複数の投影部を連携して制御する連携投影処理(S6,S8)と、を実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、一の投影部からの照射光の光路上に物体があることで、この物体を挟んで一の投影部と反対側の領域に影(陰)などの非表示領域が生じた場合であっても、他の投影部からの照射光で補完画像を生成し、その補完画像によって非表示領域を埋め合わせることで、非表示領域を無くす又は縮小することができる。この結果、一の投影部からの照射光による表示内容を確実に伝えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1の実施形態における車両用表示装置の全体のシステム構成を示す図。
第1の実施形態における車両用表示装置のCPUの機能ブロック図。
第1の実施形態において遮光体を検知する処理と第1ロードプロジェクタの第1照射光で投影表示した場合を示す図。
第1の実施形態において第1ロードプロジェクタの第1照射光が(A)遮光体に照射されない状態、(B)遮光体に照射された状態、で投影表示した場合の図。
第1の実施形態において第2ロードプロジェクタの第2照射光のみで投影表示した場合の図。
第1の実施形態において第1ロードプロジェクタ及び第2ロードプロジェクタのそれぞれの照射光で投影表示した場合の図。
第1実施形態においてCPUの処理手順を示すフローチャート。
第2実施形態において第1ロードプロジェクタの第1照射光で投影表示した場合の図。
第2実施形態において第2ロードプロジェクタの第2照射光のみで投影表示した場合の図。
第2実施形態において第1ロードプロジェクタ及び第2ロードプロジェクタの照射光で投影表示した場合の図。
第2実施形態においてCPUの処理手順を示すフローチャート。
第3実施形態において第1ロードプロジェクタの第1照射光で投影表示した場合の図。
第3実施形態において第2ロードプロジェクタ及び第3ロードプロジェクタの第2照射光のみで投影表示した場合の図。
第3実施形態においてCPUの処理手順を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(本発明の第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を図面を参照しつつ説明する。本実施形態に係る車両用表示装置1は、例えば自家用車、商用車、バス等の各種車両Cに搭載され、当該車両C近傍の路面上に所定の画像を表示するロードプロジェクション表示を行うものである。
【0010】
図1は、本実施形態に係る車両用表示装置の全体のシステム構成を示す図である。図1において、車両用表示装置1は、車両Cの近傍を撮像する車外カメラ2と、車両Cの近傍の路面上に所定の画像を投影表示する複数のロードプロジェクタ3(投影部)と、例えばナビゲーション情報や各種コンテンツ情報等を表示すると共に、ユーザからのロードプロジェクタ3の投影表示に関する制御指令を受け付けるタッチパネル4と、車両用表示装置1全体を制御する制御ユニット5とを備える。ロードプロジェクタ3は投影部の一例である。
(【0011】以降は省略されています)
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