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公開番号2025070757
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023181276
出願日2023-10-20
発明の名称表示制御装置、表示装置、及び表示制御方法
出願人日本精機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60K 35/23 20240101AFI20250424BHJP(車両一般)
要約【課題】 自車両の振動に伴う画像の揺れを抑制する揺れ補正において、表示する画像に適した補正量による揺れ補正を実施すると共に、補正量が異なる複数の画像を表示する場合おいて、視認者が覚える違和感を抑制可能な表示制御を実現する。
【解決手段】表示制御装置80の制御部81は、振動情報取得部93と、車両1の振動に伴う画像の揺れを抑制するように揺れ補正を実施すると共に、揺れ補正における補正量を調整可能である揺れ補正部87と、を有し、揺れ補正部87は、画像が単独で表示される場合は、その画像に適した、補正量零を含む単独表示の補正量にて揺れ補正を実施し、複数の画像が表示される場合は、それらの画像を補正量が最大である画像と、その他の画像とに区別し、その他の画像の補正量を、最大補正量に近づくように、又は同じとなるように変更する補正量変更処理を実施する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載され、画像を前記車両の搭乗者である視認者に視認させる表示装置の画像表示を制御する制御部を有する表示制御装置であって、
前記制御部は、
走行中の前記車両の振動に関する振動情報を取得する振動情報取得部と、
前記振動に伴う前記画像の揺れを抑制するように揺れ補正を実施すると共に、前記揺れ補正における補正量を調整可能である揺れ補正部と、
を有し、
前記揺れ補正部は、
表示する前記画像が1つである場合は、その画像に適した、補正量零を含む単独表示の補正量にて揺れ補正を実施し、
表示する前記画像が複数の場合は、それらの画像を、揺れ補正における補正量が最大である最大補正量の画像と、補正量が前記最大補正量よりも小さいその他の画像と、に区別し、
前記その他の画像の前記揺れ補正における現状の補正量を、前記最大補正量に近づくように、又は前記最大補正量と同じとなるように変更する補正量変更処理を実施する、
表示制御装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記視認者から見た俯角が大きい画像については、小さい画像よりも、前記単独表示の補正量を大きく設定する、
又は、
前記視認者の視点、又は所定の基準点から、表示される画像までの距離である表示距離が大きい画像については、小さい画像よりも、前記単独表示の補正量を大きく設定する、
又は、
表示される画像の位置の変動に対する前記視認者の感度が高い種類の画像については、感度が低い種類の画像よりも、前記単独表示の補正量を大きく設定する、
請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、
過去に前記補正量変更処理が実施されている状況で、表示する画像が新規に追加されて、新たな補正量変更処理を実施する場合、
補正量が最大の補正量の画像に変更がない場合は、前記新規に追加された画像について前記新たな補正量変更処理を実施し、
補正量が最大の補正量の画像に変更がある場合は、前記新規に追加された画像以外の画像の各々について、前記新たな補正量変更処理を実施する、
請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、
一又は複数の画像を表示している第1の表示状態のときに、補正量が最大である新たな画像が追加表示され、前記一又は複数の画像が前記その他の画像に該当することになったことにより、前記一又は複数の画像について前記補正量変更処理が実施されて第2の表示状態となり、
その後、前記新たな画像が消去され、これに伴い、前記一又は複数の画像についての前記補正量変更処理後の補正量を、前記第1の表示状態における補正量に戻すことが可能な第1のタイミングが到来した場合、
前記第1のタイミングから所定時間が経過した第2のタイミングにて、前記第1の表示状態における補正量に戻す補正量復帰処理を実施する、
又は、
前記車両の車速が所定閾値未満であることを条件とし、前記条件が満たされる場合に、前記第1の表示状態における補正量に戻す補正量復帰処理を実施する
請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項5】
画像を表示する表示部と、
第1乃至第4の何れか1項に記載の表示制御装置と、
を有する表示装置。
【請求項6】
前記表示装置は、前記表示部に表示される画像の表示光を、被投影部材に投影することで、前記画像を虚像表示面上の虚像として表示する投影型表示装置である、
請求項5に記載の表示装置。
【請求項7】
車両に搭載され、画像を前記車両の搭乗者である視認者に視認させる表示装置の画像表示を制御する表示制御方法であって、
走行中の前記車両の振動に関する振動情報を取得する第1のステップと、
前記振動に伴う前記画像の揺れを抑制するように揺れ補正を実施するに際し、
表示する前記画像が1つである場合は、その画像に適した、補正量零を含む単独表示の補正量にて揺れ補正を実施し、
表示する前記画像が複数の場合は、それらの画像を、揺れ補正における補正量が最大である最大補正量の画像と、補正量が前記最大補正量よりも小さいその他の画像と、に区別し、
前記その他の画像の前記揺れ補正における補正量を、前記最大補正量に近づくように、又は前記最大補正量と同じとなるように変更する補正量変更処理を実施する、
表示制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば自動車等の車両に搭載される表示制御装置、表示装置、及び表示制御方法等に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、表示制御部が、投影距離及び俯角の少なくとも一方に応じて、虚像の揺れを補正する揺れ補正の内容を変更する変更処理を実行すること、具体的には、投影距離が所定距離以上の場合に前記揺れ補正を実行し、投影距離が所定距離よりも短い場合に揺れ補正を実行しないこと、が記載されている
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7042443号公報([0006]等)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
自車両にピッチング等が生じたとき、表示されている画像に応じて、適切な補正量を設定して揺れ補正を実施することで、その画像の揺れを効果的に抑制でき、違和感のない表示を実現することができる。
ここで、表示されている画像が複数存在し、各画像についての揺れ補正における補正量が異なる場合を想定する。
この場合、自車両にピッチングが生じて各画像が揺れた場合、各画像についての揺れ補正の補正量が異なっていることから、補正後における画像の揺れの振幅が画像毎に異なることになる。
言い換えれば、視認者の視野内にある複数の画像の各々が、異なる振幅で揺れる(揺動する)ことになり、このことが、視認者に違和感を抱かせる(例えば、ちらつきを感じさせる)一因となり得る。
上記特許文献1には、この点については記載がなく、また、その対策についても言及されていない。
以上の課題が、本発明者によって、明らかとされた。
【0005】
本発明の目的の一つは、自車両の振動に伴う画像の揺れを抑制する揺れ補正において、表示する画像に適した補正量による揺れ補正を実施すると共に、補正量が異なる複数の画像を表示する場合において、視認者が覚える違和感を抑制可能な表示制御を実現することである。
【0006】
本発明の他の目的は、以下に例示する態様及び最良の実施形態、並びに添付の図面を参照することによって、当業者に明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下に、本発明の概要を容易に理解するために、本発明に従う態様を例示する。
【0008】
第1の態様において、表示制御装置は、車両に搭載され、画像を前記車両の搭乗者である視認者に視認させる表示装置の画像表示を制御する制御部を有する表示制御装置であって、前記制御部は、走行中の前記車両の振動に関する振動情報を取得する振動情報取得部と、前記振動に伴う前記画像の揺れを抑制するように揺れ補正を実施すると共に、前記揺れ補正における補正量を調整可能である揺れ補正部と、を有し、前記揺れ補正部は、表示する前記画像が1つである場合は、その画像に適した、補正量零を含む単独表示の補正量にて揺れ補正を実施し、表示する前記画像が複数の場合は、それらの画像を、揺れ補正における補正量が最大である最大補正量の画像と、補正量が前記最大補正量よりも小さいその他の画像と、に区別し、前記その他の画像の前記揺れ補正における現状の補正量を、前記最大補正量に近づくように、又は前記最大補正量と同じとなるように変更する補正量変更処理を実施する。
【0009】
第1の態様では、画像が単独で表示される場合は、例えば、その画像の俯角、表示距離(投影距離)、あるいは画像の種類等に応じて、適切な補正量(単独表示の補正量)にて揺れ補正を実施する。言い換えれば、各画像の特性(属性)を重視して、個別の補正量の設定を可能とする。
一方、複数の画像が表示される場合は、補正変更処理を実施して、各画像間の補正量の差を縮小し(あるいは零とし)、補正量のばらつきを抑える協調的な補正量の設定を実施する。
言い換えれば、複数の画像が表示され、最大の補正量の画像が存在する場合は、その他の画像(補正量が最大の補正量よりも小さい画像)についての現状の補正量(具体的には、過去に補正量変更処理が実施されていない場合は単独表示の補正量であり、過去に補正変更処理が実施されている場合は、その補正量変更処理がなされた後の各画像の補正量である)を、最大の補正量に近づける、又は同じとする(同等とする)ことによって、各画像間の補正量の差を縮小する。これによって、視認者の違和感(ちらつき感等)を抑制することができる。
【0010】
なお、補正量変更処理において、最大の補正量を目標値(基準値)とするのは、最も揺れの少ない画像を基準とすることで、その他の画像の揺れを、現状よりも、より縮小することができ、違和感の抑制効果を高めることができるからである。
(【0011】以降は省略されています)

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