TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025078193
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-20
出願番号2023190592
出願日2023-11-08
発明の名称ヘッドアップディスプレイ装置、表示制御装置、及び車両用表示システム
出願人日本精機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60K 35/23 20240101AFI20250513BHJP(車両一般)
要約【課題】 視認者であるドライバの運転状況や視認者の状態に応じて適切な情報の配置を行うことにより、より直観的に情報提示を行う。
【解決手段】 車両の前方に仮想的に設定される表示領域の縦方向の画角上端が画角下端よりも前記車両から遠方に傾斜しているように視認され、かつ画角上端に対する輻輳角と画角下端に対する輻輳角との差が1.0以下であるヘッドアップディスプレイ装置(HUD装置100)であって、表示領域に、第1の領域と、第1の領域よりも上に位置し、表示領域の水平画角の中心方向に位置する第2の領域と、第2の領域よりも表示領域の水平画角の中心方向から離れた方向に位置する第3の領域とを割り当て、第1の領域に第1の虚像を表示した後、第1の領域の外に第2の虚像を表示しようとしたときに、第2の領域が空いている場合、優先的に第2の領域に第2の虚像を表示する制御を行う制御部160、を有する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両の前方に仮想的に設定される表示領域の縦方向の画角上端が画角下端よりも前記車両から遠方に傾斜しているように視認され、かつ前記画角上端に対する輻輳角と前記画角下端に対する輻輳角との差が1.0以下であるヘッドアップディスプレイ装置であって、
前記表示領域に、第1の領域と、前記第1の領域よりも上に位置し、前記表示領域の水平画角の中心方向に位置する第2の領域と、前記第2の領域よりも前記表示領域の水平画角の中心方向から離れた方向に位置する第3の領域とを割り当て、
前記第1の領域に第1の虚像を表示した後、前記第1の領域の外に第2の虚像を表示しようとしたときに、前記第2の領域が空いている場合、優先的に前記第2の領域に前記第2の虚像を表示する制御を行う制御部、を有するヘッドアップディスプレイ装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記制御部は、
入力情報が所定の条件を満たした場合に、前記第1の領域に表示されている前記第1の虚像と前記第2の領域に表示されている前記第2の虚像の表示態様を変更する制御を行う、請求項1記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項3】
光学部材を含む虚像表示面を有する表示部と、
前記光学部材を回転させる駆動部と、を備え、
前記制御部は、
前記入力情報として前記駆動部の角度情報が設定されると、前記角度情報が所定の角度範囲にある場合に前記表示態様を変更する制御を行う、請求項2記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項4】
視認者の目の位置を検出する目位置検出部を備え、
前記制御部は、
前記入力情報として前記視認者の目位置が設定されると、前記目位置が所定の範囲内にある場合に前記表示態様を変更する制御を行う、請求項2記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記車両が自動運転又は運転支援モードになっているか、あるいは手動運転モードになっているかを示す運転モード情報が前記入力情報として設定されると、前記運転モード情報が所定の運転モードになっていた場合に前記表示態様を変更する制御を行う、請求項2記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記車両と前記車両の進行方向にある進路変更地点との間の残距離が前記入力情報として設定されると、前記残距離が所定の範囲内にある場合に前記表示態様を変更する制御を行う請求項2記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記車両が高速道路にいることを示す位置情報が前記入力情報として設定されると、当該位置情報に基づき前記車両が前記高速道路に入っていると判定して前記表示態様を変更する制御を行う、請求項2記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項8】
前記制御部は、
路面と親和性を持たない配置を行う場合は、前記第1の領域に配置される前記第1の虚像と前記第2の領域に配置される前記第2の虚像を通る仮想的な直線と、前記表示領域の画角下端とのなす角度が76°以上になるように配置する制御を行う、請求項1記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項9】
前記第1の虚像と前記第2の虚像はいずれも前記車両が通行する周辺の情報を視認者に知らせるアイコンであり、
前記制御部は、
前記第1の領域と前記第2の領域に少なくとも1個ずつ前記アイコンを配置して表示する制御を行う請求項8記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項10】
前記制御部は、
前記アイコンが前記表示領域の縦方向の画角の奥側に配置されるほど表示面積が小さくなるように表示する制御を行う、請求項9記載のヘッドアップディスプレイ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両等の移動体で使用され、移動体の前景に仮想的な表示オブジェクトを重畳して視認させる、ヘッドアップディスプレイ装置、等に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に、視認者であるドライバに必要なナビゲーション情報を表示することによって、直感的な情報提示を可能にする、ヘッドアップディスプレイ装置に関する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-4612号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、視認者であるトライバにとって必要な情報とは必ずしもナビゲーション情報だけではない。例えば、制限車速がいくらの道路を走っているのか、駐停車ができるエリアなのか等、様々の情報を知りたいという要求がある。そのような場合に、単にこれら情報を羅列するだけでは、視認者であるドライバに対して適切な情報を伝達することができないという問題がある。
【0005】
したがって、複数の情報を適切に表示領域上に配置し、視認者であるドライバにわかりやすく(直観的に)情報を提示する必要がある。また、例えば、自動運転と手動運転モードの違いによる正確な運転状態の伝達や、身長や運転姿勢に伴う視認者であるドライバの目の位置の変化に伴う表示形態の変更など、様々なシーンでの情報の配置について考慮する必要があることが発明者の検討により明らかになった。
【0006】
本発明は、視認者であるドライバの運転状況や状態に応じて適切な情報の配置を行うことにより、より直観的に情報提示を行うことのできるヘッドアップディスプレイ装置、等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下に、本発明の概要を容易に理解するために、本発明に従う態様を例示する。
【0008】
第1の態様は、車両の前方に仮想的に設定される表示領域の縦方向の画角上端が画角下端よりも前記車両から遠方に傾斜しているように視認され、かつ前記画角上端に対する輻輳角と前記画角下端に対する輻輳角との差が1.0以下であるヘッドアップディスプレイ装置であって、前記表示領域に、第1の領域と、前記第1の領域よりも上に位置し、前記表示領域の水平画角の中心方向に位置する第2の領域と、前記第2の領域よりも前記表示領域の水平画角の中心方向から離れた方向に位置する第3の領域とを割り当て、前記第1の領域に第1の虚像を表示した後、前記第1の領域の外に第2の虚像を表示しようとしたときに、前記第2の領域が空いている場合、優先的に前記第2の領域に前記第2の虚像を表示する制御を行う制御部、を有する。
【0009】
ここで、「第1の領域」とは、例えば、図8に示すVA1であり、「第2の領域」とは、例えば、図8に示すVA2のことをいう。また、「第1の虚像」、「第2の虚像」とは、例えば、図8に示す車速制限の交通標識V1,V2であり、車両が現在走行中の道路の制限車速80km/hが「第1の虚像」で、将来走行する道路の制限車速50km/hが「第2の虚像」として示されている。
【0010】
第1の態様によれば、制御部が、車両の前方に仮想的に設定される表示領域に割り当てられた第1の領域VA1に第1の虚像V1を表示した後、第1の領域VA1の外に第2の虚像V2を表示しようとしたときに、第1の領域VA1よりも上に位置し、表示領域VAの水平画角の中心方向に位置する第2領域VA2が空いている場合、優先的にその第2の領域VA2に第2の虚像V2を表示する制御を行うことにより、表示領域VAの中で、第1の虚像V1と第2の虚像V2が斜めに配置されているように視認される。したがって、表示領域VAの縦方向の画角上端が画角下端よりも車両から遠方に傾斜しているように視認され、かつ画角上端に対する輻輳角と画角下端に対する輻輳角差が1.0以下であるヘッドアップディスプレイ装置において、虚像V1,V2を斜めに配置することで路面との一体感が増し、言い換えれば、路面と親和性の高い表示を実現することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日本精機株式会社
ケース
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
23日前
日本精機株式会社
表示装置
21日前
日本精機株式会社
駆動装置
7日前
日本精機株式会社
表示装置
7日前
日本精機株式会社
表示装置
9日前
日本精機株式会社
アセンブリ
13日前
日本精機株式会社
投影システム
12日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
8日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用投影装置
8日前
日本精機株式会社
車両用投影装置
8日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
8日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
19日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
1か月前
日本精機株式会社
表示制御装置、表示装置、及び表示制御方法
8日前
日本精機株式会社
表示制御装置、表示装置、及び表示制御方法
19日前
日本精機株式会社
表示制御装置、表示装置、及び表示制御方法
20日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置、表示制御装置、及び車両用表示システム
20日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置、表示制御装置、及び車両用表示システム
20日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置、表示制御装置、及び車両用表示システム
6日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置、表示制御装置、及び車両用表示システム
1日前
日本精機株式会社
表面波検出装置、液面位置検出装置、液種特定装置、溶液濃度検出装置及び液滴検出装置
20日前
日本精機株式会社
シート用振動伝達装置、シート用振動制御装置、振動伝達シート、及び振動伝達装置の制御方法
6日前
日本精機株式会社
シート用振動伝達装置、シート用振動制御装置、振動伝達シート、及び振動伝達装置の制御方法
1か月前
日本精機株式会社
表示制御装置、ヘッドアップディスプレイ装置、表示制御方法、プログラム、及び車両用表示システム
6日前
個人
飛行自動車
3か月前
個人
車窓用防虫網戸
8日前
個人
警告装置
1か月前
個人
授乳用車両
4か月前
個人
小型EVシステム
1か月前
日本精機株式会社
ケース
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
続きを見る