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公開番号
2025083603
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197045
出願日
2023-11-21
発明の名称
表示制御装置、ヘッドアップディスプレイ装置、プログラム、及び車両用表示システム
出願人
日本精機株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G08G
1/04 20060101AFI20250526BHJP(信号)
要約
【課題】乗員に注意喚起を促すイメージハンプ等の路面標示に対して更なる注意喚起を促す補足コンテンツを表示することにより、速度抑制等の注意喚起の効果を一層高める。
【解決手段】車両1の前方に仮想的に設定される表示領域VAに画像を投影し、車両の前方視界に画像を重畳して乗員に視認させるヘッドアップディスプレイ装置(HUD装置10)を制御する表示制御装置30であって、車両の前方視界を撮影して得られる撮影画像から乗員に注意喚起を促す特定の路面標示を認識し、認識された特定の路面標示に応じて乗員に更なる注意喚起を促すコンテンツを生成し、特定の路面標示に、生成したコンテンツを重畳してヘッドアップティスプレイ装置(HUD装置10)に表示する制御を行う制御部31、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の前方に仮想的に設定される表示領域に画像を投影し、前記車両の前方視界に前記画像を重畳して乗員に視認させるヘッドアップディスプレイ装置を制御する表示制御装置であって、
前記車両の前方視界を撮影して得られる撮影画像から乗員に注意喚起を促す特定の路面標示を認識し、認識された前記特定の路面標示に応じて前記乗員に更なる注意喚起を促すコンテンツを生成し、前記コンテンツを前記特定の路面標示に重畳して前記ヘッドアップティスプレイ装置に表示する制御を行う制御部、を有する表示制御装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
前記コンテンツを表示した後、再度取得した前記撮影画像から前記特定の路面標示が認識されなかった場合、前記コンテンツの前記ヘッドアップディスプレイ装置への表示を停止する制御を行う、請求項1記載の表示制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記コンテンツを表示した後、再度取得した前記撮影画像から前記特定の路面標示が認識された場合、直前に取得した前記特定の路面標示の位置情報と、新たに取得した前記特定の路面標示の位置情報との差分を求め、前記差分に基づき前記コンテンツを前記表示領域に再配置して前記ヘッドアップディスプレイ装置に表示する制御を行う、請求項1記載の表示制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記車両の移動に伴い、前記特定の路面標示の表示位置を変更して前記ヘッドアップディスプレイ装置に表示すると共に、前記コンテンツを前記特定の路面標示の動きに追従させ、且つ重畳して前記ヘッドアップディスプレイ装置に表示し、前記特定の路面標示が、前記前方視界から消える場合に、前記特定の路面標示と前記コンテンツとを前記表示領域からフェードアウトする制御を行なう、請求項1記載の表示制御装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記特定の路面標示を模した3D画像、前記特定の路面標示を模した2D画像、または文字情報からなる前記コンテンツを生成し前記路面標示に重畳して前記ヘッドアップディスプレイ装置に表示する制御を行う、請求項1~4のいずれか1項記載の表示制御装置。
【請求項6】
車両の前方に仮想的に設定される表示領域に画像を投影し、前記車両の前方視界に前記画像を重畳して乗員に視認させるヘッドアップディスプレイ装置であって、
前記画像を表示する画像表示部と、
前記車両の前方視界を撮影して得られる撮影画像から前記乗員に注意喚起を促す特定の路面標示を認識し、認識された前記特定の路面標示に応じて前記乗員に更なる注意喚起を促すコンテンツを生成し、前記コンテンツを前記特定の路面標示に重畳して前記画像表示部に表示する制御を行う制御部と、を有するヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項7】
車両の前方に仮想的に設定される表示領域に画像を投影し、前記車両の前方視界に前記画像を重畳して乗員に視認させるヘッドアップディスプレイ装置を制御する表示制御装置のプログラムであって、
前記表示制御装置が有するプロセッサに、
前記車両の前方視界を撮影して得られる撮影画像から特定の路面標示を認識する処理と、
認識された前記特定の路面標示に応じて前記乗員に更なる注意喚起を促すコンテンツを生成する処理と、
前記コンテンツを前記特定の路面標示に重畳して前記ヘッドアップティスプレイ装置に表示する処理と、を実行させるプログラム。
【請求項8】
車両の前方視界を撮影する撮撮装置と、車両の前方に仮想的に設定される表示領域に画像を投影し、前記車両の前方視界に前記画像を重畳して乗員に視認させるヘッドアップディスプレイ装置と、前記ヘッドアップディスプレイ装置を制御する表示制御装置とを含む車両用表示システムであって、
前記表示制御装置は、
前記撮像装置から取得される前記撮影画像から、前記乗員に注意喚起を促す特定の路面標示を認識し、認識された前記特定の路面標示に応じて前記乗員に更なる注意喚起を促すコンテンツを生成し、前記コンテンツを前記特定の路面標示に重畳して前記ヘッドアップティスプレイ装置に表示する制御を行う、車両用表示システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の前方に仮想的に設定される表示領域に画像を投影し、車両の前方視界に画像を重畳して乗員に視認させるヘッドアップディスプレイ装置を制御する、表示制御装置等に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、住宅街等の狭い車道において、乗員(一般的には車両の運転者)に、速度抑制等の注意を喚起するために、路面に立体錯視効果を利用したイメージハンプが用いられることがある。イメージハンプとは、路面に対して物理的な凹凸をつけずに舗装の色や素材を変えて立体的に見せる路面標示の一種である。また、特に、下り坂やカーブ等で車線の両側に白線の破線が引かれたドットライン等、乗員に区画が狭いという印象を与えて速度低下を促す「視覚的狭窄」も知られており、これも路面標示の一種である。
【0003】
一方、例えば、特許文献1に記載されているように、車両の前景に重畳して画像を視認させることが可能なヘッドアップディスプレイ装置(以下、単に、HUD装置という)も知られている。このHUD装置によれば、視認者である乗員は、前景から視線を大きくずらすことなく画像が示す情報を視認できるため、視線移動の負荷を軽減して安全運転に寄与することができる。このようなHUD装置では、平面的に表現される2D画像の他に、立体的に表現される3D画像により乗員に立体感を感じさせることも可能である(段落[0027]参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開WO2019/107295号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述した「イメージハンプ」に代表される路面標示はその有効性が認められるものの、あくまで路面塗装による対応であるがために立体感に乏しく、実物のハンプに比べて注意喚起の効果が低いという課題があった。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、乗員に注意喚起を促すイメージハンプ等の路面標示に対して更なる注意喚起を促す補足コンテンツを表示することにより、速度抑制等の注意喚起の効果を一層高めた、表示制御装置等を提供することを目的とする。
【0007】
本発明の他の目的は、以下に例示する態様及び最良の実施形態、並びに添付の図面を参照することによって、当業者に明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以下に、本発明の概要を容易に理解するために、本発明に従う態様を例示する。
【0009】
第1の態様は、車両の前方に仮想的に設定される表示領域に画像を投影し、前記車両の前方視界に前記画像を重畳して乗員に視認させるヘッドアップディスプレイ装置を制御する表示制御装置であって、前記車両の前方視界を撮影して得られる撮影画像から乗員に注意喚起を促す特定の路面標示を認識し、認識された前記特定の路面標示に応じて前記乗員に更なる注意喚起を促すコンテンツを生成し、前記コンテンツを前記特定の路面標示に重畳して前記ヘッドアップティスプレイ装置に表示する制御を行う制御部、を有する。
【0010】
第1の態様では、制御部は、撮影画像から認識された特定の路面標示に応じて乗員(主として車両の運転者)に更なる注意喚起を促すコンテンツを生成し、生成したコンテンツを特定の路面標示に重畳してヘッドアップティスプレイ装置に表示する制御を行う。ここで、「特定の路面標示」とは、例えば、立体錯視効果を用いたイメージハンプや視覚的狭窄を用いたドットライン等をいう。また、「更なる注意喚起を促すコンテンツ」とは、例えば、図4(a)(b)(c)に一例を示す、速度抑制等の注意喚起を促すコンテンツであり、特定の路面標示を模した、立体感が得られる3D画像、遠近感が得られる2D画像あるいは文字情報等により表現される。このため、第1の態様によれば、特定の路面標示からは得られにくい情報(立体感や遠近感)を、更なる注意喚起を促すコンテンツによって乗員に視認させることができるため、速度抑制等の注意喚起の効果を一層高めて安全運転に寄与することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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