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公開番号
2025089639
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204376
出願日
2023-12-04
発明の名称
表示制御装置、ヘッドアップディスプレイ装置、プログラム、および車両用表示システム
出願人
日本精機株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G09G
5/00 20060101AFI20250609BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】 例えば、運転支援機能の起動を促す案内コンテンツを示す画像の視認性を確保して煩わしさを低減する。
【解決手段】 運転支援機能を有する車両の前方視界に画像を重畳して被投影部材に結像するHUD装置80を制御する表示制御装置50であって、入力される車両の現在位置、車両の挙動、または車両の進行予定経路の少なくとも一つを含む第1の情報に応じて、運転支援機能の使用を促す案内コンテンツを示す画像を所定の結像位置より近方の第1の距離が示す結像位置に配置してHUD装置に表示し、続いて入力される、視認者の視点、または案内コンテンツを示す画像の表示経過時間の少なくとも一つを含む第2の情報に応じて、案内コンテンツを示す画像を第1の距離より遠方に位置する第2の距離が示す結像位置に再配置してHUD装置に表示する制御を行う制御部51、を有する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
運転支援機能を有する車両の前方視界に画像を重畳して被投影部材に結像するヘッドアップディスプレイ装置を制御する表示制御装置であって、
入力される前記車両の現在位置、前記車両の挙動、または前記車両の進行予定経路の少なくとも一つを含む第1の情報に応じて、前記運転支援機能の使用を促す案内コンテンツを示す前記画像を所定の結像位置より近方の第1の距離が示す結像位置に配置して前記ヘッドアップディスプレイ装置に表示し、
続いて入力される、視認者の視点、または前記案内コンテンツを示す前記画像の表示経過時間の少なくとも一つを含む第2の情報に応じて、前記案内コンテンツを示す前記画像を前記第1の距離より遠方に位置する第2の距離が示す結像位置に再配置して前記ヘッドアップディスプレイ装置に表示する制御を行う制御部、を有する表示制御装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
前記第1の距離が示す前記結像位置に前記案内コンテンツを示す前記画像を配置して前記ヘッドアップディスプレイ装置に表示した状態で、前記視認者の視点から直前までの視線位置を算出し、算出された視線位置に応じて、前記案内コンテンツを示す前記画像を、前記視線の滞留時間が所定時間を超える視野領域の外に再配置して前記ヘッドアップディスプレイ装置に表示する制御を行う、請求項1記載の表示制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記第2の距離が示す前記結像位置に前記案内コンテンツを示す前記画像を配置して前記ヘッドアップディスプレイ装置に表示した状態で、前記視認者の視点から直前までの視線位置を算出し、算出された前記視線位置に応じて、前記案内コンテンツを示す前記画像を、前記視線の滞留時間が所定時間を超える視野領域の外に再配置して前記ヘッドアップディスプレイ装置に表示する制御を行う、請求項1記載の表示制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、
更に続いて入力される前記車両の現在位置、前記車両の挙動、または前記車両の進行予定経路の少なくとも一つを含む第3の情報に応じて前記ヘッドアップディスプレイ装置に表示された前記案内コンテンツを示す前記画像を消去する制御を行う、請求項1~3のいずれか1項記載の表示制御装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記案内コンテンツを示す前記画像が表示されてからの表示経過時間を取得し、前記表示経過時間が閾値を超えた場合に、前記画像を前記第2の距離が示す前記結像位置に再配置して前記ヘッドアップディスプレイ装置に表示する制御を行なう、請求項1~請求項3のいずれか1項記載の表示制御装置。
【請求項6】
前記制御部は、
過去一定期間における前記視認者の視線位置情報に基づき前記視認者が前記案内コンテンツを示す前記画像を視認したことが推定された場合に、前記案内コンテンツを示す前記画像を、前記第2の距離が示す前記結像位置に再配置して前記ヘッドアップディスプレイ装置に表示する制御を行う、請求項1~3のいずれか1項記載の表示制御装置。
【請求項7】
前記制御部は、
過去一定期間における前記視認者の視線位置情報を参照して前記視認者の視線の滞留時間が所定時間を超える視野領域を算出し、算出した前記視野領域の外に前記案内コンテンツを示す前記画像を再配置して前記ヘッドアップディスプレイ装置に表示する制御を行う、請求項1~3のいずれか1項記載の表示制御装置。
【請求項8】
前記制御部は、
算出した前記視野領域を示す情報を参照して前記案内コンテンツを示す前記画像を再配置して前記ヘッドアップディスプレイ装置に表示する制御を行う際に、前記視認者の視線位置情報を参照する時間が閾値未満であった場合に、または視線が分散して前記視野領域の算出が出来ない場合に、前記案内コンテンツを示す前記画像を前記ヘッドアップディスプレイ装置の結像領域の四隅の近傍に再配置する制御を行う、請求項7記載の表示制御装置。
【請求項9】
前記制御部は、
前記車両のイグニッションオフが検出されると前記視野領域を示す情報を消去する制御を行う、請求項7記載の表示制御装置。
【請求項10】
運転支援機能を有する車両の前方視界に画像を重畳して被投影部材に結像するヘッドアップディスプレイ装置であって、
前記画像を表示する画像表示部と、
入力される前記車両の現在位置、前記車両の挙動、または前記車両の進行予定経路の少なくとも一つを含む第1の情報に応じて、前記運転支援機能の使用を促す案内コンテンツを示す前記画像を所定の結像位置より近方の第1の距離が示す結像位置に配置して前記画像表示部に表示する制御を行い、続いて入力される、前記視認者の視点、または前記案内コンテンツの表示経過時間の少なくとも一つを含む第2の情報に応じて、前記案内コンテンツを示す前記画像を前記第1の距離より遠方に位置する第2の距離が示す結像位置に再配置して前記画像表示部に表示する制御を行う制御部、を有するヘッドアップディスプレイ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、運転支援機能を有する車両の前方視界に画像を重畳して被投影部材に結像するヘッドアップディスプレイ装置を制御する表示制御装置等に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に、ヘッドアップディスプレイ装置が搭載される車両において、運転支援機能の起動に際し、ドライバの利便性を向上させるために、運転支援が可能な車両において、運転支援機能の起動を促す画像コンテンツを有する画像を生成することができる表示制御装置の技術が記載されている。
【0003】
ここでいう運転支援機能とは、ACC(Adaptive Cruise Control)、LTA(Lane Trace Assist)およびLCA(Lane Change Assist)等、ドライバの安全・快適性を実現するために車両自体が周辺の状況を把握し、ドライバに的確に表示や音声により警告を行ない、あるいはドライバに代わって車両を制御する等、ADAS(Advanced Assistance Systems:先進運転システム)を実用化したものである。これら運転支援機能は、ドライバがこれら機能の起動指示を行うことにより実行される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-43084号公報(段落[0008]参照)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した特許文献1に記載された技術によれば、運転支援機能を有する車両において、運転支援機能の起動を促す案内コンテンツを示す画像がヘッドアップディスプレイ装置に表示されることによりドライバが視認できるように表示されるため、視認者であるドライバは、運転支援機能の起動が可能であることを把握でき、したがってドライバの利便性が向上する。ししながら、運転支援機能の起動を促す際に、文字等によって表現される運転支援機能の起動を促す案内コンテンツを示す画像が背景画像(車両の前方視界)と被る(重なる)ことがあり、この場合、視認性が低下すると共に、仮に、背景画像が運転シーンにおいて重要な注意喚起や警告表示等の画像であれば安全運転の面で難がある。また、案内コンテンツを示す画像が前方視界を妨げることで煩わしさを感じさせることがある。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、例えば、運転支援機能の起動を促す案内コンテンツを示す画像を自車両の近いところに提示して視認させた後、背景に邪魔にならない位置に再配置することで視認性を確保して煩わしさを低減する、表示制御装置等を提供する目的とする。
【0007】
本発明の他の目的は、以下に例示する態様及び最良の実施形態、並びに添付の図面を参照することによって、当業者に明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以下に、本発明の概要を容易に理解するために、本発明に従う態様を例示する。
【0009】
第1の態様は、運転支援機能を有する車両の前方視界に画像を重畳して被投影部材に結像するヘッドアップディスプレイ装置を制御する表示制御装置であって、入力される前記車両の現在位置、前記車両の挙動、または前記車両の進行予定経路の少なくとも一つを含む第1の情報に応じて、前記運転支援機能の使用を促す案内コンテンツを示す前記画像を所定の結像位置より近方の第1の距離が示す結像位置に配置して前記ヘッドアップディスプレイ装置に表示し、続いて入力される、視認者の視点、または前記案内コンテンツを示す前記画像の表示経過時間の少なくとも一つを含む第2の情報に応じて、前記案内コンテンツを示す前記画像を前記第1の距離より遠方に位置する第2の距離が示す結像位置に再配置して前記ヘッドアップディスプレイ装置に表示する制御を行う制御部、を有する。
【0010】
第1の態様では、制御部が、入力される車両の現在位置、車両の挙動、または車両の進行予定経路の少なくとも一つを含む第1の情報に応じて、運転支援機能の使用を促す案内コンテンツを示す画像を所定の結像位置より近方の第1の距離(例えば、5m)が示す結像位置に配置してヘッドアップディスプレイ装置に表示し、続いて入力される、視認者の視点、または案内コンテンツを示す画像の表示経過時間の少なくとも一つを含む第2の情報に応じて、案内コンテンツを示す画像を第1の距離より遠方に位置する第2の距離(例えば、30m)が示す結像位置に再配置してヘッドアップディスプレイ装置に表示する制御を行う。このように、入力される第1の情報により案内コンテンツを示す画像をヘッドアップディスプレイ装置の近方(例えば、図2(b)のZ1参照)に表示することにより案内コンテンツの判読性を向上させることができ、続いて入力される第2の情報によりドライバが比較的気にならない遠方(例えば、図2(b)のZ2参照)に再配置してヘッドアップディスプレイ装置に表示することにより、運転支援機能の使用を促す案内コンテンツを示す画像が運転シーンで重要な背景と被る機会が減るため視認性が向上し、また、案内コンテンツを示す画像が近方に表示されることにより生じる煩わしさを軽減することができる。なお、表示距離の変更に伴い、ヘッドアップディスプレイ装置に表示される案内コンテンツを示す画像のサイズも徐々に小さく変化させることによりより一層効果が際立つ。
(【0011】以降は省略されています)
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