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公開番号2025069605
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-01
出願番号2023179417
出願日2023-10-18
発明の名称表示制御装置、表示装置、及び表示制御方法
出願人日本精機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60W 50/14 20200101AFI20250423BHJP(車両一般)
要約【課題】 正常運転状態から漫然運転状態への移行の初期、又は移行の過渡期において、運転者の注意力又は集中力の回復を支援する表示制御を実現する。
【解決手段】 車両1に搭載される表示制御装置80は、表示装置111の画像表示を制御する制御部82を有し、制御部82は、運転中における運転者5の状態を判定する運転者の状態判定部84と、運転者が留意又は注意すべき事象である要注意イベントを検出する要注意イベント検出部83と、将来の危険につながる可能性が有ると推定され得る事象である危険可能性イベントの有無を判定する危険可能性イベント判定部85と、危険可能性イベント有りと判定された場合に、画像AR1、AR2の表示状態を変更して、運転者に通常の運転中とは異なる視覚的な刺激を与えて運転者の注意力又は集中力の回復を支援する覚醒支援処理を実施する覚醒支援処理部94と、を有する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載され、画像を前記車両の運転者に視認させる表示装置の画像表示を制御する制御部を有する表示制御装置であって、
前記制御部は、
運転中に取得される前記運転者に関する情報に基づいて、前記運転者の状態を判定する運転者の状態判定部と、
運転中における前記車両の周囲の状況に関する情報に基づいて、安全運転を実現する上で前記運転者が留意又は注意すべき事象である要注意イベントを検出する要注意イベント検出部と、
前記運転者の状態の判定結果に基づいて、又は、前記運転者の状態の判定結果と前記要注意イベントの検出結果とに基づいて、将来の危険につながる可能性が有ると推定され得る事象である危険可能性イベントの有無を判定する危険可能性イベント判定部と、
前記危険可能性イベント有りと判定された場合に、画像の表示状態を変更して、前記運転者に通常の運転中とは異なる視覚的な刺激を与えて前記運転者の注意力又は集中力の回復を支援する覚醒支援処理を実施する覚醒支援処理部と、
を有する、
表示制御装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記画像には、前記運転者から見て対象物に重なるように表示される重畳画像と、対象物への重畳を前提としない非重畳画像と、が含まれ、
前記覚醒支援処理部は、前記画像の表示状態を変更する場合、
前記重畳画像及び前記非重畳画像の少なくとも一方の表示状態を変更する、
又は、
前記非重畳画像の表示状態を変更する、
請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項3】
前記覚醒支援処理部は、前記画像の表示状態を変更する場合において、
視認性が向上するように前記画像の表示態様を変更する、
請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項4】
前記覚醒支援処理部は、前記画像の表示状態を変更する場合において、
前記画像を揺らせる揺動処理を実施する、
又は、
前記車両の高さ方向を上下方向とする場合に、前記画像を上下方向に揺らせる揺動処理を実施する、
請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項5】
前記車両の高さ方向を上下方向とする場合に、前記表示制御装置は、ピッチングに伴う前記画像の上下方向の表示位置の変動を補正する位置補正部を有し、
前記覚醒支援処理部は、前記画像の表示状態を変更する場合において、
前記位置補正部における位置補正の程度を抑制する、又は、前記位置補正を無効化することによって、前記画像に上下方向の揺れを生じさせる、
請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項6】
前記覚醒支援処理部は、前記危険可能性イベントの危険可能性のレベルが高い場合は、低い場合とは異なる表示状態とすることにより、前記運転者の覚醒を支援する効果をより高める、
請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項7】
画像を表示する表示部と、
第1乃至第6の何れか1項に記載の表示制御装置と、
を有する表示装置。
【請求項8】
前記表示装置は、前記表示部に表示される画像の表示光を、被投影部材に投影することで、前記画像を虚像表示面上の虚像として表示する投影型表示装置である、
請求項7に記載の表示装置。
【請求項9】
画像を車両の運転者に視認させる表示装置の画像表示を制御する表示制御方法であって、
運転中に取得される前記運転者に関する情報に基づいて、前記運転者の状態を判定するステップと、
運転中における前記車両の周囲の状況に関する情報に基づいて、安全運転を実現する上で前記運転者が留意又は注意すべき事象である要注意イベントを検出するステップと、
前記運転者の状態の判定結果に基づいて、又は、前記運転者の状態の判定結果と前記要注意イベントの検出結果とに基づいて、将来の危険につながる可能性が有ると推定され得る事象である危険可能性イベントの有無を判定するステップと、
前記危険可能性イベント有りと判定された場合に、画像の表示状態を変更して、前記運転者に通常の運転中とは異なる視覚的な刺激を与えて前記運転者の注意力又は集中力の回復を支援する覚醒支援処理を実施するステップと、
を含む、
表示制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば自動車等の車両に搭載される表示制御装置、表示装置、及び表示制御方法等に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、運転者の状態を推定する推定手段と、運転操作の特性に基づいて運転者が属する類型を判定する判定手段と、推定された運転者の状態及び運転者が属する類型に応じた運転支援情報を提示する提示手段と、を備える運転支援装置が示されている。
【0003】
特許文献1の[0060]には、運転支援の一例として、長い下り坂や急カーブにおいて、運転者に注意を促す例が示されている。
具体的には、運転者を「適正にブレーキ操作ができるタイプの運転者(タイプA)」と「外界の状況判断に時間がかかりブレーキ操作が適正でない運転者(タイプB)」とに分類し、また、運転者の状態を「通常状態」及び「漫然状態」に分類する。
【0004】
そして、[0062]に記載されるように、運転者の状態が漫然状態である場合、運転支援装置は、タイプAの運転者に対しては、報知音を鳴らしたり、音声により速度メータの確認を促したりする。また、HUD(Head-Up Display)に、注意を喚起するためのエクスクラメーションマークを表示させる。
一方、タイプBの運転者に対しては、音声によりブレーキを踏むように促し、HUDに減速を指示するマークを表示させ、さらに、警告マーク等を減速状況に応じて段階的に表示させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-97485号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1では、運転者の漫然運転を認定した後、危険を伴う運転場面にて注意喚起マークを表示する等している。
【0007】
しかし、実際の車両の運転中においては、特許文献1の運転支援装置では支援用の表示ができない運転場面が存在する。
【0008】
例えば、車両が、見通しがよい直線状の道路を特に支障なく走行しており、車両の周囲にも差し迫った危険がなく、安定した走行状態が確保されている状態を想定する。
このような運転場面では、運転者の目に映る実景が単調であり、また、安定した走行状態が確保されていることから、時間経過と共に、運転者に徐々に気の緩みが生じ、注意力や集中力が低下する場合がある。
このような運転者の状態は、漫然運転の前段階の状態、言い換えれば、正常運転から漫然運転への移行の初期、あるいは移行の過渡期の状態ということができる。この場合、「運転者が漫然運転をしている」と認定するには無理がある。
また、このような運転場面で、仮に、特許文献1のように注意喚起マークの表示等を実施すると、運転者には行き過ぎた警告と感じられ、運転者に違和感や不快感を生じさせる場合もあり得る。
従って、漫然運転の前段階の状態にて、何等かの運転支援表示を実施することは困難である。
【0009】
特許文献1を含む従来技術では、例えば、視覚の単調性等に起因して気が緩み、注意力や集中力が時間経過と共に低下していく過程にて、言い換えれば、漫然運転の前段階の状態にて、運転者の注意力や集中力を回復させる効果的な運転支援を実施して、漫然運転を未然に防止する、といったことは想定されていない。
以上の課題が、本発明者によって、明らかとされた。
【0010】
本発明の目的の一つは、正常運転状態から漫然運転状態への移行の初期、又は移行の過渡期において、運転者の注意力又は集中力の回復を支援する表示制御を実現することである。
(【0011】以降は省略されています)

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