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公開番号
2025069970
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023179936
出願日
2023-10-19
発明の名称
ヘッドアップディスプレイ装置
出願人
日本精機株式会社
代理人
主分類
G02B
27/01 20060101AFI20250424BHJP(光学)
要約
【課題】シンプルな装置構成で実像と虚像とを瞬時に切り替えて使い分けることが可能なヘッドアップディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】液晶表示部124と、射出する光の偏光を互いに異なる第1偏光と第2偏光とに切り替えて出力可能な偏光切替素子125と、入射光を第1偏光となる表示光L1と第2偏光となる表示光L2に分離して出射するビームスプリッタ126とを備え、光源11が出射した光を透過させると共に表示像を表示する表示部12と、表示光L1,L2をウィンドウシールドWSに向けて反射させる反射部13と、偏光切替素子125を制御する制御部15とを有し、反射部13は、表示光L1を反射する第1ミラー131と、表示光L2を反射する第2ミラー132とを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
射出口を有し、前記射出口から表示光を透光部材に向けて射出することで前記表示光が表す表示像の虚像及び実像を視認させるヘッドアップディスプレイ装置であって、
表示素子と、前記表示素子よりも光路に沿って前記射出口側に設けられると共に射出する光の偏光を互いに異なる第1偏光と第2偏光とに切り替えて出力可能な切替出力部と、前記切替出力部よりも光路に沿って前記射出口側に設けられると共に入射光を前記第1偏光となる第1光線と前記第2偏光となる第2光線に分離して出射するビームスプリッタとを備え、光源が出射した光を透過させると共に前記表示像を表示する表示部と、
前記表示部に表示された前記表示像を表す光を前記透光部材に向けて反射させる反射部と、
前記切替出力部を制御する制御部と、
を有し、
前記反射部は、
前記第1光線を前記ビームスプリッタから入射して反射する第1ミラーと、
前記第2光線を前記ビームスプリッタから入射して反射する第2ミラーと、
を含む
ことを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
前記第1ミラー及び前記第2ミラーは、
前記ビームスプリッタが前記第1光線を出射するときは、前記透光部材及び前記反射部を含む結像光学系の光学焦点と前記表示部との間の位置関係が、前記表示部が前記光学焦点よりも前記射出口側となる第1状態となり、
前記ビームスプリッタが前記第2光線を出射するときは、前記表示部が前記光学焦点よりも前記光源側となる第2状態となる
ように配置されていることを特徴とする請求項1記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記第1状態において視認させる前記虚像が路面に対して45度未満の第1角度で視認され、前記第2状態において視認させる前記実像が路面に対して45度以上の第2角度で視認されるように前記切替出力部を制御する
ことを特徴とする請求項2記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項4】
前記制御部は、
車両の手動運転モードのときには前記第1偏光を出力させ前記第1状態において前記虚像を視認させ、前記車両の自動運転モードのときには前記第2偏光を出力させ前記第2状態において前記実像を視認させるように、前記切替出力部を制御する
ことを特徴とする請求項3記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項5】
前記第1ミラー及び前記第2ミラーは、
前記ビームスプリッタからの前記第1ミラーへの入射光路が、前記ビームスプリッタからの前記第2ミラーへの入射光路と重ならないように、かつ、
前記第1ミラーで反射後の出射光路が前記第2ミラーで反射後の出射光路と重ならないように、配置されている
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項6】
前記ビームスプリッタは、結晶偏光子を備える
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のヘッドアップディスプレイ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、視認者に対して虚像及び実像を切り替えつつ所望の表示を行うヘッドアップディスプレイ装置に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1に記載のヘッドアップディスプレイ装置が知られている。このヘッドアップディスプレイ装置では、表示器からの光によりスクリーンに表示された表示像を透光部材へと反射させる構成において、結像光学系の光学焦点とスクリーンとの間の前後位置関係を変更することで、虚像が透光部材の外に視認される状態と、実像が透光部材の内側に視認される状態と、の表示切替を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-70074号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、観察者が虚像又は実像を切り替えて観察する場合には、被観察物、2面コーナーリフレクタアレイ及び反射部材の相互の位置関係を機械的に変化させる必要があり、装置が大型化してしまい搭載性が悪くなると共に、虚像と実像との切り替えをスムーズに行うのが困難であるという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、シンプルな装置構成で実像と虚像とを瞬時に切り替えて使い分けることが可能なヘッドアップディスプレイ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、射出口17を有し、前記射出口17から表示光Lを透光部材WSに向けて射出することで前記表示光Lが表す表示像の虚像VI及び実像RIを視認させるヘッドアップディスプレイ装置1であって、表示素子124と、前記表示素子124よりも光路に沿って前記射出口17側に設けられると共に射出する光の偏光を互いに異なる第1偏光と第2偏光とに切り替えて出力可能な切替出力部125と、前記切替出力部125よりも光路に沿って前記射出口17側に設けられると共に入射光を第1偏光となる第1光線L1と第2偏光となる第2光線L2に分離して出射するビームスプリッタ126とを備え、光源11が出射した光を透過させると共に前記表示像を表示する表示部12と、前記表示部12に表示された前記表示像を表す光を前記透光部材WSに向けて反射させる反射部13と、前記切替出力部125を制御する制御部15と、を有し、前記反射部13は、前記第1光線L1を前記ビームスプリッタ126から入射して反射する第1ミラー131と、前記第2光線L2を前記ビームスプリッタ126から入射して反射する第2ミラー132と、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、装置の大型化を招くことなく、光の偏光に応じて光線角度をビームスプリッタで切り替えるだけのシンプルな構成で、虚像と実像とをスムーズに切り替えて視認させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態によるヘッドアップディスプレイ装置において虚像を生成する場合の構成を示す図。
本発明の一実施形態によるヘッドアップディスプレイ装置において実像を生成する場合の構成を示す図。
本発明の一実施形態によるヘッドアップディスプレイ装置において虚像を表示する場合の光源及び表示部の構造及び光路を示す模式図。
本発明の一実施形態によるヘッドアップディスプレイ装置において実像を表示する場合の光源及び表示部の構造及び光路を示す模式図。
ウォラストンプリズム及びロションプリズムの構造を示す図。
本発明の一実施形態によるヘッドアップディスプレイ装置において表示内容の制御及び偏光の切替制御を行う画像生成部の構成を示す機能ブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置(以下、HUD装置という)において虚像を生成する場合の構成を示す図、図2は、本実施形態に係るHUD装置において実像を生成する場合の構成を示す図である。
【0010】
図1及び図2において、HUD装置1は、例えば配線基板に実装された可視波長域の光を出す発光ダイオードからなり、白色の光を発する光源11と、当該光源11から入射した光で画像を生成し、射出する光の偏光を互いに異なる第1偏光と第2偏光とに切り替えて表示する表示部12と、表示部12に表示された表示像を表す表示光L(図1の場合は虚像VIの表示像を表す表示光L1、図2の場合は実像RIの表示像を表す表示光L2)をウィンドウシールドWS(透光部材)に向けて反射する反射部13と、表示部12における表示内容の制御、並びに第1偏光及び第2偏光の切り替え制御を行う制御部15とを備え、これらが筐体16に収容される。筐体16には表示光Lが射出される開口部17(射出口)が設けられ、当該開口部17には内部を保護するためのカバーガラス18が配置される。ウィンドウシールドWSは投光部材の一例、開口部17は射出口の一例である。
(【0011】以降は省略されています)
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