TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025011516
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023113685
出願日2023-07-11
発明の名称車両
出願人マツダ株式会社
代理人個人,個人
主分類B60R 7/06 20060101AFI20250117BHJP(車両一般)
要約【課題】収納ボックスの下部にニーエアバッグを配設することでコンパクト化およびレイアウト設計における自由度の向上を図りつつ、ニーエアバッグの展開安定性を確保することができる車両を提供する。
【解決手段】車両は、助手席の前方に配置されたニーエアバッグ113を備える。ニーエアバッグ113は、グローブボックス11の下部に設けられている。グローブボックス11は、複数の支持部111b,111cでインストルメントパネルに固定され、収納空間を画定するハウジング111を有する。ハウジング111の天井壁111dの上方には、車体に固定されたインパネメンバー13が配設されている。そして、天井壁111dは、当該天井壁111dの他の部分に比べて上方に膨出され、インパネメンバー13に対してニーエアバッグ113の展開時に当接可能な距離で離間して配された変位規制壁部111eを有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
助手席の前方に配置されたニーエアバッグを備える車両であって、
車幅方向に延びるインストルメントパネルにおける前記助手席の前方部分に設けられ、収納空間を画定するハウジングを有する収納ボックスと、
車体に固定されるとともに、前記ハウジングの上方に配置された車体固定部と、
前記ハウジングの下部に固定されるとともに、後下方に向けて展開可能な前記ニーエアバッグと、
を備え、
前記ハウジングは、前記収納空間の上方を覆う天井壁と、前記インストルメントパネルに支持される複数の支持部とを有し、
前記天井壁は、当該天井壁の他の部分に比べて上方に膨出され、前記車体固定部に対して前記ニーエアバッグの展開時に当接可能な距離で離間した膨出部を有する、
車両。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記膨出部は、前記車体固定部に対して前方側の位置するように形成されている、
請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記複数の支持部の内の少なくとも一部の支持部は、前記ニーエアバッグよりも上方側且つ後方側に配置されている、
請求項2に記載の車両。
【請求項4】
前記膨出部は、
前記ニーエアバッグの展開前の状態で、前記車体固定部に対して離間した位置に配置されており、
前記ニーエアバッグの展開に伴う前記ハウジングの変位により前記車体固定部に当接した状態で、前記車体固定部からの反力をもって前記ハウジングの更なる変位を規制する、
請求項1に記載の車両。
【請求項5】
前記ニーエアバッグは、袋体であるエアバッグ本体と、前記エアバッグ本体の内部にガスを供給可能なインフレータと、前記エアバッグ本体の下方を覆い、前記エアバッグ本体の膨張時に後部が開くエアバッグリッドとを有する、
請求項1に記載の車両。
【請求項6】
前記エアバッグ本体は、前記エアバッグリッドよりも上方側であって、且つ、前記インフレータよりも後方側に配置されている、
請求項5に記載の車両。
【請求項7】
前記ハウジングの側壁は、下端部から上端部に向けて延びるように形成され、当該側壁の剛性を補強する補強部を有する、
請求項1に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に関し、特に助手席側の収納ボックス下部にニーエアバッグを備えた車両に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
車両の中には、衝突時の衝撃から乗員の膝を保護するニーエアバッグを備える車両がある。特許文献1に開示の車両では、グローブボックスの下部にニーエアバッグが収納された構成を有する。
【0003】
特許文献1に開示の車両において、ニーエアバッグは、グローブボックス(収納ボックス)における収納空間の下部に配設され、収納空間との間が底パネルで仕切られている。また、グローブボックスにおける乗員側に配されたアウタパネルには、車両衝突時等にニーエアバッグが車室内側に展開できるように破断する破断ラインが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4935646号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1のニーエアバッグは、当該ニーエアバッグの展開時に展開安定性を確保することが困難であると考えられる。具体的に、ニーエアバッグの展開においては、当該展開圧力がグローブボックスにかかり、グローブボックスの姿勢が変化することが考えられる。このため、グローブボックスの下部から展開するニーエアバッグもグローブボックスとともに展開方向などが不安定となってしまう。
【0006】
上記のようにニーエアバッグの展開安定性を確保できない場合には、乗員の膝を適切に保護することが困難となってしまう。
【0007】
本発明は、上記のような問題の解決を図るべくなされたものであって、収納ボックスの下部にニーエアバッグを配設することでコンパクト化およびレイアウト設計における自由度の向上を図りつつ、ニーエアバッグの展開安定性を確保することができる車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係る車両は、助手席の前方に配置されたニーエアバッグを備える車両であって、収納ボックスと、車体固定部と、ニーエアバッグと、を備える。前記収納ボックスは、車幅方向に延びるインストルメントパネルにおける前記助手席の前方部分に設けられ、収納空間を画定するハウジングを有する。前記車体固定部は、車体に固定されるとともに、前記ハウジングの上方に配置されている。前記ニーエアバッグは、前記ハウジングの下部に固定されるとともに、後下方に向けて展開可能である。
【0009】
本態様に係る車両において、前記ハウジングは、前記収納空間の上方を覆う天井壁と、前記インストルメントパネルに支持される複数の支持部とを有する。そして、前記天井壁は、当該天井壁の他の部分に比べて上方に膨出され、前記車体固定部に対して前記ニーエアバッグの展開時に当接可能な距離で離間した膨出部を有する。
【0010】
上記態様に係る車両では、収納ボックスの下部にニーエアバッグが固定されているので、収納ボックスとは離間してニーエアバッグが設けられている場合に比べて、ニーエアバッグ周辺をコンパクト化することが可能である。また、ニーエアバッグ周辺のレイアウト設計における高い自由度を確保することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

マツダ株式会社
車両
1日前
マツダ株式会社
車室構造
8日前
マツダ株式会社
車室構造
8日前
マツダ株式会社
車室構造
8日前
マツダ株式会社
車室構造
8日前
マツダ株式会社
二次電池
5日前
マツダ株式会社
車両の下部構造
2日前
マツダ株式会社
車両の前部構造
16日前
マツダ株式会社
車両の前部構造
16日前
マツダ株式会社
車両の前部構造
16日前
マツダ株式会社
車両の前部構造
16日前
マツダ株式会社
車載電池の冷却装置
8日前
マツダ株式会社
電気駆動車両の冷却装置
10日前
マツダ株式会社
電磁比例制御弁駆動用の制御装置
18日前
マツダ株式会社
電池セル、及び、電池セルの製造方法
5日前
トヨタ自動車株式会社
通信装置及び通信装置の動作方法
5日前
ジーケーエヌ オートモーティブ リミテッド
デファレンシャル装置
8日前
個人
車両
2か月前
個人
授乳用車両
8日前
個人
眼科手術車
16日前
個人
自動車運転補助装置
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
8日前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
個人
キャンピングトレーラー
1か月前
個人
空気圧調節式ホイール。
3か月前
個人
台車用車輪止め具
17日前
日本精機株式会社
車外表示装置
3か月前
個人
謝意シグナル装着車
1か月前
個人
自動車外部装着用しめ飾り
2か月前
エムケー精工株式会社
洗車装置
3か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
2か月前
株式会社青木製作所
タンクローリ
17日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
8日前
トヨタ自動車株式会社
車両
17日前
続きを見る