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公開番号
2025062489
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-14
出願番号
2023171608
出願日
2023-10-02
発明の名称
蓄電装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H01M
10/04 20060101AFI20250407BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電解液が効率的に注入できる蓄電装置を提供することを目的とする。
【解決手段】蓄電装置の樹脂枠30には、積層方向の一側にセパレータが配置され他側に集電体26が配置され、集電体26に配置されている負極層24が収容されると共に、樹脂枠30と負極層24との間に空間部32が形成される。この空間部32には、スペーサ34が配置されており、スペーサ34は、基部40がセパレータと集電体26とに当接すると共に、基部40と負極層24との間に負極層24の外周に沿って連続する流路部48を形成する。これにより、蓄電装置10では、空間部32内が減圧された際に流路部48が狭められてしまうのが抑制されて流路部48に効率的に電解液を注入できる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
集電体の一方の面が正極とされ他方の面が負極とされた電極層が設けられ、前記電極層の各々の前記集電体とは反対側の面に電解液により電解質膜が形成されるセパレータが配置された複数の電極体が積層された蓄電部と、
前記電極体の積層方向の一側に前記セパレータが配置され、他側に前記集電体が配置されて該集電体に設けられた前記電極層が収容されると共に、該電極層の外周側に前記電解液が封入される空間部が形成される樹脂製の枠体を備え、複数の前記枠体が前記積層方向に積層されることで、前記蓄電部の前記集電体及び前記セパレータの各々の外周部が保持される外殻部と、
正極及び負極の少なくとも一方の前記電極層と前記枠体との間の前記空間部に配置されることで、前記枠体を挟む前記セパレータと前記集電体とが所定の間隔に保持されると共に、該枠体の前記空間部内において前記電極層の外周の全周に渡って連続する前記電解液の流路部が形成されるスペーサと、
を含む蓄電装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
蓄電装置としては、集電体の一方の面に正極層として正極活物質層が形成され、他方の面に負極層として負極活物質層が形成された双極型電極(バイポーラ電極)のセルを備える双極型(バイポーラ型)の蓄電装置が知られている。
【0003】
このような蓄電装置では、バイポーラ電極が樹脂製のケース内に配置される(例えば、特許文献1参照)。また、蓄電装置では、バイポーラ電極の各セルをケース内に配置する際、各セルにおいて集電体の間隔を保持するためにゴム系樹脂からなるスペーサを集電体の周縁に沿って所定間隔を空けて配置することで、集電体がケースに保持されるようにしている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4370902号
特開2018-049792号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、蓄電装置では、セルの内部に電解液が注入された電解液式がある。電解液式の蓄電装置では、セルの内部空間に空気が入り込んでいると電解液を注入し難くなり、電解液の注入に時間がかかるなどの問題がある。これを防止する方法としては、セルの内部空間を減圧したのちに電解液を注入することが考えられる。
【0006】
しかしながら、蓄電装置では、セルの内部空間を減圧することでセルの内部空間が狭められて(縮小して)しまうと、電解液を注入する際に電解液が流れ難くなるなどの問題が生じる懸念があり、効果的な電解液の注入において改善の余地がある。
【0007】
本開示は、電解液を効率的に注入できる蓄電装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の蓄電装置の一態様は、集電体の一方の面が正極とされ他方の面が負極とされた電極層が設けられ、前記電極層の各々の前記集電体とは反対側の面に電解液により電解質膜が形成されるセパレータが配置された複数の電極体が積層された蓄電部と、前記電極体の積層方向の一側に前記セパレータが配置され、他側に前記集電体が配置されて該集電体に設けられた前記電極層が収容されると共に、該電極層の外周側に前記電解液が封入される空間部が形成される樹脂製の枠体を備え、複数の前記枠体が前記積層方向に積層されることで、前記蓄電部の前記集電体及び前記セパレータの各々の外周部が保持される外殻部と、正極及び負極の少なくとも一方の前記電極層と前記枠体との間の前記空間部に配置されることで、前記枠体を挟む前記セパレータと前記集電体とが所定の間隔に保持されると共に、該枠体の前記空間部内において前記電極層の外周の全周に渡って連続する前記電解液の流路部が形成されるスペーサと、を含む。
【0009】
本態様の蓄電装置では、電極部において複数の電極体が積層されている。電極体では、集電体に電極層が設けられており、電極層は、集電体の一方の面が正極とされ他方の面が負極とされている。また、電極体には、電極層の各々における集電体とは反対側の面にセパレータが配置されており、セパレータは、電解液により正極の電極層と負極の電極層との間で電解質膜を形成する。
【0010】
外殻部は、各々が樹脂製とされた複数の枠体が電極体の積層方向に積層されて形成されている。枠体は、積層方向の一側にセパレータが配置され他側に集電体が配置されて、集電体に設けられた電極層が収容されると共に、電極層の外周側に電解液が封入される空間部が形成される。電極部の集電体及びセパレータの各々は、枠体が積層されることで、外周部が積層された枠体の間で保持される、
(【0011】以降は省略されています)
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