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公開番号
2025066245
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-23
出願番号
2023175691
出願日
2023-10-11
発明の名称
組電池
出願人
トヨタバッテリー株式会社
代理人
個人
主分類
H01M
50/503 20210101AFI20250416BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】従来の組電池は、解体が難しいという問題があった。
【解決手段】本発明の組電池は、絶縁性の樹脂で形成される複数のスペーサと、複数のスペーサの1つを挟んで隣り合う第1の電池セル及び第2の電池セルを含む複数の電池セル10と、第1の電池セル側の部位と前記第2の電池セル側の部位とが対称となるようにU字型に形成され、第1の電池セル側の電極端子10aと第2の電池セル側の電極端子10aとを電気的に接続するバスバー12と、を有し、バスバー12は、スペーサに設けられ、第1の電池セルと第2の電池セルの電極端子設置面を跨ぐように形成されるバスバー設置台11aにボルト締結される締結面12aと、電極端子10aに押し当てられる電極接触面12cと、電極接触面12cと締結面12aとを連結し、弾性に起因して電極接触面12cを電極端子10aに押し当てる方向の押圧力を発生させるアーム面12bと、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
絶縁性の樹脂で形成される複数のスペーサと、
前記複数のスペーサの1つを挟んで隣り合う第1の電池セル及び第2の電池セルを含む複数の電池セルと、
前記第1の電池セル側の部位と前記第2の電池セル側の部位とが対称となるようにU字型に形成され、前記第1の電池セル側の電極端子と前記第2の電池セル側の電極端子とを電気的に接続するバスバーと、を有し、
前記バスバーは、
前記スペーサに設けられ、前記第1の電池セルと前記第2の電池セルの電極端子設置面を跨ぐように形成されるバスバー設置台にボルト締結される締結面と、
前記電極端子に押し当てられる電極接触面と、
前記電極接触面と前記締結面とを連結し、弾性に起因して前記電極接触面を前記電極端子に押し当てる方向の押圧力を発生させるアーム面と、
を有する組電池。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記第1の電池セルと前記第2の電池セルは、電極体が収納されるセルケースの蓋と前記電極端子を絶縁するインシュレータを有し、
前記インシュレータは、前記電極接触面のうち前記アーム面に接続されない側の端部を保持するバスバー保持部を有する請求項1に記載の組電池。
【請求項3】
前記アーム面は、前記締結面と、前記電池セルの蓋との距離が前記締結面より近い位置にある前記電極接触面とを直線的に繋ぐ傾斜面である請求項1に記載の組電池。
【請求項4】
前記アーム面は、前記締結面と、前記電池セルの蓋との距離が前記締結面より近い位置にある前記電極接触面と、をJ字型の曲線により繋ぐ面である請求項1に記載の組電池。
【請求項5】
前記電極接触面は、前記電極端子側に凸形状となる湾曲した形状を有する請求項1に記載の組電池。
【請求項6】
前記締結面は、前記バスバー設置台から突出するボルトを貫通する幅を有し、前記アーム面の延在方向である第1の方向に長い、又は、前記第1の方向と直交する第2の方向に長い長丸形状を有する請求項1に記載の組電池。
【請求項7】
前記電極接触面と前記電極端子は、非溶接状態で接触する請求項1に記載の組電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、複数の電池セルを積層して構成される組電池に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
複数の電池セルを積層して構成される組電池では、隣り合う電池セルの電極をバスバーにより電気的に接続することで、複数の電池セルを1つの電池として扱う。そこで、このバスバーに関する技術が特許文献1~3に開示されている。
【0003】
特許文献1の電源装置は、正負の電極端子を備える複数の電池セルと、前記複数の電池セルの内、互いに隣接して配置される電池セル間で対向する前記電極端子同士を電気接続するバスバーとを備える電源装置であって、前記バスバーが、一方の電池セルの電極端子に接続される第一接続部と、他方の電池セルの電極端子に接続される、前記第一接続部と略平行な第二接続部と、前記第一接続部から折曲された第一折曲部を介して連続する、前記第一接続部と略平行な第一中間部と、前記第二接続部から折曲された第二折曲部を介して連続する、前記第二接続部と略平行な第二中間部と、を備えており、前記第一中間部と第二中間部とが、断面視をU字状とする第三折曲部で連続して接続されてなる。
【0004】
特許文献2の電源装置は、外装缶の上面に電極端子を有する電池セルを複数積層した電池積層体と、前記複数の電池セル同士の間に介在される、絶縁性を有する複数の絶縁スペーサと、前記電池積層体の端面を覆うエンドプレートと、前記電池積層体を締結する締結部材と、隣接する電池セルの前記電極端子同士を接続する、複数のバスバーと、を備え、隣接する電池セル同士の間で、前記電極端子同士を接続するバスバーと、前記バスバーの下面で、前記電池セル同士の間に介在された前記絶縁スペーサとの間に、位置決め機構を設けてなる。
【0005】
特許文献3に記載の電池モジュールは、外面の一部が端子面となっている電池セルと、前記端子面に接合されているバスバーとを有する電池モジュールであって、前記端子面は、外周を有し前記外周の中の領域では前記外周から離れるほど高高度となっている丘状部が形成されているものであり、前記バスバーは、前記外周より小さい貫通穴が形成されるとともに、前記貫通穴の周囲の領域が、前記丘状部の形状に合わせた傘状部とされているものであり、前記丘状部に前記傘状部が接合されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2017/130705号
特開2021-163629号公報
特開2023-044375号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1~3に記載の技術では、バスバーと電極端子とが溶接により接合されており、組電池の解体作業においてバスバーを電極端子から引き剥がす際に電極端子周辺の破損に起因する液漏れを防ぐ処理をしなければならない問題がある。つまり、特許文献1~3に記載の技術では、組電池の解体が困難であるという問題がある。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、組電池の解体容易性を向上させることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明にかかる組電池の一態様は、絶縁性の樹脂で形成される複数のスペーサと、前記複数のスペーサの1つを挟んで隣り合う第1の電池セル及び第2の電池セルを含む複数の電池セルと、前記第1の電池セル側の部位と前記第2の電池セル側の部位とが対称となるようにU字型に形成され、前記第1の電池セル側の電極端子と前記第2の電池セル側の電極端子とを電気的に接続するバスバーと、を有し、前記バスバーは、前記スペーサに設けられ、前記第1の電池セルと前記第2の電池セルの電極端子設置面を跨ぐように形成されるバスバー設置台にボルト締結される締結面と、前記電極端子に押し当てられる電極接触面と、前記電極接触面と前記締結面とを連結し、弾性に起因して前記電極接触面を前記電極端子に押し当てる方向の押圧力を発生させるアーム面と、を有する。
【発明の効果】
【0010】
本発明の組電池及びバスバー部品によれば、組電池の解体容易性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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