TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025079976
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2023192898
出願日2023-11-13
発明の名称半導体装置
出願人株式会社ソシオネクスト
代理人個人,個人
主分類H01L 25/04 20230101AFI20250516BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】シリコンインターポーザ上に搭載される複数の半導体チップを、チップ面積を増大させることなくESD電流から保護する。
【解決手段】半導体装置は、基板と、基板上に設けられた複数の半導体チップとを有する。複数の半導体チップの各々は、複数種のチップ電源線と、複数種のチップ電源線に接続された回路とを有する。半導体チップの回路から出力される信号は、他の半導体チップの回路に入力される。基板は、複数の半導体チップの複数のチップ電源線にそれぞれ接続される複数の基板電源線と、複数種の基板電源線に各々が接続される複数の基板クランプ回路とを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
基板と、
前記基板に設けられた第1の基板電源線、前記第1の基板電源線とは異なる電圧が供給される第2の基板電源線、及び前記第1の基板電源線とは異なる電圧が供給される第3の基板電源線と、
前記基板に設けられ、前記第1の基板電源線と前記第2の基板電源線との間に配置された第1の基板クランプ回路と、
前記基板に設けられ、前記第1の基板電源線と前記第3の基板電源線との間に配置された第2の基板クランプ回路と、
前記基板上に設けられた第1の半導体チップ及び第2の半導体チップと、
前記第1の半導体チップに設けられ、前記第1の基板電源線に電気的に接続される第1のチップ電源線と、
前記第1の半導体チップに設けられ、前記第2の基板電源線に電気的に接続される第2のチップ電源線と、
前記第1の半導体チップに設けられ、前記第1のチップ電源線と前記第2のチップ電源線との間に配置された第1の回路と、
前記第2の半導体チップに設けられ、前記第1の基板電源線に電気的に接続される第3のチップ電源線と、
前記第2の半導体チップに設けられ、前記第3の基板電源線に電気的に接続される第4のチップ電源線と、
前記第2の半導体チップに設けられ、前記第3のチップ電源線と前記第4のチップ電源線との間に配置された第2の回路と、を有し、
前記第1の回路から出力される信号が前記第2の回路に入力される半導体装置。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記第1の半導体チップに設けられ、前記第1のチップ電源線と前記第2のチップ電源線との間に配置された第1のチップクランプ回路と、
前記第2の半導体チップに設けられ、前記第3のチップ電源線と前記第4のチップ電源線との間に配置された第2のチップクランプ回路と、を有する
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1の基板クランプ回路、前記第2の基板クランプ回路、前記第1のチップクランプ回路及び前記第2のチップクランプ回路は、過電圧の発生時に電流を流す素子を有し、
前記第1のチップクランプ回路及び前記第2のチップクランプ回路の前記素子のサイズは、前記第1の基板クランプ回路及び前記第2の基板クランプ回路の前記素子のサイズより小さい
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第1の基板クランプ回路、前記第2の基板クランプ回路、前記第1のチップクランプ回路及び前記第2のチップクランプ回路は、さらに、抵抗及びキャパシタを含むRC時定数回路を含み、
前記第1のチップクランプ回路及び前記第2のチップクランプ回路のRC時定数は、前記第1の基板クランプ回路及び前記第2の基板クランプ回路の前記RC時定数より小さい
請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記基板に設けられた第1の双方向ダイオードを有し、
前記第1の基板電源線は、前記第1の双方向ダイオードを介して電気的に接続された第4の基板電源線及び第5の基板電源線を含み、
前記第1のチップ電源線は、前記第4の基板電源線に電気的に接続され、
前記第3のチップ電源線は、前記第5の基板電源線に電気的に接続される
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第1の基板クランプ回路は、前記第4の基板電源線と前記第2の基板電源線との間に配置され、
前記第2の基板クランプ回路は、前記第5の基板電源線と前記第3の基板電源線との間に配置される
請求項5に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記基板に設けられ、前記第1の基板電源線とは異なる電圧が供給される第6の基板電源線と、
前記基板上に設けられた第3の半導体チップと、
前記第3の半導体チップに設けられ、前記第5の基板電源線に電気的に接続される第5のチップ電源線と、
前記第3の半導体チップに設けられ、前記第6の基板電源線に電気的に接続される第6のチップ電源線と、
前記第3の半導体チップに設けられ、前記第5のチップ電源線と前記第6のチップ電源線との間に配置された第3の回路と、
前記基板に設けられ、前記第5の基板電源線と前記第6の基板電源線との間に配置された第3の基板クランプ回路と、を有する
請求項5に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記基板に設けられた第2の双方向ダイオード及び第3の双方向ダイオードを有し、
前記第5の基板電源線は、前記第2の双方向ダイオードを介して電気的に接続された第7の基板電源線及び第8の基板電源線を含み、
前記第4の基板電源線は、前記第3の双方向ダイオードを介して第8の基板電源線に電気的に接続され、
前記第3のチップ電源線は、前記第7の基板電源線に電気的に接続され、
前記第5のチップ電源線は、前記第8の基板電源線に電気的に接続される
請求項7に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記基板に設けられ、前記第4の基板電源線と前記第3の基板電源線との間に配置された第4の基板クランプ回路と、
前記基板に設けられ、前記第4の基板電源線と前記第6の基板電源線との間に配置された第5の基板クランプ回路と、
前記基板に設けられ、前記第7の基板電源線と前記第2の基板電源線との間に配置された第6の基板クランプ回路と、
前記基板に設けられ、前記第7の基板電源線と前記第6の基板電源線との間に配置された第7の基板クランプ回路と、
前記基板に設けられ、前記第8の基板電源線と前記第2の基板電源線との間に配置された第8の基板クランプ回路と、
前記基板に設けられ、前記第8の基板電源線と前記第3の基板電源線との間に配置された第9の基板クランプ回路と、の1又は複数を有する
請求項8に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記基板上に設けられる第1の信号端子及び第2の信号端子と、
前記基板に設けられ、前記第1の信号端子と前記第1の回路の第1の入力端子とを電気的に接続する第1の信号線と、
前記基板に設けられ、前記第2の信号端子と前記第2の回路の第2の入力端子とを電気的に接続する第2の信号線と、
前記第1の信号線と前記第1の基板電源線との間に配置された静電気放電に対する第1の保護回路と、
前記第2の信号線と前記第1の基板電源線との間に配置された静電気放電に対する第2の保護回路と、を有する
請求項1に記載の半導体装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
複数の半導体チップ(ダイ)をシリコンインターポーザ上に搭載する技術が知られている。ダイを外部又は他のダイと接続するI/O(Input/Output)回路をダイに設ける技術が知られている。電源線と接地線との間に保護回路(クランプ回路)を配置することで、ESD(Electro-Static Discharge)電流による素子の破壊を抑制する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2021/0193647号明細書
米国特許第9245852号明細書
米国特許第8040645号明細書
米国特許第11398469号明細書
特開2013-065870号公報
米国特許出願公開第2021/0313375号明細書
米国特許第9412708号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
互いに異なる電源電圧が供給される複数の半導体チップがシリコンインターポーザ上に搭載される場合、シリコンインターポーザ及び複数の半導体チップに設けられる配線がESD電流の放電経路になる場合がある。例えば、複数の半導体チップの入出力回路間が信号線で接続される場合、半導体チップの電源線に流れるESD電流により電源電圧が変化すると、入出力回路に設けられるトランジスタ等の素子に過電圧が印加されるおそれがある。半導体チップのトランジスタ等の素子をESD電流から保護するために各半導体チップに保護回路を配置する場合、チップ面積が増大するおそれがある。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、シリコンインターポーザ上に搭載される複数の半導体チップを、チップ面積の増大を抑制しつつESD電流から保護することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様では、半導体装置は、基板と、前記基板に設けられた第1の基板電源線、前記第1の基板電源線とは異なる電圧が供給される第2の基板電源線、及び前記第1の基板電源線とは異なる電圧が供給される第3の基板電源線と、前記基板に設けられ、前記第1の基板電源線と前記第2の基板電源線との間に配置された第1の基板クランプ回路と、前記基板に設けられ、前記第1の基板電源線と前記第3の基板電源線との間に配置された第2の基板クランプ回路と、前記基板上に設けられた第1の半導体チップ及び第2の半導体チップと、前記第1の半導体チップに設けられ、前記第1の基板電源線に電気的に接続される第1のチップ電源線と、前記第1の半導体チップに設けられ、前記第2の基板電源線に電気的に接続される第2のチップ電源線と、前記第1の半導体チップに設けられ、前記第1のチップ電源線と前記第2のチップ電源線との間に配置された第1の回路と、前記第2の半導体チップに設けられ、前記第1の基板電源線に電気的に接続される第3のチップ電源線と、前記第2の半導体チップに設けられ、前記第3の基板電源線に電気的に接続される第4のチップ電源線と、前記第2の半導体チップに設けられ、前記第3のチップ電源線と前記第4のチップ電源線との間に配置された第2の回路と、を有し、前記第1の回路から出力される信号が前記第2の回路に入力される。
【発明の効果】
【0007】
開示の技術によれば、シリコンインターポーザ上に搭載される複数の半導体チップを、チップ面積の増大を抑制しつつESD電流から保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
シリコンインターポーザ上に複数の半導体チップが搭載される半導体装置の課題を説明するブロック図である。
第1実施形態における半導体装置の一例を示すブロック図である。
図2のシリコンインターポーザと各チップとの接続の概要を示す断面図である。
図2の半導体チップに搭載される内部回路の一例を示す回路図である。
図2のクランプ回路の例を示す回路図である。
図2のシリコンインターポーザ及び各チップに形成される配線及び回路の配置の一例を示す透過平面図である。
図2のシリコンインターポーザの構造の概要を示す断面図である。
第2実施形態における半導体装置の一例を示すブロック図である。
図8のシリコンインターポーザ及び各チップに形成される配線及び回路の配置の一例を示す透過平面図である。
第3実施形態における半導体装置の一例を示すブロック図である。
図10のシリコンインターポーザ及び各チップに形成される配線及び回路の配置の一例を示す透過平面図である。
第4実施形態における半導体装置の一例を示すブロック図である。
第5実施形態における半導体装置の一例を示すブロック図である。
図13のESD保護回路の一例を示す説明図である。
ESD保護回路の別の例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて実施形態を説明する。以下では、信号を示す符号は、信号線又は信号端子を示す符号としても使用される。電源電圧を示す符号は、電源電圧が供給される電源線又は電源端子を示す符号としても使用される。
【0010】
図1は、シリコンインターポーザ上に複数の半導体チップが搭載される半導体装置の課題を説明するブロック図を示す。図1に示す半導体装置SEM0は、シリコンインターポーザINTP上に複数の半導体チップCP1、CP2、CP3(チップレット)が搭載され、いわゆる2.5次元実装の形態を有する。なお、図1において、シリコンインターポーザINTP上に3つの半導体チップCP1,CP2,CP3が搭載されているが、例えば2つまたは4つ以上の半導体チップがシリコンインターポーザINTP上に搭載されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

APB株式会社
二次電池
8日前
甲神電機株式会社
変流器
14日前
株式会社東光高岳
変圧器
1日前
株式会社東光高岳
変圧器
1日前
ローム株式会社
半導体装置
10日前
ローム株式会社
チップ部品
4日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
9日前
オムロン株式会社
電磁継電器
22日前
オムロン株式会社
電磁継電器
22日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
21日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
21日前
トヨタ自動車株式会社
集合導線
10日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
9日前
APB株式会社
二次電池セルの製造方法
8日前
株式会社バンダイ
電池収容構造及び玩具
21日前
株式会社プロテリアル
シート状磁性部材
15日前
ニチコン株式会社
コンデンサ
3日前
トヨタ自動車株式会社
充電システム
10日前
日本圧着端子製造株式会社
コネクタ
2日前
新電元工業株式会社
磁性部品
4日前
三菱電機株式会社
半導体装置
9日前
新電元工業株式会社
磁性部品
4日前
株式会社AESCジャパン
二次電池
21日前
住友電気工業株式会社
ペレット
11日前
三菱電機株式会社
アレーアンテナ装置
22日前
グンゼ株式会社
導電性フィルム
7日前
TDK株式会社
電子部品
今日
株式会社村田製作所
半導体装置
21日前
TDK株式会社
電子部品
21日前
FDK株式会社
放熱構造
1日前
ローム株式会社
面発光レーザ装置
3日前
ローム株式会社
面発光レーザ装置
3日前
株式会社ダイフク
受電装置
10日前
ローム株式会社
電子装置及び実装構造体
8日前
トヨタ紡織株式会社
燃料電池セル
10日前
住友電装株式会社
ワイヤハーネス
14日前
続きを見る