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公開番号
2025078184
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-20
出願番号
2023190578
出願日
2023-11-08
発明の名称
コンデンサ
出願人
ニチコン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01G
4/32 20060101AFI20250513BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】コンデンサ素子への水分の侵入を防止する。
【解決手段】コンデンサ1は、一対の端面電極12,13を有するコンデンサ素子10と、一対の端面電極12,13に電気的に接続される一対のバスバー20,30と、一対のバスバー20,30の間に配置されて当該一対のバスバー20,30の各々を絶縁する絶縁部材40と、コンデンサ素子10、一対のバスバー20,30の一部および絶縁部材40の一部を収容空間に収容するケースと、これらを収容した収容空間に充填される封止樹脂60とを備え、絶縁部材40の一対のバスバー20,30の各々と対向する対向面の各々に凸部43a~48a,43b~48bはが形成されており、凸部43a~48aは封止樹脂60から露出し、凸部43b~48bは封止樹脂60に埋設している。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
一対の端面電極を有するコンデンサ素子と、
前記コンデンサ素子の前記一対の端面電極に電気的に接続される一対のバスバーと、
前記一対のバスバーの間に配置されて当該一対のバスバーの各々を絶縁する絶縁部材と、
前記コンデンサ素子、前記一対のバスバーの一部および前記絶縁部材の一部を収容空間に収容するケースと、
前記コンデンサ素子、前記一対のバスバーの一部および前記絶縁部材の一部を収容した前記収容空間に充填される封止樹脂と
を備え、
前記絶縁部材の前記一対のバスバーの各々と対向する対向面の各々に複数の凸部が前記封止樹脂の樹脂面と垂直な第1の方向に分離した状態で形成されており、
前記複数の凸部の少なくとも1つが前記封止樹脂に埋没している
ことを特徴とするコンデンサ。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
前記絶縁部材の前記対向面の各々に前記第1の方向に形成される前記複数の凸部を凸部群としたとき、前記凸部群が前記封止樹脂の樹脂面と平行な第2の方向における前記絶縁部材の両端部および中央部に複数列形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコンデンサ。
【請求項3】
前記第1の方向に分離した状態で形成された複数の凸部の少なくとも1つが前記封止樹脂内部に埋没し、少なくとも1つが前記封止樹脂外部に露出していることを特徴とする請求項1または2に記載のコンデンサ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、一対のバスバーの間に配置されて当該一対のバスバーの各々を絶縁する絶縁部材を有するコンデンサに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、一対の端面電極を有するコンデンサ素子と、コンデンサ素子の一対の端面電極に電気的に接続される一対のバスバーと、一対のバスバーの間に配置されて当該一対のバスバーの各々を絶縁する絶縁部材と、コンデンサ素子、一対のバスバーの一部および絶縁部材の一部を収容空間に収容するケースと、コンデンサ素子、一対のバスバーの一部および絶縁部材の一部を収容した収容空間に充填される封止樹脂とを備える、コンデンサがある。このようなコンデンサには、絶縁部材の一対のバスバーの各々と対向する対向面の各々に複数のリブを形成して、一対のバスバーを平行な状態に維持するコンデンサがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2017/146013号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、コンデンサ素子は水分含有により性能が劣化する。このため、コンデンサではコンデンサ素子への水分侵入を防ぐために、コンデンサ素子をエポキシ樹脂などの封止樹脂により封止している。
【0005】
しかしながら、絶縁部材の一対のバスバーの各々と対向する対向面の各々に高さ方向(封止樹脂の樹脂面に垂直な方向)に沿って帯状にリブを形成した従来技術では、帯状のリブとバスバーとの間に隙間がなくなることで、封止樹脂の吸い上がりが抑制される結果、一対のバスバーの各々と絶縁部材との間からコンデンサ素子へ水分が侵入する懸念がある。
【0006】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、コンデンサ素子への水分の侵入を防止することができるコンデンサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の目的を達成するために、本発明に係るコンデンサは、一対の端面電極を有するコンデンサ素子と、前記コンデンサ素子の前記一対の端面電極に電気的に接続される一対のバスバーと、前記一対のバスバーの間に配置されて当該一対のバスバーの各々を絶縁する絶縁部材と、前記コンデンサ素子、前記一対のバスバーの一部および前記絶縁部材の一部を収容空間に収容するケースと、前記コンデンサ素子、前記一対のバスバーの一部および前記絶縁部材の一部を収容した前記収容空間に充填される封止樹脂とを備え、前記絶縁部材の前記一対のバスバーの各々と対向する対向面の各々に複数の凸部が前記封止樹脂の樹脂面と垂直な第1の方向に分離した状態で形成されており、前記複数の凸部の少なくとも1つが前記封止樹脂に埋没していることを特徴としている。
【0008】
この構成によれば、絶縁部材の一対のバスバーの各々と対向する対向面の各々に複数の凸部を封止樹脂の樹脂面と垂直な第1の方向に分離した状態で形成し、複数の凸部の少なくとも1つが封止樹脂に埋没するようにすることで、バスバーと絶縁部材との間に隙間が確実に形成される。その結果、バスバーと絶縁部材との間に封止樹脂が吸い上がり、一対のバスバーの各々と絶縁部材との間からコンデンサ素子へ水分が侵入することを防止できる。
【0009】
また、前記絶縁部材の前記対向面の各々に前記第1の方向に形成される前記複数の凸部を凸部群としたとき、前記凸部群が前記封止樹脂の樹脂面と平行な第2の方向における前記絶縁部材の両端部および中央部に複数列形成されているとしてもよい。
【0010】
この構成によれば、例えば、絶縁部材の中央部が一対のバスバーのどちらか一方のバスバーに近づくように反っても絶縁部材の凸部以外の部分と当該一方のバスバーとが接触することを防ぐことができ、絶縁部材の一方の端部が一対のバスバーの一方のバスバーに近づき、絶縁部材の他方の端部が一対のバスバーの他方のバスバーに近づくように傾いても絶縁部材の凸部以外の部分と一対のバスバーの各々とが接触することを防ぐことができる。これにより、絶縁部材と一対のバスバーの各々との間の封止樹脂の吸い上がりの抑制を効果的に改善することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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