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公開番号2025069615
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-01
出願番号2023179438
出願日2023-10-18
発明の名称電磁継電器
出願人オムロン株式会社
代理人個人
主分類H01H 45/04 20060101AFI20250423BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端子の配置によらず、安定的に基板への実装が可能な電磁継電器を提供する。
【解決手段】電磁継電器は、ベースと、台座と、第1接点端子と、第2接点端子とを備える。台座は、ベースと別体であり、ベースの下方に配置される。台座は、第1孔と第2孔とを含む。第1孔と第2孔とは、それぞれ上下方向に延びている。第1接点端子は、ベースから第1孔を通って下方に延びている。第1接点端子は、台座の底面に沿って屈曲した第1屈曲部を含む。第2接点端子は、ベースから第2孔を通って下方に延びている。第2接点端子は、台座の底面に沿って屈曲した第2屈曲部を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
ベースと、
前記ベースと別体であり、前記ベースの下方に配置され、上下方向に延びる第１孔と、上下方向に延びる第２孔とを含む台座と、
前記ベースから前記第１孔を通って下方に延び、前記台座の底面に沿って屈曲した第１屈曲部を含む第１接点端子と、
前記ベースから前記第２孔を通って下方に延び、前記台座の底面に沿って屈曲した第２屈曲部を含む第２接点端子と、
を備える電磁継電器。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記台座は、
前記台座の底面に設けられ、前記第１屈曲部が配置される第１溝と、
前記台座の底面に設けられ、前記第２屈曲部が配置される第２溝と、
を含む、
請求項１に記載の電磁継電器。
【請求項３】
前記第１屈曲部と前記第２屈曲部とは、前記台座の底面において非対称に配置されている、
請求項１に記載の電磁継電器。
【請求項４】
前記第１屈曲部と前記第２屈曲部とは、前記台座の底面において、前記台座の底面の中心線の第１側方に配置されている、
請求項３に記載の電磁継電器。
【請求項５】
前記台座は、
上下方向に延びる第３孔と、
上下方向に延びる第４孔と、
を含み、
前記第３孔を通って下方に延び、前記台座の底面に沿って屈曲した第３屈曲部を含む第１コイル端子と、
前記第４孔を通って下方に延び、前記台座の底面に沿って屈曲した第４屈曲部を含む第２コイル端子と、
をさらに備える、
請求項１に記載の電磁継電器。
【請求項６】
前記第１屈曲部と前記第２屈曲部と前記第３屈曲部と前記第４屈曲部とは、前記台座の底面において、前記台座の底面の中心線の第１側方に配置されている、
請求項５に記載の電磁継電器。
【請求項７】
前記台座の底面において、前記台座の底面の中心線に対して前記第１側方と反対の第２側方に配置される補助端子をさらに備える、
請求項４又は６に記載の電磁継電器。
【請求項８】
前記台座の底面は、
第１領域と、
前記底面の長手方向に延びる第１中心線に対して、前記第１領域と対称に配置される第２領域と、
前記第１中心線に直交する第２中心線に対して、前記第１領域と対称に配置される第３領域と、
前記第２中心線に対して、前記第２領域と対称に配置される第４領域と、
を含み、
前記第１屈曲部は、前記第１領域に配置され、
前記第２屈曲部は、前記第１領域または前記第３領域に配置され、
前記第３屈曲部は、前記第３領域に配置され、
前記第４屈曲部は、前記第４領域に配置される、
請求項５に記載の電磁継電器。
【請求項９】
前記台座の底面において、前記第１領域から前記第４領域のうち、前記第１屈曲部から前記第４屈曲部が配置されていない領域に配置される少なくとも１つの補助端子をさらに備える、
請求項８に記載の電磁継電器。
【請求項１０】
前記第１屈曲部と前記第２屈曲部と前記第３屈曲部と前記第４屈曲部との少なくとも１つに設けられる補助端子をさらに備える、
請求項５に記載の電磁継電器。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、電磁継電器に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
電磁継電器には、いわゆる表面実装型のものがある。例えば、特許文献１に開示されているように、表面実装型の電磁継電器では、端子は、ベースから下方に突出しており、側方に向かって屈曲した屈曲部を有している。この屈曲部が、基板に半田付けされることで、電磁継電器が基板上に実装される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１６－２０１３０６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
電磁継電器を基板に実装する手法として、リフロー半田付けがある。リフロー半田付けでは、予め基板上に半田が付けられており、その上に電磁継電器が配置される。そして、リフロー炉において半田が加熱されることで、電磁継電器が基板に半田付けされる。このようなリフロー半田付けを用いることで、電磁継電器を効率よく基板に実装することができる。
【０００５】
しかし、上述した表面実装型の電磁継電器では、端子の配置によっては、基板上に配置した状態でのバランスが悪く、基板への実装が困難な場合がある。例えば、端子がベースの底面において非対称に配置されている場合には、電磁継電器が、基板上に置かれたときに、姿勢を保つことができず、傾いてしまうことがある。その場合、上記のようなリフロー半田付けによる実装は困難である。或いは、電磁継電器が不安定に配置されることで、基板への実装の精度が低下する可能性がある。本発明の目的は、端子の配置によらず、安定的に基板への実装が可能な電磁継電器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の一態様に係る電磁継電器は、ベースと、台座と、第１接点端子と、第２接点端子とを備える。台座は、ベースと別体であり、ベースの下方に配置される。台座は、第１孔と第２孔とを含む。第１孔と第２孔とは、それぞれ上下方向に延びている。第１接点端子は、ベースから第１孔を通って下方に延びている。第１接点端子は、台座の底面に沿って屈曲した第１屈曲部を含む。第２接点端子は、ベースから第２孔を通って下方に延びている。第２接点端子は、台座の底面に沿って屈曲した第２屈曲部を含む。
【０００７】
本態様に係る電磁継電器では、台座によって、基板上に配置されたときの電磁継電器の傾きが抑えられる。そのため、半田付け前の電磁継電器の姿勢を基板上で安定的に保つことができる。それにより、電磁継電器を安定的に基板に実装することができる。
【０００８】
台座は、第１溝と第２溝とを含んでもよい。第１溝は、台座の底面に設けられ、第１屈曲部が配置されてもよい。第２溝は、台座の底面に設けられ、第２屈曲部が配置されてもよい。この場合、台座の底面が、基板により近接して配置される。それにより、電磁継電器の姿勢を基板上で、より安定的に保つことができる。
【０００９】
第１屈曲部と第２屈曲部とは、台座の底面において非対称に配置されていてもよい。このように、電磁継電器が不安定となる端子の配置であっても、台座によって、電磁継電器の姿勢を基板上で安定的に保つことができる。
【００１０】
第１屈曲部と第２屈曲部とは、台座の底面において、台座の底面の中心線の第１側方に配置されていてもよい。このように、電磁継電器が不安定となる端子の配置であっても、台座によって、電磁継電器の姿勢を基板上で安定的に保つことができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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