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公開番号
2025099431
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023216090
出願日
2023-12-21
発明の名称
インバータ装置
出願人
オムロン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
H02M
7/48 20070101AFI20250626BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】系統から切り離されてインバータ装置から負荷に電力を供給する自立運転モードの場合においても、第1相-第3相間電圧を所定の電圧に維持できるインバータ装置を提供する。
【解決手段】本インバータ装置は、単相交流の第1の相を出力する第1の端子と、中性線に接続される第2の端子と、上記単相交流の第2の相を出力する第3の端子と、上記第1の端子と上記第2の端子との間の第1の電圧と上記第3の端子と上記第2の端子との間の第2の電圧の位相差が所定の位相差になるように、上記第1の電圧の位相及び上記第2の電圧の位相の少なくとも一方を調整する制御部と、を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
単相交流の第1の相を出力する第1の端子と、
中性線に接続される第2の端子と、
前記単相交流の第2の相を出力する第3の端子と、
前記第1の端子と前記第2の端子との間の第1の電圧と前記第3の端子と前記第2の端子との間の第2の電圧の位相差が所定の位相差になるように、前記第1の電圧の位相及び前記第2の電圧の位相の少なくとも一方を調整する制御部と、を備える、
インバータ装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
前記第1の端子と前記第2の端子間における前記第1の電圧を示すベクトルの位相を所定量変化させた第1のベクトルと、前記第2の端子と前記第3の端子間における前記第2の電圧を示す第2のベクトルを決定し、
前記第1のベクトルと前記第2のベクトルの合成ベクトルが示す電圧が、前記第1の端子と前記第2の端子との間に出力させる所望の交流電圧となるように、前記第1の電圧の位相及び前記第2の電圧の位相の少なくとも一方を調整する、
請求項1に記載のインバータ装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記第1の端子から出力される電流と前記第3の端子から出力される電流の大小を基に、前記第1の電圧の位相及び前記第2の電圧の位相の少なくとも一方を調整に用いる補正値の正負を決定する、
請求項1に記載のインバータ装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第1の電圧及び前記第2の電圧の夫々をdq変換し、前記第1の電圧に係るq軸電圧と前記第2の電圧に係るq軸電圧の双方が「0」になるように、前記第1の電圧の位相及び前記第2の電圧の位相を調整する、
請求項1に記載のインバータ装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記第1の電圧及び前記第2の電圧の夫々をdq変換し、前記第1の電圧に係るq軸電圧と前記第2の電圧に係るq軸電圧の和が「0」になるように、前記第1の電圧の位相及び前記第2の電圧の位相を調整する、
請求項1に記載のインバータ装置。
【請求項6】
電流と位相遅れ量との対応関係を記憶する記憶部をさらに備え、
前記制御部は、
前記第1の端子から出力される第1の電流に対応する第1の位相遅れ量を前記対応関係から取得し、
前記第3の端子から出力される第3の電流に対応する第3の位相遅れ量を前記対応関係から取得し、
前記第1の位相遅れ量及び前記第3の位相遅れ量を基に、前記第1の電圧の位相及び前記第2の電圧の位相の少なくとも一方を調整する補正値を決定する、
請求項1に記載のインバータ装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記第1の電圧のゼロクロス点と、前記第1の電圧を出力させる第1の電圧指令値のゼロクロス点との差を基に第1の位相遅れ量を算出し、
前記第2の電圧のゼロクロス点と、前記第2の電圧を出力させる第2の電圧指令値のゼロクロス点との差を基に第2の位相遅れ量を算出し、
前記第1の位相遅れ量及び前記第2の位相遅れ量を基に、前記第1の電圧の位相及び
前記第2の電圧の位相の少なくとも一方の調整に用いる補正値を決定する、
請求項1に記載のインバータ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、インバータ装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
直流を単相交流に変換する単相三線インバータ装置が利用されている。単相三線インバータ装置は、例えば、単相交流が出力される第1の相と第3の相、及び、中性点となる第2の相を含む。単相三線インバータ装置は、第1の相と第2の相との間、第3の相と第2の相との間、及び、第1の相と第3の相との間の夫々に負荷が接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-050215号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
インバータ装置では、例えば、第1の相と第2の相との間の第1相-第2相間電圧及び第3の相と第2の相との間の第3相-第2相間電圧が、それぞれ100V
rms
に制御される。そして、第1相-第2相間電圧と第3相-第2相間電圧との位相差は、系統から供給される交流電力の50Hzまたは60Hzの周波数を基に、180度になるように制御される。このように第1相-第2相間電圧及び第3相-第2相間電圧が制御されることで、第1相と第3相との間の第1相-第3相間電圧は200V
rms
となる。
【0005】
停電等により系統からの交流電力の供給が途絶えると、インバータ装置は、インバータ装置から負荷に電力を供給する自立運転モードに遷移する。自立運転モードでは、負荷に供給される交流電圧、周波数及び位相は、インバータ装置が生成することになる。インバータ装置に接続される負荷構成によっては、第1相-第2相間電圧と第3相-第2相間電圧との位相差が180度から変動することがある。第1相-第2相間電圧と第3相-第2相間電圧との位相差が180度から変動すると、第1相-第3相間電圧は200V
rms
に維持されなくなる。
【0006】
開示の技術の1つの側面は、系統から切り離された状態でインバータ装置から負荷に電力を供給する自立運転モードの場合においても、第1相-第3相間電圧を所定の電圧に維持できるインバータ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
開示の技術の1つの側面は、次のようなインバータ装置によって例示される。本インバータ装置は、単相交流の第1の相を出力する第1の端子と、中性線に接続される第2の端子と、上記単相交流の第2の相を出力する第3の端子と、上記第1の端子と上記第2の端子との間の第1の電圧と上記第3の端子と上記第2の端子との間の第2の電圧の位相差が所望の位相差になるように、上記第1の電圧の位相及び上記第2の電圧の位相の少なくとも一方を調整する制御部と、を備える。
【0008】
本インバータ装置によれば、系統から切り離された状態でインバータ装置から負荷に電力を供給する自立運転モードにおいて、上記第1の電圧と上記第2の電圧の位相差が上記所定の位相差になるように、上記第1の電圧の位相及び上記第2の電圧の位相の少なくとも一方が調整される。そのため、第1の電圧と第2の電圧との位相差が、上記所定の位相差で保たれる。その結果、本インバータ装置は、上記第1の端子と上記第3の端子間の電
圧を、所望の電圧に制御できる。すなわち、本インバータ装置によれば、第1の端子と第3の端子間における電圧の制御精度低下が抑制される。
【0009】
本インバータ装置は、次の特徴をさらに備えてもよい。上記制御部は、上記第1の端子と上記第2の端子間における上記第1の電圧を示すベクトルの位相を所定量変化させた第1のベクトルと、上記第2の端子と上記第3の端子間における上記第2の電圧を示す第2のベクトルを決定し、上記第1のベクトルと上記第2のベクトルの合成ベクトルが示す電圧が、上記第1の端子と上記第2の端子間に出力させる交流電圧の最大値となるように、上記第1の電圧の位相及び上記第2の電圧の位相の少なくとも一方を調整する。
【0010】
上記第1の電圧と上記第2の電圧の位相差が上記所定の位相差からずれると、上記合成ベクトルが示す電圧が上記第1の端子と上記第2の端子との間に出力させる交流電圧の最大値とは異なる値となる。このような本インバータ装置によれば、上記合成ベクトルが示す電圧が上記第1の端子と上記第2の端子との間に出力させる交流電圧の最大値となるように上記第1の電圧の位相及び上記第2の電圧の位相の少なくとも一方が調整される。その結果、上記第1の電圧の位相及び上記第2の電圧の位相差が上記所定の位相差に調整される。
(【0011】以降は省略されています)
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