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公開番号2025117252
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024011996
出願日2024-01-30
発明の名称情報処理システム、方法およびプログラム
出願人オムロン株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類G06F 16/90 20190101AFI20250804BHJP(計算;計数)
要約【課題】制御システムに生じた事象へ対処するための情報を早期に取得する。
【解決手段】システムは、複数の事象それぞれについて、当該事象への対処を記述する1つ以上の第2文を含む文書を格納する格納部を有する。システムは、第1文に基づき、格納部から、当該第1文の問合せが示す事象に対応する1つ以上の第2文を検索し、質問および設定文を含むプロンプトを入力として、当該入力のプロンプトの設定文から当該質問に関連性のある関連文を出力する言語モデルと遣り取りする。この入力のプロンプトの質問および設定文に、第1文の問合わせおよび1つ以上の第2文が設定される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
制御装置を含む制御システムにおける事象への対処を支援する情報処理システムであって、
前記情報処理システムに対して入力された情報を受付ける受付部を備え、
前記受付部が受付ける情報は前記事象を特定する事象情報を含み、
前記受付部が受付ける前記事象情報に基づき、当該事象への対処の問合わせを含む第1文を生成する生成部と、
前記制御システムに発生し得る複数の前記事象それぞれについて、当該事象への対処を記述する1つ以上の第2文を含む文書を格納する格納部と、
前記生成部が生成した前記第1文に基づき、前記格納部から、当該第1文の問合せが示す事象に対応する前記1つ以上の第2文を検索する検索部と、
質問および設定文を含むプロンプトを入力として、当該入力のプロンプトの設定文から当該質問に関連性のある関連文を出力する言語モデルと遣り取りするモデルインターフェイスと、をさらに備え、
前記言語モデルの入力の前記プロンプトの質問および前記設定文に、それぞれ、前記第1文の問合わせおよび前記検索部が検索した前記1つ以上の第2文を設定する、情報処理システム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記第1文と、前記格納部の各前記複数の事象に対応の前記1つ以上の第2文との類似度を算出する類似度算出部を、さらに備え、
前記検索部は、前記各事象に対応の前記1つ以上の第2文のうち、予め定められた条件を満たす前記類似度に対応した1つ以上の第2文を検索する、請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記情報処理システムは、前記第1文について、当該第1文に含まれる1つ以上の単語それぞれが持つ意味の分散表現を示す第1ベクトルを取得し、
前記格納部は、さらに、前記各事象に対応の各前記1つ以上の第2文に、当該第2文に含まれる1つ以上の単語それぞれが持つ意味の分散表現を示す第2ベクトルを紐付けて格納し、
前記類似度算出部は、
前記第1ベクトルと、前記格納部の前記各第2文に紐付けされた第2ベクトルとの類似度を算出する、請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記受付部が受付ける情報は、前記言語モデルから出力された前記関連文に対する評価を含む、請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記情報処理システムは、
前記言語モデルの前記入力に設定された前記格納部における前記1つ以上の第2文と紐付けられた第2ベクトルを、前記評価に基づき変更する変更部を、さらに備える、請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記変更部は、
前記評価が否定的評価であると判定したとき、前記格納部における前記1つ以上の第2文を前記検索部の検索対象から外す処理を実施する第1変更部を含む、請求項5に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記受付部が受付ける情報は、ユーザが実施した前記事象への対処を示す情報を含み、
前記変更部は、
前記評価が肯定的評価であると判定したとき、前記受付部が受付けた前記対処を示す情報を用いて、前記格納部の当該事象への対処を記述する前記1つ以上の第2文を更新する第2変更部を含む、請求項5または6に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記第1変更部は、さらに、
前記評価が否定的評価であると判定したとき、前記言語モデルの前記入力のプロンプトの設定文に設定された前記1つ以上の第2文に紐付けされた前記第2ベクトルを、前記類似度算出部の算出対象から外す処理を実施する、請求項6に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記情報処理システムは、前記言語モデルを実行するモデル実行部を、さらに備える、請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項10】
制御装置を含む制御システムにおける事象への対処を支援する、コンピュータが実施する方法であって、
前記コンピュータに対して入力された情報を受付けるステップと、
前記受付けるステップにおいて受付けられる情報は前記事象を特定する事象情報を含み、
前記受付けられた前記事象情報に基づき、当該事象への対処の問合わせを含む第1文を生成するステップと、
前記制御システムに発生し得る複数の前記事象それぞれについて、当該事象への対処を記述する1つ以上の第2文を含む文書を格納する格納部を検索するステップと、を備え、
前記検索するステップは、
前記生成するステップにおいて生成された前記第1文に基づき、前記格納部から、当該第1文の問合わせが示す事象に対応する前記1つ以上の第2文を検索するステップを含み、
前記方法は、さらに、
質問および設定文を含むプロンプトを入力として、当該入力のプロンプトの設定文から当該質問に関連性のある関連文を出力する言語モデルと遣り取りするステップと、
前記言語モデルの入力の前記プロンプトの質問および前記設定文に、それぞれ、前記第1文の問合わせおよび検索された前記1つ以上の第2文を設定するステップを含む、方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は情報処理システム、方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、生産ラインを構成する生産設備に異常(障害、エラー等)が発生した場合、作業者は、設備を異常から復旧させて早急に設備が稼働できる状態にする必要がある。特許文献1においては、作業者の進捗状況を管理する方式が開示されている。
【0003】
一方で、作業者は生産ライン等の制御システムを構成する機器を自らオペレーションすることで、異常把握に必要な情報を取得する。その上で、異常の詳細及び解消のための方策を、社内ナレッジおよびマニュアルの参照やメーカー担当者への問合わせにより把握する必要があり、機器のマニュアル参照や、メーカー担当者を通じた問合わせでは、正しい方策を把握するまでに時間がかかる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-129161号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の一つの目的は、制御システムに生じた事象について、作業者が事象へ対処するための情報を早期に取得することが可能な情報処理システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る情報処理システムは、制御装置を含む制御システムにおける事象への対処を支援する情報処理システムであって、情報処理システムに対して入力された情報を受付ける受付部を備え、受付部が受付ける情報は事象を特定する事象情報を含む。情報処理システムは、受付部が受付ける事象情報に基づき、当該事象への対処の問合わせを含む第1文を生成する生成部と、制御システムに発生し得る複数の事象それぞれについて、当該事象への対処を記述する1つ以上の第2文を含む文書を格納する格納部と、生成部が生成した第1文に基づき、格納部から、当該第1文の問合せが示す事象に対応する1つ以上の第2文を検索する検索部と、質問および設定文を含むプロンプトを入力として、当該入力のプロンプトの設定文から当該質問に関連性のある関連文を出力する言語モデルと遣り取りするモデルインターフェイスと、をさらに備え、言語モデルの入力のプロンプトの質問および設定文に、それぞれ、第1文の問合わせおよび検索部が検索した1つ以上の第2文を設定する。
【0007】
上述の開示によれば、事象への対処の問合わせが受付けられたとき、問合わせが示す事象への対処を記述した1つ以上の第2文が格納部の文書から検索される。言語モデルによって、当該問合わせに関連性のある関連文が、言語モデルを用いて取得される。したがって、作業者は、マニュアル参照やメーカーへの問合わせをせずとも、事象への対処を記述する1つ以上の第2文に関連性を持った関連文(回答)を得ることが可能になる。
【0008】
上述の開示において、情報処理システムは、第1文と、格納部の各事象に対応の1つ以上の第2文との類似度を算出する類似度算出部を、さらに備え、検索部は、各事象に対応の1つ以上の第2文のうち、予め定められた条件を満たす類似度に対応した1つ以上の第2文を検索する。
【0009】
上述の開示によれば、情報処理システムは、事象への対処の問合わせが受付けられたとき、問合わせを含む第1文との類似度であって、予め定められた条件を満たす類似度をもった1つ以上の第2文を、格納部の文書から検索することができる。
【0010】
上述の開示において、情報処理システムは、第1文について、当該第1文に含まれる1つ以上の単語それぞれが持つ意味の分散表現を示す第1ベクトルを取得し、格納部は、さらに、各事象に対応の1つ以上の第2文それぞれに、当該第2文に含まれる1つ以上の単語それぞれが持つ意味の分散表現を示す第2ベクトルを紐付けて格納する。類似度算出部は、第1ベクトルと、格納部の各第2文に紐付けされた第2ベクトルとの類似度を算出する。
(【0011】以降は省略されています)

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