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公開番号
2025129404
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-04
出願番号
2025114774
出願日
2025-06-19
発明の名称
知財出願支援AIシステム
出願人
個人
代理人
主分類
G06Q
50/18 20120101AFI20250828BHJP(計算;計数)
要約
【課題】特許・商標・意匠等の知的財産出願において、法制度の判別や書類作成に関する知識を要し、個人や中小企業のハードルとなっていた。
【解決手段】本発明は、自然言語処理、制度ナビゲーション、様式テンプレート整形、出力機能を統合し、発明内容の入力から出願書類一式の作成までを支援するAIシステムである。これにより、専門知識がなくても、知的財産出願に必要な書類を作成できる。
【効果】知財出願の専門家でないユーザーでも、発明の要点を入力するだけで、請求項・明細書・図面・要約書などを自動生成でき、出願作業の効率化・普及促進に寄与する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ユーザーが入力した発明に関する情報に基づいて、知的財産出願書類を自動生成する知財出願支援AIシステムであって、自然言語処理モジュール、ナビゲーションモジュール、テンプレート変換モジュール、提出書式整形モジュールを備え、ユーザー属性に応じて提出方式や減免申請方法を案内することを特徴とする知財出願支援AIシステム。
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【請求項2】
前記ナビゲーションモジュールが、出願対象が特許、実用新案、意匠、商標のいずれであるかを自動判別し、最適な出願構成・制度を提示する請求項1記載のシステム。
【請求項3】
前記提出書式整形モジュールが、出願書類を紙提出用のレイアウトに変換し、様式上の誤りを防止する請求項1または2に記載のシステム。
【請求項4】
前記テンプレート変換モジュールが、特許庁提出用の様式テンプレートを更新可能な状態で保持し、制度変更時に自動アップデートする請求項1~3のいずれかに記載のシステム。
【請求項5】
各モジュールをAPI形式で他の弁理士向けソフトウェアに組み込むことが可能である請求項1~4のいずれかに記載のシステム。
【請求項6】
過去の出願書類データベースと連携して、記載ミス・構成不備・拒絶理由に該当する表現を検出するフィードバック機能を備える請求項1~5のいずれかに記載のシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、知的財産出願における書類作成を支援するAIシステムに関するものであり、特に、自然言語処理技術を用いて発明内容を解析し、特許庁提出用の様式に適合した文書構成を自動的に生成する支援技術に関する。
また、本発明は、特許、実用新案、意匠、商標等の多様な出願形式に対応可能であり、出願者や代理人(弁理士)に対して書類作成の負担軽減および申請精度の向上をもたらす技術分野に属する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、個人事業主や中小企業を対象に、freee開業等のオンラインサービスが提供されており、開業届や税務関連書類の自動作成を支援する仕組みは広く普及している。
しかしながら、これらのサービスは、税務・会計に関する基本的なフォーマットの補完を行うにとどまり、知的財産の出願に必要な専門的判断や文書構成には対応していない。
特に、特許、実用新案、意匠、商標といった出願種別の選定、法制度ごとの要件判断、請求項や明細書の構造設計、図面構成の助言など、知財出願特有の複雑な記述支援機能は備えていない。
そのため、知的財産の保護を希望する多くの事業者や個人発明者は、制度や書式の煩雑さから出願を断念するか、専門家への高額な依頼に頼らざるを得ないという課題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記のように、従来の出願支援サービスでは、知的財産制度に関する専門的知識や法的判断が求められる書類作成に対応できず、個人発明者や中小企業にとって出願が非常に困難な状況にあった。
特に、制度選択の誤り、記載要件の不足、不適切な請求項の構成などが原因で、出願が却下されたり、審査で補正を求められるケースが多発していた。
したがって、自然言語による発明の入力から、制度選択、記載構成、請求項生成、様式出力までを一気通貫で支援できるAIベースの出願支援システムを構築することが課題となっている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、知的財産出願支援のためAIシステムにおいて、以下の機能群を統合的に備えることで、上記課題を解決する。
すなわち、ユーザーが自然言語で入力した発明内容に基づき、▲1▼出願種別(特許、実用新案、意匠、商標)の自動判別、▲2▼各制度に応じた出願要件・記載形式の自動提案、▲3▼請求項・明細書・図面の構成支援、▲4▼電子出力用フォーマット(Word・PDF等)への自動整形・出力を行うAIアシスタント構成を特徴とする。
また、本システムは自然言語処理エンジン、法制度判別モジュール、構成支援アルゴリズム、テンプレート整形エンジン、および出力制御機能から構成され、ユーザーは専用の対話型インターフェースを通じて、専門知識がなくても制度選択から書類出力までを一貫して実行することが可能となる。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、知的財産の出願において、専門的な知識が不要であっても、自然言語入力を通じて制度選択から出願書類の作成・整形・出力までを一貫して支援することが可能となる。
これにより、発明者や中小企業、創業者などが自ら出願手続きを行いやすくなり、出願件数の増加や権利取得の機会拡大に資する。また、弁理士等の専門家にとっても、下書き生成や初期構成案の提示などに活用できるため、業務の効率化が図られる。
さらに、特許、実用新案、意匠、商標といった複数の出願形式に対応可能な構成とすることで、幅広いユーザー層に対し、制度横断的かつ柔軟な支援を提供できるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
自然文入力から出力までの本発明の全体構成を示すMELOPASSシステムの構成図。
出願処理の各工程を段階的に示した自然言語入力から出力までのフロー図。
出願者の基本情報入力から様式整形までの支援過程を示した手続き支援フロー図。
AIキャラクターによる対話形式の支援機能の流れを示すナビゲーション構成図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
一例として、個人発明家がAI画面に「自分の考えた装置の概要」を記入すると、AIが適切な出願区分を提示し、提出書類一式をWord形式で出力する。
【0008】
別の例として、弁理士が初期ヒアリング結果をAIに入力し、請求項と明細書の下書きを生成してから手直しする用途にも適用可能である。
【0009】
さらに、中小企業の知財担当者が社内アイデアをAIに入力し、社内稟議用の簡易出願案を出力する用途にも適用可能である。
【0010】
特許庁や各国出願制度に対応したテンプレートを切り替える機能により、国内外での多様な出願ニーズに対応できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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