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公開番号
2025165442
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-05
出願番号
2024069464
出願日
2024-04-23
発明の名称
電子ペン
出願人
株式会社ワコム
代理人
個人
,
個人
主分類
G06F
3/03 20060101AFI20251028BHJP(計算;計数)
要約
【課題】コストが安価であり、加工が容易であり、細型に構成可能な芯体ホルダーを備える電子ペンを提供する。
【解決手段】導電性を備える芯体と、芯体の先端部とは反対側の後端部が嵌合される嵌合凹部を備え、芯体と電気的に結合される芯体ホルダーとを備える。芯体ホルダーは、導電性樹脂で構成され、嵌合凹部を備え、芯体と電気的に結合される導電性シャフト部材で構成されている。導電性シャフト部材に一端側が電気的に接続され、他端側が回路基板に電気的に接続される電気的接続部材を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
導電性を備える芯体と、
前記芯体の先端部とは反対側の後端部が嵌合される嵌合凹部を備え、前記芯体と電気的に結合される芯体ホルダーと、
を備え、
前記芯体ホルダーは、導電性樹脂で構成され、前記嵌合凹部を備え、前記芯体と電気的に結合される導電性シャフト部材で構成されており、
前記導電性シャフト部材に一端側が電気的に接続され、他端側が回路基板に電気的に接続される電気的接続部材を備える
ことを特徴とする電子ペン。
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【請求項2】
筒状の筐体を備え、
前記芯体は、前記筒状の筐体の軸心方向の一端側の開口から、前記先端部が外部に突出するように設けられており、
前記筐体の前記開口側の中空部内には、前記芯体の周囲を囲むように周辺電極が配設されており、
少なくとも、前記導電性シャフト部材の前記嵌合凹部に前記芯体の前記後端部が嵌合されている部分は、前記周辺電極の中空空間内に配設されていると共に、前記導電性シャフト部材の前記嵌合凹部に前記芯体の前記後端部が嵌合されている部分と前記周辺電極との間に絶縁用部材が介在されている
ことを特徴とする請求項1に記載の電子ペン。
【請求項3】
前記絶縁用部材は、前記導電性シャフト部材の前記嵌合凹部が形成されている側の、軸心方向の所定長部分を覆うように構成された絶縁用キャップ部材の構成とされている
ことを特徴とする請求項2に記載の電子ペン。
【請求項4】
前記芯体は、導電性材料で構成される中心電極と、前記芯体の前記後端部として前記中心電極の後端側を露出させる状態で、前記中心電極を覆う非導電性部材とからなる
ことを特徴とする請求項1に記載の電子ペン。
【請求項5】
前記芯体は、導電性材料で構成される中心電極と、前記芯体の前記後端部として前記中心電極の後端側を露出させる状態で、前記中心電極を覆う非導電性部材とからなり、
前記絶縁用部材は、前記導電性シャフト部材の前記嵌合凹部に嵌合されている前記芯体の前記後端部の全体を覆うように構成されている
ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の電子ペン。
【請求項6】
筒状の筐体を備え、
前記筐体内には、前記芯体の先端部に印加される圧力を検出する圧力検出部が設けられており、
前記導電性シャフト部材は、前記芯体の先端部に印加される圧力を、直接的に、あるいは間接的に、前記圧力検出部に伝達するように構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の電子ペン。
【請求項7】
筒状の筐体を備え、
前記筐体内には、前記芯体の先端部に印加される圧力を検出する圧力検出部が設けられており、
前記導電性シャフト部材は、前記圧力検出部に前記圧力を印加する押子部材を押圧するように配設されている
ことを特徴とする請求項1に記載の電子ペン。
【請求項8】
前記電気的接続部材は、導電性材料からなるコイルスプリングからなり、
前記コイルスプリングは、前記導電性シャフト部材の周囲に巻回されるように配設されていると共に、一端が前記導電性シャフト部材に係止されて前記導電性シャフト部材と電気的に接続されている
ことを特徴とする請求項1に記載の電子ペン。
【請求項9】
前記筐体は、導電性材料で構成されている筒状部と、前記開口を備えると共に前記筒状部の中空部に連通する中空部を備え、非導電性材料で構成されているペン先側のスリーブ部とが軸心方向に結合されて構成されており、
前記周辺電極は、前記スリーブ部の前記中空部から前記筒状部の中空部にまで亘る軸心方向の長さを備え、
前記周辺電極の後端側と前記筒状部との間に、前記周辺電極と前記筒状部とを電気的に分離する絶縁用部材が配されている
ことを特徴とする請求項3に記載の電子ペン。
【請求項10】
前記周辺電極は、金属で構成されている
ことを特徴とする請求項9に記載の電子ペン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、導電性を有する芯体と回路基板との間を電気的に接続する構成を備えるアクティブ静電容量方式の電子ペンに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
アクティブ静電容量方式の電子ペンにおいては、筐体内に設けられる回路基板に信号発信回路が配設されており、この信号発信回路からの信号が、導電性を有する芯体を通じて位置検出センサに送信されるように構成される。すなわち、アクティブ静電容量方式の電子ペンは、導電性を有する芯体と回路基板との間を電気的に接続する構成が必要となる(特許文献1(特表2024-507791号公報)等参照)。
【0003】
図8は、従来のアクティブ静電容量方式の電子ペン100の、上記の導電性を有する芯体101と回路基板102との間を電気的に接続する構成の例を示すものである。図8は、従来の電子ペン100において、芯体101から回路基板102のペン先側部分までの拡大断面図である。
【0004】
この例の電子ペン100の筐体(以下ペンケースという)103は、径が一定の導電性材料、この例では、導電性金属、例えばSUSからなる筒状ケース部1031と、この筒状ケース部1031のペン先側に、ペン先側になるほど先細となるテーパー状に構成されたスリーブ部1032とが結合されて構成されている。スリーブ部1032は、絶縁材料、この例では樹脂で構成されている。
【0005】
スリーブ部1032は、筒状ケース部1031の中空空間に連通する空間を有すると共に、先細の先端側が開口1032aとされており、この開口1032aがペンケース103のペン先側の開口とされている。そして、導電性を有するように構成されている芯体101が、その先端部101aがこのスリーブ部1032の開口1032aから外部に突出する状態で、電子ペン100に対して装着される。
【0006】
ペンケース103内には、当該ペンケース103の軸心方向を長手方向とするボート状の形状の樹脂からなる基板ホルダー104が、軸心方向に移動不可の状態で配設されている。この基板ホルダー104は、基板載置部を備え、細長の矩形の回路基板102が、この基板載置部上に載置されて保持される。回路基板102には、図示は省略するが、芯体101を通じて位置検出装置の位置検出センサに送出する信号を発信する信号発信回路が設けられている。そして、この基板ホルダー104のペン先側には、筒状の形状の圧力検出部ホルダー部1041が一体に形成されている。
【0007】
この例では、圧力検出部ホルダー部1041には、圧力検出部105が収納されている。圧力検出部105は、この例では、芯体101に印可される圧力(筆圧)を、静電容量の変化として検出する容量可変コンデンサの構成とされている(例えば特許文献2(特開2011-186803号公報)参照)。この圧力検出部105は、この例では、誘電体1051と、リング状のスペーサ1052と、導電性弾性部材1053とを備えて構成されている。
【0008】
すなわち、誘電体1051の一方の円形平面に形成されている第1の電極と、導電性弾性部材1053からなる第2の電極とが、誘電体1051及びリング状のスペーサ1052の中央部の空間部を挟んで対向することにより容量可変コンデンサが形成される。第1の電極は、電極端子1054を通じて回路基板102に電気的に接続されている。
【0009】
そして、導電性弾性部材1053は、芯体101に印可される圧力に応じた押圧力で押圧されることにより、第2の電極のうち、リング状のスペーサ1052の中央の空間部に位置する中央部分が誘電体1051側に弾性変形して、誘電体1051のペン先側の面に接触するようにされる。このときの第2の電極の誘電体1051との接触面積は、印可される押圧量に応じたものとなる。すなわち、誘電体1051と、当該誘電体1051を挟む第1の電極と第2の電極とで構成されるコンデンサの静電容量は、第2の電極と誘電体1051との接触面積が導電性弾性部材1053に印可される押圧力に応じて変化する。したがって、このコンデンサの静電容量を検出することで、芯体1051に印可される圧力(筆圧)を検出することができる。
【0010】
この例では、圧力検出部105の導電性弾性部材1053は、芯体101の先端部に印加される圧力(筆圧)を、芯体ホルダー106及び圧力伝達部材107を介して受けるように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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