TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025144074
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-02
出願番号2024043669
出願日2024-03-19
発明の名称受発注システム
出願人株式会社キーエンス
代理人
主分類G06Q 30/0601 20230101AFI20250925BHJP(計算;計数)
要約【課題】発注者から入力される図面ファイルが複数の図面ファイルである場合や、形式の異なる図面ファイルの場合であっても、製品毎に一つの発注用レコードとして管理し、発注できる製品の受発注システムを提供する。
【解決手段】ユーザから製品の発注を受け付ける受発注システムであって、プロセッサは、製品の図面が複数ページに亘って描画された図面ファイルを受信し、画像ファイルを取得するファイル受信部と、ファイル受信部が取得した一つの画像ファイルの各ページから、製品を識別する識別情報を画像処理により読み取る画像処理部と、画像ファイルの異なるページから読み取られた識別情報が所定の関係を満たす場合に、異なるページに図示された製品を同一の製品と見なして、一つのレコードを作成するレコード作成部と、レコード作成部で作成された複数のレコードから発注対象のレコードの選択を受け付ける発注受信部と、備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザから製品の発注を受け付ける受発注システムであって、
製品の図面が複数ページに亘って描画された図面ファイルを受信し、画像ファイルを取得するファイル受信部と、
前記ファイル受信部が取得した一つの画像ファイルの各ページから、製品を識別する識別情報を画像処理により読み取る画像処理部と、
画像ファイルの異なるページから読み取られた識別情報が所定の関係を満たす場合に、異なるページに図示された製品を同一の製品と見なして、一つのレコードを作成するレコード作成部と、
前記レコード作成部で作成された複数のレコードから発注対象のレコードの選択を受け付ける発注受信部と、
備える受発注システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の受発注システムにおいて、
前記画像処理部は、
識別情報として、画像ファイルから図番を読み取る
受発注システム。
【請求項3】
請求項2に記載の受発注システムにおいて、
前記画像処理部は、
識別情報として、図番に加え、画像ファイルから品名を読み取る
受発注システム。
【請求項4】
請求項1に記載の受発注システムにおいて、
前記レコード作成部は、
前記各識別情報が前記所定の関係を満たさない場合に、異なるページに図示された製品を別個の製品と見なし、別個のレコードを作成する、
受発注システム。
【請求項5】
請求項3に記載の受発注システムにおいて、
前記レコード作成部は、
画像ファイルの異なるページから読み取った図番が同じであっても、品名が異なる場合には、品名を識別情報として、異なるレコードを作成する
受発注システム。
【請求項6】
請求項3に記載の受発注システムにおいて、
前記レコード作成部は、
画像ファイルの異なるページから読み取った品名が異なる場合であっても、当該異なるページでページ数表記が共通する場合には1つのレコードを作成する
受発注システム。
【請求項7】
請求項2に記載の受発注システムにおいて、
前記画像処理部は、
画像ファイルから認識した単語と、辞書から読み出した単語とを比較し、読取自信度を算出し、自信度に応じて認識した単語に色情報を付ける
受発注システム。
【請求項8】
請求項1に記載の受発注システムにおいて、
前記レコード作成部は、
前記画像処理部で認識し、読取自信度が所定値以上の単語を、作成したレコードに格納する
受発注システム。
【請求項9】
請求項8に記載の受発注システムにおいて、
前記レコード作成部は、
画像ファイルの異なるページから前記画像処理部が識別情報を判定できなかった場合、判定できなかった各ページに対してそれぞれレコードを作成する
受発注システム。
【請求項10】
請求項8に記載の受発注システムにおいて、
前記レコード作成部は、
画像ファイルの一つのページから前記画像処理部が「ミラー」、「複数製品情報」および「所定の特徴の有無」のいずれかを認識した場合、当該ページに対して複数のレコードを作成する
受発注システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、製品の受発注を支援する技術に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、製品の発注処理の効率を向上させるため3D‐CADデータを用いて、製品の見積もり、発注処理を自動化する技術が開発されている。
【0003】
3D-CADデータを用いて製品の見積もり、発注を自動化する技術が開発される一方、従前どおり紙媒体を利用した製品の発注を行う事業者も多い。
【0004】
このような事業者は、デジタルデータの授受を行うシステムのセキュリティを懸念し、製品に関する3D-CADデータを外部に提供しないポリシーを有する場合もあるし、そもそも社内システムが3D-CADデータの受発注に対応していない場合もある。
【0005】
3D-CADデータを用いて発注を行わない事業者は、通常、製品図面をFAXで送信するか、図面データを添付したメールを送信し、必要に応じて電話で確認をとるといった商慣習に従って、発注を行う。実際、こういった従前の商慣習に従ってビジネスを行っている事業者は少なくない。
【0006】
従前の商慣習に従う事業者の発注には、図面のフォーマットが図面ファイルごとに異なるものや、一つのファイルに複数の製品が含まれるものも含まれる。このような事業者は発注処理の自動化技術の恩恵を受けることができない。
【0007】
受発注を行うシステムとして、発注処理後の製造工程を確認する技術が、特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
国際公開第2018/230693号(特許7216421号明細書)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1には、製造対象の製品の仕様、数量、納期を示す発注データを受信し、製造工程の画像データを、製造工程に対応付けて表示する受発注システムが開示されている。また、特許文献1には、複数の製造工程の中から特定の工程に関する発注者からの要望、あるいは要望に対する返信データを表示する技術が開示されている。
【0010】
特許文献1では、発注者は発注を行うため、製造を依頼する製品の製品名、数量、納期を、端末装置のユーザインタフェースを用いて入力すると共に、製品の仕様等に関する図面のファイル名を入力し、(特許7216421号公報、段落番号0035、0036)発注者が指定した工程を特定し、特定した工程中に撮影された画像を表示することで(同0050)、発注者が要望どおりに製品が製造されているか確認できるユーザインタフェースを提供している。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許