TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025136344
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024034851
出願日
2024-03-07
発明の名称
検査装置、検査方法およびプログラム
出願人
オムロン株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
G01N
21/88 20060101AFI20250911BHJP(測定;試験)
要約
【課題】テンプレート画像の準備に要する手間を低減可能な技術を提供する。
【解決手段】検査装置は、テンプレート画像を生成する生成部と、検査画像とテンプレート画像との比較結果に基づいて、検査画像の各画素が欠陥画素であるか非欠陥画素であるかを判定する判定部とを備える。生成部は、複数のオリジナル画像の画素の値の集合を画素ごとに特定する。生成部は、特定オリジナル画像における特定領域の指定を受けたことに応じて、特定領域に含まれる1以上の画素の各々に対応する集合において、当該1以上の画素に対応する要素を無効とする。生成部は、各画素の値として各画素に対応する集合の代表値を有するようにテンプレート画像を生成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
対象物が写る検査画像に基づいて前記対象物に欠陥が存在するか否かを検査する検査装置であって、
良品が写るテンプレート画像を生成する生成部と、
前記検査画像と前記テンプレート画像との比較結果に基づいて、前記検査画像の各画素が欠陥画素であるか非欠陥画素であるかを判定する判定部とを備え、
前記生成部は、
前記テンプレート画像の元となる複数のオリジナル画像の画素の値の集合を画素ごとに特定し、
前記複数のオリジナル画像のうちの特定オリジナル画像における特定領域の指定を受けたことに応じて、前記特定領域に含まれる1以上の画素の各々に対応する前記集合において、前記1以上の画素に対応する要素を無効とし、前記1以上の画素に対応しない要素を有効とし、
各画素の値として前記各画素に対応する前記集合の代表値を有するように前記テンプレート画像を生成する、検査装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記生成部は、前記複数のオリジナル画像のうちの注目オリジナル画像において、前記複数のオリジナル画像のうちの前記注目オリジナル画像以外の残りのオリジナル画像と比較して、異なる特徴を有する画素塊を前記特定領域の候補として提示する、請求項1に記載の検査装置。
【請求項3】
前記画素塊は、第1条件を満たす第1注目画素を含み、
前記第1条件は、前記第1注目画素の値と、前記複数のオリジナル画像における前記第1注目画素に対応する画素の値の代表値との差が第1閾値を超えるという条件である、請求項2に記載の検査装置。
【請求項4】
前記画素塊は、第2条件を満たす第2注目画素を含み、
前記第2条件は、前記注目オリジナル画像と、前記複数のオリジナル画像を合成することにより得られる合成画像との差分画像において、前記第2注目画素に対応する画素と周囲の画素との間の値の差が第2閾値を超えるという条件である、請求項2に記載の検査装置。
【請求項5】
前記画素塊は、さらに、第3条件を満たす第3注目画素を含み、
前記第3条件は、前記複数のオリジナル画像における前記第3注目画素に対応する画素の値のばらつきを表す特徴量が第3閾値を超えるという条件である、請求項3または4に記載の検査装置。
【請求項6】
前記生成部は、ユーザ入力に応じて、前記候補の拡大画像を提示する、請求項2~4のいずれか1項に記載の検査装置。
【請求項7】
前記生成部は、ユーザ入力に応じて、前記残りのオリジナル画像のうちの1つにおける前記候補に対応する領域の拡大画像を提示する、請求項6に記載の検査装置。
【請求項8】
前記生成部は、前記複数のオリジナル画像の全てにおいて、前記特定領域として指定された少なくとも1つの画素が存在することに応じて、エラー通知を出力する、請求項1に記載の検査装置。
【請求項9】
対象物が写る検査画像に基づいて前記対象物に欠陥が存在するか否かを検査する検査方法であって、
良品が写るテンプレート画像を生成することと、
前記検査画像と前記テンプレート画像との比較結果に基づいて、前記検査画像の各画素が欠陥画素であるか非欠陥画素であるかを判定することとを備え、
前記生成することは、
前記テンプレート画像の元となる複数のオリジナル画像の画素の値の集合を画素ごとに特定することと、
前記複数のオリジナル画像のうちの特定オリジナル画像における特定領域の指定を受けたことに応じて、前記特定領域に含まれる1以上の画素の各々に対応する前記集合において、前記1以上の画素に対応する要素を無効とし、前記1以上の画素に対応しない要素を有効とすることと、
各画素の値として前記各画素に対応する前記集合の代表値を有するように前記テンプレート画像を生成することとを含む、検査方法。
【請求項10】
対象物が写る検査画像に基づいて前記対象物に欠陥が存在するか否かを検査する検査方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記検査方法は、
良品が写るテンプレート画像を生成することと、
前記検査画像と前記テンプレート画像との比較結果に基づいて、前記検査画像の各画素が欠陥画素であるか非欠陥画素であるかを判定することとを備え、
前記生成することは、
前記テンプレート画像の元となる複数のオリジナル画像の画素の値の集合を画素ごとに特定することと、
前記複数のオリジナル画像のうちの特定オリジナル画像における特定領域の指定を受けたことに応じて、前記特定領域に含まれる1以上の画素の各々に対応する前記集合において、前記1以上の画素に対応する要素を無効とし、前記1以上の画素に対応しない要素を有効とすることと、
各画素の値として前記各画素に対応する前記集合の代表値を有するように前記テンプレート画像を生成することとを含む、プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、検査装置、検査方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、対象物が写る検査画像に基づいて、対象物に欠陥が存在するか否かを検査するための技術が開発されている。例えば、特開2022-131467号公報(特許文献1)は、良品のラベルが写っている画像(以下、「テンプレート画像」と称する)と、検査対象のラベルが写っている検査画像とを比較して、検査対象のラベルが良品か否かを判定する検査装置を開示している。テンプレート画像は、予め登録される。特開2015-175706号公報(特許文献2)は、所定数の画像を平均化した画像をテンプレート画像として登録することを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-131467号公報
特開2015-175706号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
テンプレート画像の一部に欠陥部分が含まれると、不良品の対象物が良品として判断され得る。そのため、ユーザは、欠陥部分を含まないテンプレート画像を準備する必要がある。例えば、特許文献2に開示の技術のように所定数の画像からテンプレート画像を生成する場合、ユーザは、所定数の画像の全てを目視検査する。そして、一部の画像に欠陥が含まれる場合、ユーザは、新たに良品が写る画像を準備し、欠陥が含まれる画像を新たに準備した別の画像に差し替える必要が生じる。ユーザは、新たに準備した画像についても目視検査しなければならない。例えば、特許文献1に開示のようにラベルを検査する場合、ユーザは、インク飛び等に起因する、意図しない場所へのインクの付着のない新たな画像を準備しなければならない。
【0005】
本開示は、このような実情を鑑みてなされたものであり、その目的は、テンプレート画像の準備に要する手間を低減可能な検査装置、検査方法およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面に係る検査装置は、対象物が写る検査画像に基づいて対象物に欠陥が存在するか否かを検査する。検査装置は、良品が写るテンプレート画像を生成する生成部と、検査画像とテンプレート画像との比較結果に基づいて、検査画像の各画素が欠陥画素であるか非欠陥画素であるかを判定する判定部とを備える。生成部は、テンプレート画像の元となる複数のオリジナル画像の画素の値の集合を画素ごとに特定する。生成部は、複数のオリジナル画像のうちの特定オリジナル画像における特定領域の指定を受けたことに応じて、特定領域に含まれる1以上の画素の各々に対応する集合において、1以上の画素に対応する要素を無効とし、1以上の画素に対応しない要素を有効とする。生成部は、各画素の値として各画素に対応する集合の代表値を有するようにテンプレート画像を生成する。
【0007】
この開示によれば、ユーザは、複数のオリジナル画像のうちの特定オリジナル画像において欠陥が含まれる場合、当該欠陥を含む領域を特定領域として指定すればよい。これにより、特定オリジナル画像中の欠陥は、テンプレート画像に影響を及ぼさない。そして、ユーザは、特定オリジナル画像に代わりに、新たなオリジナル画像を準備する必要がない。これにより、テンプレート画像の準備に要する手間が低減する。
【0008】
上述の開示において、生成部は、複数のオリジナル画像のうちの注目オリジナル画像において、複数のオリジナル画像のうちの注目オリジナル画像以外の残りのオリジナル画像と比較して、異なる特徴を有する画素塊を特定領域の候補として提示する。
【0009】
この開示によれば、ユーザは、候補を確認することにより、特定領域を指定しやすくなる。
【0010】
上述の開示において、画素塊は、第1条件を満たす第1注目画素を含む。第1条件は、第1注目画素の値と、複数のオリジナル画像における第1注目画素に対応する画素の値の代表値との差が第1閾値を超えるという条件である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
オムロン株式会社
電磁継電器
27日前
オムロン株式会社
センサシステム
8日前
オムロン株式会社
センサシステム
8日前
オムロン株式会社
サーボドライバ
19日前
オムロン株式会社
発光エンブレム
19日前
オムロン株式会社
センサシステム
8日前
オムロン株式会社
システム及び方法
8日前
オムロン株式会社
システム及び方法
8日前
オムロン株式会社
監視装置、監視方法及びプログラム
12日前
オムロン株式会社
情報処理システムおよび情報処理方法
26日前
オムロン株式会社
制御装置、制御方法、及び制御プログラム
26日前
オムロン株式会社
画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
26日前
オムロン株式会社
処理装置、処理方法、および処理プログラム
22日前
オムロン株式会社
管理システム、管理方法及び管理プログラム
12日前
オムロン株式会社
処理装置、処理方法、および処理プログラム
22日前
オムロン株式会社
モデル生成方法、推論プログラム及び推論装置
19日前
オムロン株式会社
制御装置、情報処理方法および情報処理プログラム
26日前
オムロン株式会社
物体検出装置、物体検出方法、および制御プログラム
19日前
オムロン株式会社
情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
8日前
オムロン株式会社
感震センサおよび地震検知方法、地震検知プログラム
8日前
オムロン株式会社
感震センサおよび地震検知方法、地震検知プログラム
14日前
オムロン株式会社
感震センサおよび地震検知方法、地震検知プログラム
9日前
オムロン株式会社
情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
8日前
オムロン株式会社
感震センサおよび地震検知方法、地震検知プログラム
8日前
オムロン株式会社
感震センサおよび地震検知方法、地震検知プログラム
8日前
オムロン株式会社
表示制御装置、表示制御方法および表示制御プログラム
21日前
オムロン株式会社
オドメトリパラメータ較正装置、方法、及びプログラム
26日前
オムロン株式会社
混雑制御システム、混雑制御方法及び混雑制御プログラム
9日前
オムロン株式会社
設計支援方法、設計支援装置、プログラム、及び記録媒体
27日前
オムロン株式会社
入出場管理システム、入出場管理方法、及び入出場管理プログラム
27日前
オムロン株式会社
信頼度マップ作成方法、自己位置決定方法、装置、及びプログラム
26日前
オムロン株式会社
分析支援装置、分析支援方法、分析支援プログラムおよび分析支援端末
26日前
オムロン株式会社
チケット管理システム、チケット管理方法、及びチケット管理プログラム
27日前
オムロン株式会社
外観検査システム、外観検査装置、外観検査装置の制御方法及びプログラム
27日前
オムロン株式会社
チケット管理システム、チケット管理装置、チケット管理方法、及びプログラム
29日前
オムロン株式会社
旅客流動混雑予測装置、旅客流動混雑予測方法及び旅客流動混雑予測プログラム
12日前
続きを見る
他の特許を見る