特許ウォッチ

公開番号2025152516
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024054428
出願日2024-03-28
発明の名称制御装置、情報処理方法および情報処理プログラム
出願人オムロン株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類G05B 19/05 20060101AFI20251002BHJP(制御;調整)
要約【課題】センサ値が示す意味を具現化するための技術を提供する。
【解決手段】設備を制御するための制御装置は、設備に配置されたセンサにより検出されたセンサ値を取得する第1取得部と、センサ値の属性を示す属性情報を取得する第2取得部と、属性情報に基づいて関係式を決定し、当該決定された関係式に従って、センサ値から意味付けされた値を算出する算出部とを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
設備を制御するための制御装置であって、
前記設備に配置されたセンサにより検出されたセンサ値を取得する第１取得部と、
前記センサ値の属性を示す属性情報を取得する第２取得部と、
前記属性情報に基づいて関係式を決定し、当該決定された関係式に従って、前記センサ値から意味付けされた値を算出する算出部とを備える、制御装置。
続きを表示（約 740 文字）【請求項２】
前記属性情報は、前記センサの種類と、前記意味付けされた値の範囲とを含む、請求項１に記載の制御装置。
【請求項３】
前記属性情報は、前記センサ値の範囲をさらに含む、請求項２に記載の制御装置。
【請求項４】
前記決定された関係式は、２つ以上の前記センサ値から前記意味付けされた値を算出するための定義を含む、請求項１～３のいずれか１項に記載の制御装置。
【請求項５】
前記センサ値は、タイムスタンプが付与されている、請求項１～３のいずれか１項に記載の制御装置。
【請求項６】
前記属性情報は、電子証明書に含まれている、請求項１～３のいずれか１項に記載の制御装置。
【請求項７】
設備を制御するための制御装置が実行する情報処理方法であって、
前記設備に配置されたセンサにより検出されたセンサ値を取得するステップと、
前記センサ値の属性を示す属性情報を取得するステップと、
前記属性情報に基づいて関係式を決定し、当該決定された関係式に従って、前記センサ値から意味付けされた値を算出するステップとを備える、情報処理方法。
【請求項８】
設備を制御するための制御装置で実行される情報処理プログラムであって、前記情報処理プログラムは前記制御装置に、
前記設備に配置されたセンサにより検出されたセンサ値を取得するステップと、
前記センサ値の属性を示す属性情報を取得するステップと、
前記属性情報に基づいて関係式を決定し、当該決定された関係式に従って、前記センサ値から意味付けされた値を算出するステップとを実行させる、情報処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、制御装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
産業オートメーションシステムにおいては、センサにより検出されるセンサ値に基づいて、予め定められた制御が実行される。センサ値は、検出範囲を基準とした値（例えば、５０％）であることが多い。
【０００３】
センサ値をそのまま用いて制御することもできるが、解析などを考慮すると、センサ値が示す意味や物理量を明確化しておくことが好ましい。例えば、特開２００５－１２８７２１号公報（特許文献１）は、演算処理として正規化や単位換算等のスケーリングを行うための演算テンプレートを有するデータ収集ユニットなどを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００５－１２８７２１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
上述の先行技術に開示されるように、予め定められた演算処理を常に実行するだけではなく、状況に応じた演算処理が必要になる場合もある。
【０００６】
本発明は、センサ値が示す意味を具現化するための技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の実施の形態に従う、設備を制御するための制御装置は、設備に配置されたセンサにより検出されたセンサ値を取得する第１取得部と、センサ値の属性を示す属性情報を取得する第２取得部と、属性情報に基づいて関係式を決定し、当該決定された関係式に従って、センサ値から意味付けされた値を算出する算出部とを含む。この構成によれば、センサ値から意味付けされた値を算出できるので、算出された意味付けされた値を利用する処理を汎用化できる。また、何らかの仕様変更があった場合であっても、処理アルゴリズムなどの修正を容易化できる。
【０００８】
属性情報は、センサの種類と、意味付けされた値の範囲とを含んでいてもよい。この構成によれば、センサ値から意味付けされた値を算出するための関係式をより容易に決定できる。
【０００９】
属性情報は、センサ値の範囲をさらに含んでいてもよい。この構成によれば、センサ値の範囲と意味付けされた値の範囲との対応付けを容易に決定できる。
【００１０】
決定された関係式は、２つ以上のセンサ値から意味付けされた値を算出するための定義を含んでいてもよい。この構成によれば、単一のセンサ値ではなく、２つ以上のセンサ値を用いて、目的の物理量などを算出できる。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許