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公開番号2025140967
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024040643
出願日2024-03-15
発明の名称交通管制システム、および動作切替方法
出願人オムロン株式会社
代理人弁理士法人 楓国際特許事務所
主分類H04L 12/28 20060101AFI20250919BHJP(電気通信技術)
要約【課題】道路網における交通を適正に管理できない事態の発生頻度を抑える。
【解決手段】第1端末対応装置、および第2端末対応装置は、第1ネットワークで中央装置と接続され、且つ第2ネットワークでルータと接続され、中央装置と交通端末との間でデータを送受信する送受信処理を行う。第1端末対応装置は、第2端末対応装置から待機指示が通知されていないとき送受信処理を実行し、第2端末対応装置から待機指示が通知されると送受信処理を停止する。第2端末対応装置は、中央装置が第1ネットワークで接続されていることが確認でき、且つ第1端末対応装置と第1ネットワークで接続されていることが確認できなかった場合、送受信処理を開始する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
道路網に設置されている複数の交通端末を活用して、前記道路網における交通を管理する中央装置と、
前記道路網に設置されている交通端末と通信回線を介して接続されたルータと、
第1ネットワークで前記中央装置と接続され、且つ前記第1ネットワークとは異なる第2ネットワークで前記ルータと接続され、前記中央装置と前記交通端末との間で前記ルータを介してデータを送受信する送受信処理を行う第1端末対応装置、および第2端末対応装置と、を備え、
前記第1端末対応装置は、前記第2端末対応装置から待機指示が通知されていない第1状態であるとき、前記送受信処理を実行し、前記第2端末対応装置から前記待機指示が通知された第2状態であるとき、前記送受信処理を停止する主系動作制御部を備え、
前記第2端末対応装置は、前記中央装置、および前記第1端末対応装置のそれぞれに対して、前記第1ネットワークで接続されているかどうかを確認する疎通確認を行い、前記中央装置と前記第1ネットワークで接続されていることが確認でき、且つ前記第1端末対応装置と前記第1ネットワークで接続されていることが確認できなかった場合、前記送受信処理を開始し、前記送受信処理を開始した後に、前記疎通確認で前記第1端末対応装置と前記第1ネットワークで接続されていることが確認できたとき、前記待機指示を前記第1端末対応装置に通知する従系動作制御部を備えている、
交通管制システム。
続きを表示(約 2,700 文字)【請求項2】
前記従系動作制御部は、前記送受信処理を開始した後に、前記第1端末対応装置と前記第1ネットワークで接続されていることが確認できていない場合であっても、前記第1端末対応装置と前記第2ネットワークで接続されていることが確認できれば、前記待機指示を前記第1端末対応装置に通知する、請求項1に記載の交通管制システム。
【請求項3】
道路網に設置されている複数の交通端末を活用して、前記道路網における交通を管理する中央装置と、
前記道路網に設置されている交通端末と通信回線を介して接続されたルータと、
第1ネットワークで前記中央装置と接続され、且つ前記第1ネットワークとは異なる第2ネットワークで前記ルータと接続され、前記中央装置と前記交通端末との間で前記ルータを介してデータを送受信する送受信処理を行う第1端末対応装置、および第2端末対応装置と、を備え、
前記第1端末対応装置は、前記第2端末対応装置から待機指示が通知されていない第1状態であるとき、前記送受信処理を実行し、前記第2端末対応装置から前記待機指示が通知された第2状態であるとき、前記送受信処理を停止する主系動作制御部を備え、
前記第2端末対応装置は、前記ルータ、および前記第1端末対応装置のそれぞれに対して、前記第2ネットワークで接続されているかどうかを確認する疎通確認を行い、前記ルータと前記第2ネットワークで接続されていることが確認でき、且つ前記第1端末対応装置と前記第2ネットワークで接続されていることが確認できなかった場合、前記送受信処理を開始し、前記送受信処理を開始した後に、前記疎通確認で前記第1端末対応装置と前記第2ネットワークで接続されていることが確認できたとき、前記待機指示を前記第1端末対応装置に通知する従系動作制御部を備えている、
交通管制システム。
【請求項4】
前記従系動作制御部は、前記送受信処理を開始した後に、前記第1端末対応装置と前記第2ネットワークで接続されていることが確認できていない場合であっても、前記第1端末対応装置と前記第1ネットワークで接続されていることが確認できれば、前記待機指示を前記第1端末対応装置に通知する、請求項3に記載の交通管制システム。
【請求項5】
道路網に設置されている複数の交通端末を活用して、前記道路網における交通を管理する中央装置と、
前記道路網に設置されている交通端末と通信回線を介して接続されたルータと、
第1ネットワークで前記中央装置と接続され、且つ前記第1ネットワークとは異なる第2ネットワークで前記ルータと接続され、前記中央装置と前記交通端末との間で前記ルータを介してデータを送受信する送受信処理を行う第1端末対応装置、および第2端末対応装置と、を備え、
前記第1端末対応装置は、前記第2端末対応装置から待機指示が通知されていない第1状態であるとき、前記送受信処理を実行し、前記第2端末対応装置から前記待機指示が通知された第2状態であるとき、前記送受信処理を停止する主系動作制御部を備え、
前記第2端末対応装置は、前記第1ネットワークで接続された前記中央装置、および前記第1端末対応装置のそれぞれに対して疎通確認を行うとともに、前記第2ネットワークで接続された前記ルータ、および前記第1端末対応装置のそれぞれに対しても疎通確認を行い、前記中央装置、および前記ルータと接続されていることが確認でき、且つ前記第1ネットワークまたは前記第2ネットワークで前記第1端末対応装置と接続されていることが確認できなかった場合、前記送受信処理を開始し、前記送受信処理を開始した後に、前記疎通確認で前記第1ネットワークまたは前記第2ネットワークで前記第1端末対応装置と接続されていることが確認できたとき、接続されていることが確認できたネットワークで前記待機指示を前記第1端末対応装置に通知する従系動作制御部を備えている、
交通管制システム。
【請求項6】
前記主系動作制御部は、前記第2状態である場合、非待機指示が入力されると、前記第1状態に戻す、請求項1~5のいずれかに記載の交通管制システム。
【請求項7】
前記従系動作制御部は、前記待機指示を前記第1端末対応装置に通知した後、前記第1端末対応装置の復旧完了が入力された場合、前記非待機指示を前記第1端末対応装置に通知する、請求項6に記載の交通管制システム。
【請求項8】
前記従系動作制御部は、前記待機指示を前記第1端末対応装置に通知した後、前記第1端末対応装置の復旧完了が入力された場合、実行中の前記送受信処理を停止する、請求項7に記載の交通管制システム。
【請求項9】
前記交通端末には、交差点に設置されている信号灯器の灯色信号の切り替えを制御する信号制御装置が含まれる、請求項1~5のいずれかに記載の交通管制システム。
【請求項10】
道路網に設置されている複数の交通端末を活用して、前記道路網における交通を管理する中央装置と、
前記道路網に設置されている交通端末と通信回線を介して接続されたルータと、
第1ネットワークで前記中央装置と接続され、且つ前記第1ネットワークとは異なる第2ネットワークで前記ルータと接続され、前記中央装置と前記交通端末との間で前記ルータを介してデータを送受信する送受信処理を行う第1端末対応装置、および第2端末対応装置と、を備える交通管制システムにおいて、
前記第1端末対応装置の主系動作制御部が、前記第2端末対応装置から待機指示が通知されていない第1状態であるとき、前記送受信処理を実行し、前記第2端末対応装置から前記待機指示が通知された第2状態であるとき、前記送受信処理を停止する処理を行い、
前記第2端末対応装置の従系動作制御部が、前記中央装置、および前記第1端末対応装置のそれぞれに対して、前記第1ネットワークで接続されているかどうかを確認する疎通確認を行い、前記中央装置と前記第1ネットワークで接続されていることが確認でき、且つ前記第1端末対応装置と前記第1ネットワークで接続されていることが確認できなかった場合、前記送受信処理を開始し、前記送受信処理を開始した後に、前記疎通確認で前記第1端末対応装置と前記第1ネットワークで接続されていることが確認できたとき、前記待機指示を前記第1端末対応装置に通知する処理を行う、動作切替方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、道路網に設置されている複数の交通端末(例えば、信号制御装置、案内板、車両感知器、車番読取装置)を活用して、道路網における交通を管理する技術に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、道路網における交通を管理する交通管制システムがあった。交通管制システムは、例えば特許文献1に示されているように、交通管制センタに設置された中央装置と、道路網に設置された複数の交通端末とを備えている。交通管制システムは、道路網を構成する道路の複数の地点に、その地点に応じた種類の交通端末を設置している。交通端末は、例えば信号制御装置、案内板、車両感知器、車番読取装置である。中央装置は、車両感知器、車番読取装置等から送信されてきた検知データを基に、道路網における交通状況(渋滞が発生している区間、予め定められた2地点間の旅行時間等)を推定する。また、中央装置は、推定した交通状況をドライバに通知するための案内(メッセージ)の表示データを案内板に送信したり、交通状況を改善させる(例えば、渋滞の発生を抑制する)信号制御パラメータを信号制御装置に送信したりする。
【0003】
交通管制システムは、道路網に設置されている交通端末が非常に多いことから、交通端末をグループに分割し、分割したグループ毎に端末対応装置を割り当てている。端末対応装置は、割り当てられているグループに属する交通端末と中央装置との間におけるデータの送受信(データ通信)を制御する。具体的には、端末対応装置は、交通端末と中央装置との間で送受信されるデータを中継する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3456170号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、中央装置、および交通端末が正常に動作している状況であっても、端末対応装置に何らかの障害が生じたとき、この障害が生じた端末対応装置に割り当てられている交通端末と中央装置との間でデータを送受信できない事態になる。例えば、中央装置では、障害が生じた端末対応装置に割り当てられている車両感知器や車番読取装置等からの検知データが欠落するので、道路網における交通状況(渋滞の発生有無、渋滞の長さ等)の推定精度が低下する。また、中央装置は、障害が生じた端末対応装置に割り当てられている案内板に対する表示データの送信や、障害が生じた端末対応装置に割り当てられている信号制御装置に対する信号制御パラメータの送信も行えない。
【0006】
このように、従来の交通管制システムは、中央装置、および交通端末が正常に動作している状況であっても、端末対応装置に障害が生じると、道路網の交通状況を適正に管理できなかった。また、上記した通り、交通管制システムは、交通端末を分割したグループ毎に端末対応装置を割り当てていることから、多数の端末対応装置を備えている。このため、ある程度の頻度で、いずれかの端末対応装置で障害が生じている。
【0007】
この発明の目的は、中央装置が道路網における交通を適正に管理できない事態になるのを抑制する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
交通管制システムは、上記目的を達成するため以下に示すように構成した。
【0009】
中央装置は、道路網に設置されている複数の交通端末を活用して、道路網における交通状況を管理する。交通端末の種類は、信号制御装置、案内板、車両感知器、車番読取装置等、様々である。道路網には、設置場所に応じた種類の交通端末が設置されている。
【0010】
ルータは、道路網に設置されている交通端末と通信回線を介して接続される。この通信回線は、公衆回線であってもよいし、専用回線であってもよい。また、通信回線は、有線であってもよいし、無線であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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